つながる つなげる

✨🌈I can fly with you🌈✨

面談DAY3

2023-06-30 18:00:00 | シングルマザー
3人の子供たち、それぞれ性格はもちろん違いますが、娘のあーちゃんにおいては、洞察力が鋭いところがあり、幼いころから”見る視点”がちょっと独特だな、、と感じることが多々ありました。
 
以前もblogで紹介したサンタさんのブーツがナイキだったと指摘した件。
お店で買い物をしたら、お店を出た後に「店員さんのネイル可愛かったね」と呟く小学1年生。
そして、一度お会いした方の顔認識も半端なく、いつどこでどのタイミングで会った人・・ということも
その時に発したセリフと共に事細かに覚えている、、そんな女の子でした。
 
さて、前回からの続編で面談DAYのお話ですが、
家庭裁判所調査官がアパートで子供達にそれぞれ聴取するという事になり、
子供達にとって初めて会う家庭裁判所調査官となりますが、面談の内容はもとより、
あーちゃんはおもてなしする気満々で、お盆にアイスコーヒー、おしぼりをスタンバイして出番をいまかいまかと待っていました。
 
ピンポーン!
 
は~いあーちゃんがドアを開けると、

「こんにちは」

調査官の後ろから女性の補佐官も顔を出す。

あーちゃんびっくり
1人分のおもてなしセットしか準備していなかったので、
”ママ!どうする?!どうしたらいい?”そんな表情で私に訴えかけるあーちゃん。
 
ひとまず、こちらへどうぞ、と”客間”に通したあと、あーちゃんは玄関に戻り、お二人の靴を揃えて…
 
突然の人数増加に一瞬焦りつつも、急遽もう1セット準備してそつなくお盆に載せる。
あーちゃん、そそとして”客間”でお茶を出す。上手上手。
 
このあたりの所作、女の子だなぁと感心しつつ、いよいよそれぞれの面談がスタートするわけですが・・・
 
順番としては、待ちくたびれてはいけないので、一番手はあーちゃん。
 
次いで次男くん、ラストが長男。
 
あーちゃんの面談が終わり、”客間”から出てくると、入れ替わりに次男くんが入室。
あーちゃんはそのままキッチンの方へ・・・
 
隣の部屋で待機していた私は、あーちゃんの様子が気になりますが、あーちゃんは待機室に戻らず、キッチンから私を手招きしています。
 
んっ?
どうした??
 
「ママっ ママっ 来てっ!来てっ!」
 
面談中のお部屋に配慮して、小声で、でも早く気づいて!とばかりに切迫しています。
 
玄関に立つあーちゃんの元へ歩み寄ると、、、
 
綺麗に揃えられた家裁調査官と補佐官お二人の靴を指さし、
 
「見てっ!!」
 
何なに・・・どうした!?
 
「よく見てって!」
 
言われた通り、よく見ると・・・
 
調査官の靴・・・上げ底・・・
 
えっ!? これはもしや。。。噂の・・・と思った瞬間
 
「ママっ!これシークレットシューズやろ
 
「しーっ
 
「あーちゃん、初めて見た

 
いやいや、そこに注目できるあなたの洞察力よ。
私も初めて見ましたもの。
 
言われてみれば、、なのですが、調停の時は座っているのであまり気にならず・・・
ただ、女性の補佐官はかなりな長身でスラっとしていて、細身のパンツスーツをサラッと着こなし、
そりゃぁ二人でご出張となれば、少しは見栄えよく歩きたいものね。そのプライドわからないでもないわ。。。
 
そんなことを想いつつ、あーちゃんとしげしげと眺めていたら、
おっと、次男くんの面談終了。
 
いけない、玄関から離れなければ・・・
急いで待機室へ戻り、最後に長男のターン。
 
もうね、それからはシリアスな子供たちの面談内容よりも、シークレットシューズのインパクトがあまりに強くて、靴を脱いで上がった時に女性補佐官は気づいたのだろうか?とか、
あーちゃんが靴を揃えたことでバレた!?と感じるのだろうか、娘にはわかるまいと思うのだろうか、、とか・・・
 
最後に総括をされて、ではこれで私たちはお暇します、、そう立ち上がり、
思わず目線のやり場に苦慮し、、
 
靴を履かれる時も他人事ながらドキドキ・・・
慣れていらっしゃるようで、スムーズにPUT ON!
 
そして、アパートの階段を降り、駅へ向かう後ろ姿に深々と頭を下げ、、、
 
再び頭を上げると、やっぱり見ちゃいますよね~
女性補佐官とのバランス。
 
その後ろ姿には、男と見栄とプライドと、並々ならぬ努力の結晶?の人生が垣間見えた気がしました。
 
というわけで、その後、家庭調査官との面談どうだった?と聞かれるたびに、
それがさぁ~  と、先にインパクト大な話題から口にしてしまういけない私・・・。
 
今はコンプレックスをチャームポイントにもできるツールもたくさんありますし、
美容整形もシミも皺も、お金をかければいかようにでもなりたい自分を手に入れられます。
多様性の時代ですからね。
 
それにしても、、当時小学3年生のあーちゃんが、どこでその存在を知ったのかは・・・謎です。
 

 
さて、少し更新が開いてしまいました。
仕事が忙しかったのもありますが、4月に新社会人となった次男くんの配属先が決まり、7月から赴任先に引っ越すことに。
と、同時に長男とあーちゃんもそれぞれ一人暮らしに戻る事になり、
物件探しから引越し手続きからちょっとバタバタしていました。
この夏からまた4世帯スタートです。
母さん頑張るばい💪

忙しいながらも梅雨の晴れ間に森のレストランへ。
自然豊かな緑に囲まれてのスリランカカレーは時間を忘れさせてくれる味でした。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

面談DAY2

2023-06-13 09:11:24 | シングルマザー

調停3つ裁判1つ…

まるで"おおかみこどもの雨と雪"に出てくるおまじないのような響きですが…
 
おみやげみっつたこみっつ
 
響きはなんとなくそれっぽく、お母さんが一人で子育てに奮闘するところなんか共感できたりして。
 
当時黒いため息ばかりの毎日だったはずが、12年前を振り返った今、雨と雪を観終わった感情に似てくるのですから不思議な物です。
でもそれは、やはり末っ子あーちゃんの持って生まれた感性によるものだと思います。
 
子供たちを守る為に家を出たのに、子供に会わせろと要求してくる元夫。
それならばと、家庭裁判所調査官が、直接子供たちの意見を聴きましょう、ということになり、、、
 
以下当時のblogより
        
 
家裁調査官がやってくるというその日、
夏休みに予定されていた子供達それぞれの個人面談も先生にスケジュールを調整してもらい、
その日は小学校であーちゃん、次男の個人面談を実施→中学校で長男の個人面談を実施→
急いでアパートに戻って家裁調査官と3人の面談・・・

まさしくその日は“面談DAY”

仕事をしながらの裁判・調停を抱えつつ、弁護士との打ち合わせ、参観・懇談・修学旅行説明会に学童の保護者会・プール当番・・・
年休をとるのもままならず、ほとんどを半休で乗り切り、それでも貴重な半休に予定をびっしり詰め込んで、
なんとか一度で済まそうとした結果、いつもハードスケジュールとなってしまう。

仕事も半ば中途半端気味に切り上げ、バタバタと小学校の廊下を突き進む。

あーちゃんも次男も無理無理先生に都合をつけてもらっての個人面談なので、
深く頭を下げて、それぞれの学校の様子を聞き、家庭での現状報告をしていたら、あっという間に予定終了時刻を過ぎていた。

あーちゃんも次男も学校では明るく、家庭の影を微塵にも見せないという話。
よかった。少なからず元夫と同居していた頃より“平和な毎日”のはずだから。

ハンカチで汗を拭いながら、中学校へ向かう。
中学校は3者面談の為、長男との待ち合わせの場所に・・・長男が見当たらない

部活の終了時間が微妙だったので、一度家に帰るか、そのまま学校で待つか、
いずれにせよ13時半に学校で待ち合わせ。
時間は30分オーバー。
長男の友達を捕まえて所在を聞いても皆首を振って見かけてないという。

困った…
三者面談の後には今日のメインイベントの調査官との面談があるのに・・・

とりあえず、3者→2者面談で始める。

すると見知らぬ携帯番号からの着信があり、いつもなら知らない番号は出ないけど、
状況が状況なだけに、面談中失礼して出て見ると・・・

「あ、俺」と長男。

「今どこ!?ってか誰の携帯よ!

聞けば、部活が早々に終わってアパートに戻ったけど、
鍵がない!
ということで私が帰ってくるのを待てど暮らせど現れず、待つこと1時間

アパートのお隣の方がおかしいな?と思ってくれたらしく、
鍵がないの?携帯貸そうか?と愛の手を差し出してくれたらしい。

もう~っ!よりによってこんな日に。

お隣さんへお礼を言って、再度学校まで“ランニング”で来るように命じ、かろうじて3分ほど3者面談終了。

急げ急げ!小学校で下2人をピックアップして、狭いアパートの室内をクーラーで一気に冷やす。

とりあえず、調査官が座って見渡せるエリアは片付けて、
あーちゃんはおもてなし用としておしぼり、アイスコーヒーをスタンバイ。

そして新喜劇さながらのドタバタ劇にピンポーンとアナログチックなチャイム音が鳴り、
は~いあーちゃんがドアを開けると、

「こんにちは」

調査官の後ろから女性の補佐官も顔を出す。

あーちゃんびっくり
1人分のおもてなしセットしか準備していなかったので、
”ママ!どうする?!どうしたらいい?”そんな表情で私に訴えかけるあーちゃん。
突然の人数増加に一瞬焦りつつも、急遽もう1セット準備してそつなくお盆に載せる。
あーちゃん、そそとして”客間”でお茶を出す。上手上手。

調査官は3人を呼んで
「君達の意見が全てを左右するわけではなく、参考にさせてもらうだけなので、
何も気にせず、思ったこと、感じたことをそのまま聞かせて下さい。」

そう言って1人1人の面談へと進んだ。

狭いアパート、隣の部屋での話し声は丸聞こえではないけれど、
少なからず、何かを話しているというニュアンスは壁を通して伝わってきた。

私も面談後すぐに“どうだった?”と聞くのもえげつないかな、と、気になり度MAXだったにもかかわらず、敢えて触れないまま3人の面談は無事終了。

最後に私だけが呼ばれて、
「おおよそお母さんから聞いていた話と相違ありません。新たなお話もあれば、同じ話のことも多々あり・・・ひとまず調査報告書でご確認下さい」とのこと。

これで少なからず面会交流の調停は一区切りになるはず。

これまで私の主張は離婚したいがためと捉えられがちだったところ、真実が明らかになる。
覚悟して知るべし!
        
 
調査報告書については、その後の調停にて目を通すことになります。
覚悟して知るべし!と思っていた私ですが、私も覚悟が必要でした。
果たして子供たちは何を語り、主張したのか・・・
 
しかし、この日、最もインパクトの強い出来事が、家庭調査官の面談中に起こったのです。
 
つづく・・・

見出し画像は散歩コースの一コマです。
木々のトンネルを抜ける空が希望を感じさせてくれます。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

面談DAY1

2023-06-11 11:00:00 | シングルマザー
民事手続き全面IT化…
先日衆院本会議で可決、成立した改正法です。
昨年、民事裁判は提訴から判決までオンライン化が成立していましたが、裁判の手続き全体もオンライン化になる、、というお話です。
書類の申請はメールや電子ファイルでオンライン利用となり、記録は原則データ化され、当事者は自宅からアクセスできるようにする・・・とのこと。
申立書はEメールで、口頭弁論はWEB会議で、記録は電子化。
時代ですね・・・。
 
私は元夫と3つの調停、裁判を経て離婚した経緯があります。
当時はまぁ事が運ぶのが遅くて遅くて。
もどかしくもあり、慎重に考えなさいという期間でもあるのかな、とか、
もう取り下げますと諦めさせる時間稼ぎなのかな、とか、とにかく苦悶の日々だったのですが、
オンライン化ですと言われたら、、、そんな深い意味はなかったのか、なんて。

これからは苦悶の日々の短縮とスピード解決が実現しそうで良かったです。
 
さて、前々回、家庭裁判所調査官について少し記載しました。
子供たちを守りたい一心で離婚を決意しましたが、
元夫は全面否定で、子供たちの話を聞く必要があるとの判断で、家庭裁判所調査官の登場!となった訳ですが…
 
今日はその続きです。
 
以下当時のblogより
         
 
家裁調査官が自宅にきて子供達と面会をするということで・・・

調査官は訴状を見て我が家の現状を把握するのか?
調停の内容で判断されるのか?
全体像をどうやって掴むのか?

調査官はいわゆる裁判所の“遣い”です。
その報告書に記載されることが何を意味するのか・・・
それには細かい事情までを知ってもらう必要がある、というのに知る術は何なのか?

と思っていたら、「子供達との面会の前にお母さんから事情を伺いたい」と申し入れがありました。
そうだよね、そうじゃないとわかってもらえない、と。

訴状はあくまで離婚についてのこちらの主張であり、その中の面会交流については訴状の一部でしかなく、調査官が書面で実情を理解しようとするには情報が乏しいはずでした。

そこで家庭裁判所へ赴き、話すこと2時間あまり。

子供と父親との関係について
子供達の意思確認
児童相談所への電話相談
県の女性センターへの面会相談
交番へ相談
そして調停
弁護士依頼
裁判
 
これまでの経緯を説明し、子供にとって元夫が父親であり、私が母親であるということは変えがたい事実であり、夫婦としては成立することが難しい状況になったけれど、できれば父親・母親に対してそれぞれに同じ想いを抱いて育って欲しい。
願わくば父親に対して“憎しみ”という感情を持たずに成長して欲しい。

そう締めくくったら、
 
「私もそう思います」

調停の場では若干冷たい印象だった男性の調査官は今回は深く頷いている様子でした。

傍らには新人の女性調査官が“補佐”という立場で座っていて、
私の話に同情するかのようにため息まじりにメモをとっていました。

あとは子供達が証言してくれるのみ。
 
子供達の口から“家を代わって欲しい”という話が出れば少し進展するかもしれませんね、
と弁護士の先生は「言わせてみたら?」といわんばかりに示唆したけれど、
私はそういう卑怯な手は使いたくなかったのです。
正々堂々と。正義は勝って欲しいから。
子供達には言いたいことを自由に言っていいのよ、とだけ伝えて面会の日を待ちました。
 
        
 
当時、私と子供たち3人は元夫から逃げるように家を飛び出しアパート暮らしをしていました。
別居したことで安心して眠れる場を確保できたことが何よりでしたが、
家を出るや否や、元夫は給与口座を変更し、一切の生活費を入れなくなり、戸建てに居座り続けることになるのですが、これが一つのキーとなります。
 
面会交流とは”こどもの福祉において”検討すべきことであり、子供本人の権利です・・・とことあるごとに言われました。
 
しかしながら、
会わせないなら婚姻費用は払わない
婚姻費用を払わないなら会わせない というループに陥りがちです。
 
加えて我が家の場合、
家を変わらないなら会わせない
会わせないなら家は変わらない というループにも陥りがち…
 
私が意地になって会わせないとしているわけではなく、
安心して会わせられない理由があり、子供たちが会いたいと思うか、、なのです。
 
兵糧攻めにて生活はどんどん困窮していきます。
アパートに住んでいることを子供たちは友達にどう説明しているのか…
やりきれない思いを抱えている時に言われたのが
 
「子供達の口から“家を代わって欲しい”という話が出れば少し進展するかもしれませんね」という弁護士先生の言葉でした。
 
先生、そんなことで”やつ”が動くなら、とっくに解決していますよ。
モラルハラスメントとは、モラ夫とは、、、当時まだ市民権を得ていなかった頃なので、若い弁護士先生には色々と衝撃だったかもしれません。

面談が予定されていたのは、夏のとても暑い日でした。
この日のことを思い出す度、いつもクスッと笑ってしまうのですが、その話は分けて書きたいと思います。
 
ヘビーな内容になってしまったので、
可愛いヘビイチゴの写真をヘビ繋がりで



 
見出し画像は散歩の途中道端で見つけた木苺の一種。
Googleカメラで調べてみたらナワシロイチゴと表示されました。



我が家の木苺もたくさん収穫させてもらってます。



可愛い😍
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土曜日の登校日

2023-06-04 08:30:00 | シングルマザー
5月末、今週末あたり運動会が企画されている学校も多いのではないでしょうか。

我が家の子どもたちも保育園は秋開催でしたが、中学校、小学校は5月末開催でした。

かれこれ12年前の話にはなりますが、当時元夫と別居中の私と子どもたち3人は小さなアパートで暮らしていました。

そんな生活も3ヶ月を経とうとしていた、今日はその頃のお話です。

以下、当時のblogより、

       

アパートに引っ越してからの初の運動会が近づいた土曜日、運動会の準備にて小学校は登校日でした。

しかし、あいにくの雨。

それでも次男くん、あーちゃんは「いってきまーす!」の声を響かせて小学校組みは元気に登校。

この「見送る」光景は以前にもblogでお話しした事がありますが、毎朝子供達よりも先に出社する私にとってはとても“稀”であり、貴重な光景です。

しかも、何かしらの用事の為に年休をとって私だけ休み日という訳ではなく、
土曜日というれっきとした!?休業日に対し、
学校行事の登校日ということで、正真正銘、私だけの休日

加えて長男の野球部も試合は雨で中止になりましたが、午前中だけ室内トレーニングとなって、いつも通り6時半には家を出ていました。

私だけの私のために使える時間・・・
どれくらいぶりだろう・・・

といっても半日だけですが

早々に家事を終わらせ、貴重な時間を何に使うか・・
結局PCの前に座ったり、雨音を聞きながら読書したり・・・

あっという間に午前中がすぎ、
時計を見れば・・・
いけない!
あーちゃんのお迎えの時間!

慌てて出かける準備をする。

5年生の次男くんは、、初の“お弁当の日”にて、子どもたちが自分でお弁当を作るという企画の日だったので、朝からおにぎりと“一品”をこしらえて、下校は14時過ぎの予定。

一方あーちゃんは午前中で下校。
学童も今日は“ママがいるから”行かない。

すると、

「ママ、途中まで迎えにきとって!
あーちゃんそこから1人になるけん」

アパートへ引っ越してきたはいいけれど、
その場所は、実は道一本挟んで校区外でした。。。

いつもは学童組と一緒に帰ってくるし、
校区外の寸前までお友達と一緒だけれど、
今日は学童組ではなく、皆と一緒の下校。

時計を見て慌てて待ち合わせの場所へ向かうと、

ボチボチ小学生の傘の花が見えてきました。

雨の中傘をさして待っていると
「あーちゃんのママ!」
声をかけてくれるあーちゃんのお友達。

子供達の下校時間に遭遇することも滅多にないので皆の下校姿に目を細めていたら、

遠くにあーちゃんのレインコート姿を発見
と同時に、あーちゃんの目にも私の姿を認識できたとあって
とたんに駆け足になって近づいてくる。

満面の笑顔
うれしさ100%前面に押し出して駆け寄ってくる。

「ママー!!!ちゃんと迎えにきてくれたんだ~!」

あーちゃんから待ち合わせ場所に指定された場所は、
アパートから2つほど角をまがった通りに面した場所でした。

学校近くだとお友達の手前もあるし、
中途半端な距離だと学童組じゃないお友達との帰宅ルートが読めないのて遭遇できないかもしれない。

あーちゃんらしいチョイスが入った待ち合わせ場所で待っている間、心がほんわかする幸せをかみしめていました。

いつも“ただいま”も受け止めてあげられず、
仕事から帰ったら帰ったでバタバタ家事をしながら、1日の出来事をどれくらい聞いてあげられていたか・・・

でも今日は単純に“子供を待つ”という幸せ。

「ママ、明日の運動会が中止になったらまたお迎えきてね」

あーちゃんもよほど嬉しかったとあって、味をしめたらしい


「あ、場所は今日と同じとこね!できればママもレインコートと長靴でね!」

はいはい。承知いたしました。

手をつないで角を2つ曲がればアパートだけど、その数十メートルの短い距離は、あーちゃんとの親子タイムの幸せな時間がギュっと詰まった時間でした。

あめあめふれふれかあさんが~
じゃのめでおむかえうれしいな~
ピチピチ チャプチャプ ランランラン

       

当時は半日の自分時間すら尊い時間に感じていましたが、子どもたちが自立し一人暮らしとなった今、私時間はたっぷりです。

子育て中は目の前の事で精一杯なので、10数年後の自分時間の事なんて想像もしていませんでしたが、先週土曜日、ランドセルを背負った子どもたちの列を見かけながら、ふと思い出した出来事でした。

6月と言えば紫陽花ですね。

私は見出し画像の水色の紫陽花が1番好きです。











コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする