つながる つなげる

✨🌈I can fly with you🌈✨

あーちゃんの創作

2023-04-29 14:40:52 | 日記

しばらく私自身の話が続いたので、

今日は娘のあーちゃん、小学3年生の時のお話です。
 
2011年初夏の事。
当時私と子供達3人は、持ち家がありながら、元夫のモラハラや子供達へのDVが原因で逃げるように家を飛び出し、アパート暮らしをしていました。
 
3つの調停を抱え、長引く離婚裁判に心労も重なっていた頃、あーちゃんの明るさや無邪気さが救いとなっていて、そんなエピソードを当時のプログより。。。
 
          
 基本、家に空き箱があれば、すぐさまあーちゃんの創作作品と化します。

おかしの箱、ティッシュの箱、捨てようとすると、
「待って!」と拾う神の声~

色紙やマスキングテープを施し、
ある時はピタゴラの“お母さんスイッチ”だったり、
あーちゃんのひらめきによる創作はものすごい集中力を発揮します。

先日もお菓子の空き箱になにやらせっせと切り貼りしていました。

数日間放置されていたため、捨てようとしたその作品には“名前”があった

「なやみそうだんばこ」



箱の隣にはちゃんとメモ紙がセットされて
お悩みを書いて投函すると、家族の誰かしらが相談に乗ってくれるという代物です。

その発案にのった!とばかりに私の相談事を発表!

「実は・・・娘のことなんですが・・・
いつも出しっぱなしで片付けなくて・・どうしたら片付けるようになりますか?」

すると、横で次男くんも、
「いつも妹が手伝いをしないでダラダラをするのをやめさせるにはどうしたらいいですか」

はっはっは!
悩み事のほとんどは発案者に起因することばかりですが~

なかなかおもしろいアイデアと思っていたら、
箱の中には既に投函済みの紙切れが…
 
「あれっ?もう紙入ってるよ?」

お悩み第一号は・・・

「うちのママはあわてんぼうで“あれもしたいこれもしたい”なのですがどうすればいいですか?」


ってママに関する悩みかよ~
 
本当は、子供達もっとシリアスな悩みを沢山抱えていると思うし、早く解決してあげないと…と思います。
 
          
 何気なく過ごしていたつもりでも、
私は以前から「あれもしたいこれもしたい」を醸し出していたんだなぁと可笑しかったです。
 
が、"なやみそうだんばこ"が設置されていた当時、冒頭でも記載した通り、
あまりに沢山のことを抱え込み過ぎて、毎日ため息しか出ず、
私が日々悩んでいる様子を見ていたのかもしれません。
 
あーちゃんなりの励まし方だったのかな、、と今振り返ると・・・です。
 
同じころ、ため息をつく私を見て、長男は、
 
          
 
どうした?なんかしょげとるやん」

「なんだかね~ もうやっとられんってかんじが多すぎて

ため息まじりに思わず吐露してしまった
たかだか13歳の中2の息子を前に。。。

すると
「何を不安に思う?大丈夫!!神様はちゃんと頑張ってるほうに味方するんやけん。
だいたい、お母さんは誰のお母さんと思っとーと!?」

そういうと坊主頭の息子は、誇らしげにはにかんだ・・・

っくぅ~・・・

まいった・・・

そうだった

私には何よりも強力なバックアップがいたんだった。
3人のお母さんでよかった・・・

          
 
今年のGWは年休を1日追加して、10連休にしました。
会社員としては・・・ですが。

個人事業主としては、2日ほど出勤です。
その日を境に前半は子供達のいる川崎で過ごし、後半は実家の福岡で過ごす予定です。

ここまで頑張ってこれたのは子供達がいたから。
両親のサポートがあったから。
 
ということで、ちょっとした区切りがついたこともあり、
お礼に美味しいものを食べに行こうかなと思っています。
 
みなさまも素敵なGWをお過ごしください。
 
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英語の授業

2023-04-27 18:30:00 | 日記
先日本屋さんに立ち寄った時の事、
「これね?これでいいのね?"基礎英語1"」

スマホを左手に、テキストを右手に、お母さんと思しき方がお子さん?に確認しながらレジに向かっていました。

電話の相手は中学1年生かな?なんて想像したりしますが、

私も中学1年生の時、基礎英語を聞かなければならないという理由にかこつけて、小さなラジカセを買ってもらった手前、聞かざるを得なくなり、、、

当時小学高学年で英会話教室に通っていたことや、中学1年の時の英語の先生が楽しく面白く授業をしてくださったことで、英語に対して"好き"からスタートできた事はラッキーだったのかもしれません。

学生時代を振り返ってみると、教科に対する得手不得手は教科担当の先生の影響が少なからずあるよなぁと感じます。

高校1年の時の英語の先生は、年配の男性教師で、粛々と授業を進めるタイプ。
脱線する事もなければ、冗談で笑いを取ることもなく、
また、クラスも比較的真面目な生徒がほとんどで、怒られる事も少なく本当に粛々と…な授業でした。

そんなある日。

ちょうどお昼時間前の4時間目の英語の授業でした。

教科書の内容に沿って先生が英語で質問し、その答えについて、

「誰に当てようかな…では〇〇さん」

私の名前が呼ばれました。
それまでの授業の中でも満遍なくいろんな人が当てられていましたし、
私ももちろん初めてではなかったですし、
他の授業と同じように当てられたら答える。なんの抵抗も無く起立し、わからない質問ではなかったので、間を空けることなく答えました。

すると先生は、

「I can't hear」

私はもう一度少し声を大きくして答えました。

「I can't hear」

また同じ返事が返ってきました。
一瞬自分の答えが間違っているのかと考えましたが、そんなはずはないと思って、再度更に大きな声で答えました。

「I …can…not… hear‼️」

皮肉たっぷりに単語の間を開けながらゆっくりと言われ、"聞こえない!"と3度注意された事で私は黙り込んでいました。

すると、

Don't you think it's feminine to have a small voice?」
(君は声が小さい事を女らしいと思っているんじゃないか?)

カチンときました。
これまでにない大きな声で答えました。

i don't think so‼️」

「ほほう、意味はわかったようだな。出せるやないか。座れ。」

そう言われて着席したものの、なぜそんな事を皆の前で言われなければならなかったのか、悔しくて悔しくて。

授業が終わるとクラスメイト達が駆け寄り、
「なんだったの?なんて言われてたの?聞き取れなかったんだけど、、、」と聞いてきましたが、

「カチンと来るようなことよ〜」と何気もなく答えたものの、その後のお昼時間のお弁当、食べた気がしませんでした。

今の時代であればハラスメントだろ!と言えただろうし、Twitterとかで呟いたら炎上していたかもしれませんね。

私の声質は通らないタイプで、
電車の中でも話し声が聞こえるタイプ…ではなかったので、普段から聞き返される機会も多かったのかもしれません。

なので、今後の英語の授業対策として、
もっと大きな声で発言しよう、、、

なんて思う謙虚さは無く、、
だって、他の授業で同じように聞き返されたり指摘された事は無いんだもん!!

私が取った英語の授業対策は、
2度と私の名前を呼ばせない作戦。
つまり2度と当てられたくない。
そんな偏見を持ってる先生に名前を呼んで欲しくない。
そう思った私は、英語のテストはめちゃくちゃ頑張りました。
点数さえ取っていれば文句ないやろ!と若さ故の意地です。

恐らくその後も当てられたのだと思いますが、記憶にないところからすると、聞こえない発言はそれ以降なかったのだと思われます。

教科に対する得手不得手は教科担当の先生の影響が少なからずあるよなぁと感じた中で、
好きな先生もしかり、苦手な先生もしかり。

その先、私は短大の英語科へ進学し、短い学生期間にアメリカへ1ヶ月の短期留学も行かせてもらいました。

英語が話せるようになったかと言えば、そうではないのが私の不徳の致すところですが。

高校の英語教師のヒアリングとしては、コテコテの日本語英語の発音だったと記憶していますが、

「I can't hear」と言われたら、こう答えれば良かったと後悔しています。

「I beg your pardon?」
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複業のススメ4

2023-04-23 13:30:00 | 日記
複業のススメというタイトルで、複業事始めについてご紹介してきましたが、複業をやっていて良かったこと…

これが一番ポイントかなと。

まずは私自身の健康面について。
複業を始めてから、心身共により健康的になりました。

仕事の気分転換がもう一つの仕事でできる…という某CMがありましたが、
私の会社員としての仕事は、デスクワークが主で、ひたすらパソコン画面を見ながら、データー処理や資料作成・会議と常に数字ばかりを見てほぼほぼ椅子にくっついています。
主に駆使するのは、タイプする指先👐と、画面を見続ける目👀と、左脳でしょうか。
在宅になると、身体も動かさず、誰とも会話をしない、そんな日も珍しくない中で、
保育園での勤務はそれはそれは五感と身体をフルに活用して喋りまくりのスキンシップしまくりです。

副業とは、、、会社で培ったスキル、例えばWebデザインやプログラミングのスキルを活かしてIT関連の副業を…という、2次的活用のイメージが強いと思いますが、

私の場合は、自分の身体の全く違う部位をそれぞれの複業でフルに活用していて、それぞれの仕事がそれぞれの仕事の気分転換になっています。

なんなら、幸せホルモンと言われているオキシトシンはスキンシップで分泌されるそうで、保育園での勤務はまさに幸せホルモン出まくりです。

唯一2つの業務で重なる部分としては、コミュニケーション能力でしょうか。

昨年の健康診断の結果で判定される健康年齢なるものがあり、前年より若返ったのです。数値として証明され、その成果は歴然です。

じゃんっ!



次に複業の産物として、、、

働く時間の多くを主たる勤務先で使用していますが、複業を始めた事で、勤務態度が低下してはいけない、生産性を下げてはいけない、そして、複業を認めてくれた会社に対する感謝の気持ちから会社に貢献したいという思いが強くなり、、、
結果、30年の会社員人生において、過去最高の評価をいただきました

この時、私の上司も、そのまた上の上司も、私が複業をしている事をご存知なく、
知らない上で純粋に私の仕事に対して評価してもらった事に思わず涙。。。

複業開始前より評価が下がってはいけないと思って頑張りましたが、まさか50歳を過ぎて自己最高を更新する事ができたなんて。

これは複業がもたらす効果に他なりません。

そして、健康面、仕事の面でいいこと尽くめが続き、次は人としての部分です。
つまり私個人のパーソナリティです。

会社員としても、個人事業主としても、1番犯してはならないのがコンプライアンス違反です。
交通ルールから民法、刑法等の六法を遵守する事はもちろん、SDGsや多様性の認識向上、各種ハラスメント等、私を信頼してくれている方を裏切るような行為をしてはいけない。

襟を正して生きること。会社員としても個人事業主としてもベースとなる人間力の向上をより意識するようになりました。

とまぁ、あくまで私の場合で、真面目で固い側面でのお話ではありますが、感覚的に柔らかくまとめるならば、

幸せホルモン出まくりで日々が楽しく明るくなりました!!
というお話です。

そう思えるのも、私の場合は複業が生計を維持する為の手段ではなく、自分が感じている事、社会貢献したいという思い、誰かの役に立ちたいという思いが起動力となっているからだと思います。

幸せな働き方とは……幸せに生きること。
自分の心の奥で感じていることを仕事を通して実現する事。
心が感じている事を敏感にキャッチし、
自分が何を望み、働く事でどんな喜びを感じたいのか。

こんな時代が来るなんて。。。です。

見出し画像は3人の子供達の保育園の連絡帳です。0歳さんから預けていた私にとっての大切な育児日誌でもあります。
当時は怒涛のように過ぎていく中で、日誌を振り返る余裕もありませんでしたが、blogを書くにあたって久々に引っ張り出して見てみたら…

"今日は紐通しに夢中になっていましたよ。"
当時は紐通しって何?ぐらいにしか思っていなかったことも、あ!あの玩具ね!とピンときます。

"あーちゃん、もうすぐ〇〇組さんになるんだもーんと張り切っています。"
園でも同じ事言ってる子たくさんいる〜

そうだったのね。こんな風に我が子達も園で成長してきたのね。
ページをめくる度に当時知り得なかった我が子達の保育園での様子が今の園のこども達を通じて再現されているようで、これは予想外の副産物というよりも、贈り物を、、ご褒美をいただいた気持ちになりました。

保育園に預けてまで働く必要があるのか?
当時は周りの圧もかなりありました。
可愛い盛りの我が子の成長を見逃してしまったのではないか、、
そんな思いが、この連絡帳と園のこども達とオーバーラップされることで、懐かしみつつ幸せな気持ちに変わっていきました。

3回育休を取る度に、積み上げてきたキャリアはゼロにリセットされてきましたが、3人を育て、50歳を過ぎた今、生きたい人生、なりたい自分の実現を楽しむ事が出来ています。

人生折り返し地点、この自分にしか味わえない醍醐味を、まだまだできるところまで楽しみたいと思います。

〜つながる つなげる〜
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複業のススメ3

2023-04-22 12:30:00 | 日記
30年ぶりに履歴書を書いて、
思い切って求人に応募し、Web面接を受けてみたら、、、

---1週間が経過---

あれ?お返事、、どうなったんかな?
やっぱり業務形態が難しかったかな。。。
仕方ない、また新たな求人を探すかな。

そう思ってた矢先、
「選考状況につきまして」という件名のメールが届きました。

「面接時にもお伝えしたかもしれませんが
当社で過去このような契約を結んだ実績がなく
社内で検討をしておる状況です。
○○におかれましては大変お待たせをしておりまして
誠に申し訳ございません。
前向きには検討しております。
いましばらくお待ちいただけますでしょうか」



前向き"には"検討していただけているという事は?どう解釈したらいいのだ?

バイトの面接や就活経験の多い子供達に感想を聞いてみる。

それはお祈りメールと同じ類じゃないの?
いきなり断るとダメージでかいからワンクッションおいて少し和らげてくれているんじゃないの?

と、なかなか辛辣です。

えっ?でもこれって前向きに検討してるって事は待ってていいって事じゃないの?

急にドギマギしてきました。

幼稚園の園長をしているママ友に、
今の状況を説明して、どっちに転んでも私の市場価値を知るいい機会だと思うんだよね〜と伝えたら、

「貴女の市場価値…バリ高‼️間違いなしよ」

と嬉しい太鼓判を押してくれました。
それにしても、いま選考中なので、と状況をお知らせくださるなんて、、、誠意を感じます。

ほどなくして、続報の連絡メールが届きました。
"自治体にも確認がとれ、締結を依頼するにあたり、依頼業務の内容等打ち合わせの時間をください"とのこと。。。

ん?やったー!なのか?
これは採用してくださるという事なのか?
なんだかいろんなご尽力をいただいているようで、かえって恐縮です。

急いで業務委託契約について調べてみる。
なかなかいいサンプルが無く、契約内容には何を満たしていないといけないのか、素人にはちんぷんかんぷん。

そして、再びWeb面談…打ち合わせの日。
今度はお若いけれど、管理職のお立場なのか、落ち着いたトーンで引き締まった空気感が漂っています。そして静かに面談が始まりました。

「どう言った内容にしましょうか?」
下を向かれて、何かの書類を目で追われているようです。

「あの、それは業務委託契約を結んでいただけるという事でしょうか?」

「そうですね。細かい条件等織り込んでいく事になると思いますが…」

「ありがとうございます!それでは…」

という事で、叩き台を私が作成し、先方の法務部の方がチェックをし、原本を作成、内容確認の上、2通割印を押して、各々保管という段取りとなりました。

すごい、会社と会社のやりとりだわ。。。

たかだか1パート扱いのおばさんごときに、面倒な手続きをお願いすることになり、ここまで対応していただけるとは思っておらず、
本当にありがたい事だと感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、今更ながら、組織を通さずに私の裁量だけで物事が進んでいく様に一つ一つ感動していました。

なんて楽しいんでしょう♪

そんな経緯で私が保育士デビューしてまもなく一年になります。
バブバブでずり這いしていた子たちが元気に走り回り、少しずつ単語を話してくれるようになり、素晴らしい成長を間近で見守らせていただきました。

その成長の眩しさに感化されたのか、
私はこの一年、複業という新しい試みに、自分自身もうんと成長できた気がしました。

50歳で自分の成長を実感できるなんて。
新しい事に挑戦するのには年齢は気にしなくていいのかもしれません。

私の強みは、私が経験してきた事でしかない、、、そう思っていますし、
いろんな選択肢がある中で、行動を起こした方に分がある気がします。
これが50年生きてきた中で感じた事です。

そして、初めて何かを始める時…
初めてママになる、
初めての業務に携わる、
初めて皆の前で発表をする…
そんな時にいつも思っていた事…

"経験が欲しい"

私だって経験さえあれば…
初めてだから仕方ないじゃん…
落ち込む度に"経験が欲しい"と思っていました。

"経験"が買えたらどんなに楽か。
しかし、石の上にも3年。買えないからこそ見えてくるもの、学べる事、習得できるものがあるのですよね。

この1年は経験を重ねていく事の重要性をより強く感じた年でもあり、もっと沢山の経験をしたいという貪欲さも出てきて、まだまだ我が子達には負けられません。

そんな中、次男から
「何か欲しいものある?」との連絡が。
おっ?どうした急に?
「もうすぐ初任給やから」

ふふふ。何にしようかな〜とあれこれ思考を巡らせる日々。

新社会人のみなさんが社会人デビューしてそろそろ1ヶ月。疲れが出てくる頃でしょうか。。。
慣れるまでが一山です。
沢山の経験をして、沢山の強みを得られますように。fight!
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複業のススメ2

2023-04-19 12:30:00 | 日記

勤めている会社が副業解禁となり、申請してみたら、、、

承認されてしまいました〜

ひゃ〜どうしよう~

本当に承認されてしまった・・・


という、前回までのお話ですが、

どちらかと言えば、勢いで申請ボタンを押してしまった感が強く、

どういう働き方にしようか、というのは起業してから考えるという能天気な個人事業主でした。。。 


前回のblogに記載しましたが、

朝のジョギングの時間に公園の清掃をされている老夫妻の姿を、ただ横目で見ているだけでいいのか?

私のジョギングコースの途中には保育園があります。

その門には

”求人:保育士 7:00~9:00または夕方17:00~19:00”

と記載されたポスターが貼りだされていて、

随分長い期間貼りだされているようで、すっかり色褪せて目に留まる目的を失いかけています。

なかなかエントリーされないのかな、、、

私が持っている資格、始業前の2時間、終業後の2時間、副業が解禁されたら使えるのにな・・・

なんてことを漠然と考えながら通り過ぎる日々。

いざ解禁されたら・・・

どうしよう…と迷う自分と、

申請せんのかーい!! もう一人の自分が突いてきます。

悩みつつも、躊躇している訳にいきません。何のために取得した資格なのだ!

迷ったらGOよ!我が子達に背中を見せなければ…という事で、申請ボタンをポチっとな。

そして、起業届を出して、屋号も決めて、さぁ次にやるべきことは??

知りたいことがネットに溢れている今の時代に生きててよかった。

わからないことはネットが教えてくれるのですから。

 

ところが、、、

 

”フリーランス保育士”で検索すると、ベビーシッターとして活躍されている方が、殆どで、

保育園に勤務されている方のコメントや記事に行き当たりません。

ん、フリーランス保育士ってベビーシッターのことなのかしら?

それすら知らないという状況。

 

保育士の資格を取った理由の一つに、保育園に恩返しがしたいという思いがありました。

シングルで3人育てることに必死でしたが、末っ子が20歳を迎え、ようやく一区切りつけられたのは、

今の会社に勤められたから・・・

産休・育休を3回取得しても尚、勤めることができたのは、

保育園に預けて働くことができたから、、。

長男・次男・長女と3人一緒に保育園に通う時期が1年間あり、

その1年を入れて、計9年間保育園に通園させてもらいました。

それも朝7時半には登園し、延長19時のラストを争うギリギリまで、、、

本当にお世話になりました。

 

ゆえに、次の働く世代のお父さん、お母さんの力になりたい。

保育士の先生方のサポーターになりたい。

 

ということで、私がフリーランス保育士として働く場を求めるのは、

ベビーシッターではなく、まずは保育園での勤務でした。

しかし、いくら調べても、フリーランス保育士で保育園勤務の方・・の情報がなかなかヒットしません。

保育園で働く事は難しいのか?

とりあえず、ベビーシッターの登録だけは済ませて、保育士の求人を探してみます。

毎週日曜日の新聞の折込チラシに入ってくる求人一覧は社会情勢を表していると思っているので、いつも興味深く見ていました。

そこに必ず掲載される保育士の求人募集。ニーズはあるんですよね。

ネットで"保育士"を検索すると、

あなたにお勧めの求人!とサーチ情報から次々とスマホ画面に広告が表示されます。

早朝、延長を含む募集は思っていたより沢山ありました。

どうしよう。。。

フリーランスではたらくという事は、個人事業主という事であり、雇用契約を結ばずに、業務委託契約を結ばなくてはなりません。

業務委託契約って。。。

とりあえず契約してくれそうなところを探してみる。。。

30年ぶりに書く履歴書。

志望動機を考えて。。。

自分の直感を信じてエントリーのボタンを…


押してしまった。。。

まぁまだ採用されるかわからないしね。

すると直ぐにWeb面接の日程調整の連絡をいただきました!!

そのレスポンスの速さにただただ嬉しくて、

何度も何度もスマホのカメラに映る自分を確認しながら、大丈夫大丈夫と緊張を落ち着かせる。

丁度その年は次男の就活のシーズンでした。

エントリーシートを書いて、インターンに行き、面接を受け、、何になりたいか、何をやりたいか、どういう将来を描いているか、、そんな次男の就活の様子を応援しながら、母も就活です。

次男の就活と私の就活と一つだけ違うとしたら、私には、主たる勤務先が既にあり、主たる収入源が確保されているという事。この気持ちの持ち方は後の複業の働き方にも大きく影響してきます。

そして迎えたWeb面接の日。

その日の朝刊に、今後期待される成長企業として保育業界の企業が取り上げられていました。

えっ?この会社、今日面接する会社なんですけど??

なんと私が面接を受ける企業の記事がトピックとして取り上げられていたのです。

なんという偶然。これは何か良い兆しか?と面接のテンションも上がります。

そして、約束の時間となり、スマホ画面に先方の人事の方が登場されました。

わ、若いっ!

私が持っていた人事の方のイメージとは違い、若いハツラツとした男性の方がテキパキと質問され、その誠実そうなお人柄に、私も思いつくだけの志望動機をお話しして、あっという間に時間は過ぎました。

「私が本日お話をお伺いする限りは、ぜひ仲間になっていただきたいと思うのですが、問題は雇用形態ですよね…。」

「申し訳ありません。どうしても雇用契約を結ぶ事は不可能で、業務委託契約という形になってしまうのですが…」

「正直私どももそのような形での契約をした事がなく、、、うーん、、」

先方の方が心なしかトーンダウンしました。やはり、ここがネックになるか。。。

前例がないという事…この言葉に打ちのめされる事、結構あります。

前例が無いなら作れば良いじゃないですか!

第一号になれば良いじゃないですか!

第一号になるにはいくつものハードルと壁を乗り越えてその道を作らねばなりません。かなりのエネルギーが必要となり、諦めの境地に陥る事もしばしば。でも、そこを乗り越えると、次に続く人の道が開けます。

そういう悔しい思いをこれまで沢山抱えてきたからこそ、

「私もいろいろと調べてみましたが、業務委託で保育園に勤務する保育士という情報がなかなか見当たりませんでした。ようやく副業を認める企業が増え出した昨今です。これまでに無い新しい働き方を一緒に模索していただけませんか?」

えっ?こんな台詞私が言ったの?と今でも思います。

でも、言えたんです。

もちろんその場の勢いもありましたが、自分が個人事業主となった事、起業して一歩を踏み出した事が、いつのまにか私の自信となり、会社対会社の立ち位置で商談をする、、そんな気持ちだったのかもしれません。

兎にも角にも、どっちの結果になるかわからないにしても、30年ぶりの就活、初めてのWeb面接は、忘れられない日となりました。


先日、創立記念日を祝して、市内観光へ。





初めて水上バスにも乗り、テラスでランチされている方から手を振ってもらい、温かい気持ちに胸がいっぱい。



いつも見ている街並みが輝いて見えました。




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