つながる つなげる

✨🌈I can fly with you🌈✨

推し活

2023-09-29 18:45:00 | 日記
9月ももう月末ですね。
いつにもましてあっという間だったなぁ〜
そう感じる今月は、今年1番のお楽しみがありました!

じゃん!


関東在住の長男が写真を撮って送ってくれたのですが、
B'z 今年デビュー35周年なんです。
Liveに参戦したのはかれこれ28年前の一度きり。

当時は勿論ネット販売などの時代ではなく、ひたすら家族総出で公衆電話も使い、電話のダイヤルを回しまくってようやく取れたチケット。

その前の年はチケット取れず、音漏れでも良いから聴きたいと会場の外で壁に手を当てたりして。

そのうち子育てに追われ、学費に追われ、車のBGMで運転しながら聞く程度になりましたが、当時の曲と共に甦る青春の日々。
いつでも元気をもらえるB'zの楽曲。

そんなB'zがコロナ禍を乗り越えてのLiveツアーが始まる〜という事を知って、調べてみると、、、

大阪、、ヤンマースタジアム長居。



なんと!
9月21日はB'zデビュー記念日
9月23日は稲葉さんの誕生日
9月24日はLiveツアー千秋楽!そして、My birthday

これは大阪参戦しなきゃでしょ!
という事で、申し込んでみたところ、当選したのは、、、




もう休み取っちゃったもんねー

福岡の会場でトラブルがあった事で、大阪の開催が危ぶまれていましたが、協議の結果、開催が決まったのは前日の夜。
ヤキモキしましたねぇ〜

そんなこんなもあったので、17時半開演ですが、早くからスタジアムへ向かい、グッズ売り場の長ーーーーーい列で待つのもまた一興。

しかし、35周年というだけあって、コアなファン層は同世代と思われ、なんだか安心します

みんな並びながらスマホで仕事の指示出したり、そうだよねぇ〜みんな休み取って来てるんだよねぇ。平日の午前中だもんなぁ〜なんて思いながら、私が到着した時は既に3000人越え。

ようやくグッズ売り場に辿り着いた頃、後ろのご婦人方の会話がおかしかったー

ご婦人A「なぁなぁ、このLiveタオル、普段使うてる?」

ご婦人B「使うてへんなぁ。」

ご婦人A「使い道あらへんよなぁ」

ご婦人B「しゃぁない、最後は棺桶に一緒にいれてもらおか」笑笑

その気持ち、よくわかります。
今日以外使わないとわかっていても、買いたくなっちゃうんですよね。
推し活ですからね。

自由になるお金持ってる世代にて、その経済効果たるや、です。

なんとか私もグッズ購入完了にて、ツアトラ
もパチリ収めて、、


気になるのはこのツアトラ背景の空模様。。。
かなり正確な予報となりつつある昨今の天気予報では、雨がいつ降り出し、何時ごろ止むのかも知ることができます。

当日の降水確率、午後80%、夜100%

とりあえずレインコートは準備していましたが、まさか開始2曲目から土砂降りになるなんて。。。

最近のチケットはQRコードで、会場入りするまでどこの席かわからないんですね。
アリーナ席かスタンド席か。
私は幸いスタンド席のギリギリ屋根に守られているエリアだったので、レインコートを着用せずに済みましたが、時間を追うごとに雨足は強くなり、もはや演出か雷か区別がつかなくなってきた稲光。

きゃー、アリーナ席音聞こえてるんかな? 
雷落ちないかな?

皆が心配しだした矢先、B'zの2人とメンバーがステージから消え、雨音しか響かなくなったスタジアムにLive中断のアナウンスが。。。

えーーーっ
中断??
いつ再開するの??

ザワザワし出したところへ、アリーナ席の避難について、的確に指示する誘導係のアナウンス。

これが本当に見事で

雨を想定されていたからか、事前に確認されていたのかもしれませんが、避難訓練のマニュアルのように、冷静に、的確に指示を出しています。

誰も慌てる事もなく、アナウンスの指示通りにエリアのブロック毎にアリーナ席からはけていく様はちょっと感動。

非常口から誘導して、隣の球場や雨を凌げる会場へ一旦全員を退場させ、スタンドの雨に降られるエリアの方は屋根のある上方へ移動し、それはそれは日本人の規律を守る性質がしっかり現れた結果で、この人数を制御できるなんて、、、

スタンドから見守りながら感動と感心とでこれまた貴重な体験となりました。

これ、再開するんかな?
いつまで待つんかな?
っていうか、アリーナ席にまた人入れるんよね?
時間間に合うのかな?
中断させられた事で盛り上がりもいつのまにか鎮まり、再開していきなりトップスピード出せるのかな?

ただただ辛抱強く待つファンのみなさん。
このレアな経験を共有できる喜びの方が大きかったりもして。

夏の高校野球でも甲子園の中断あったし、今年はそんな当たり年か?

そうこうしているうちに、雨も上がり、Live再開のアナウンス!!
待ってましたとばかりにスタンドから拍手喝采です。
そしてまたお行儀良くアナウンスに従って戻ってくるアリーナ席のファンのみなさん。

本当に素晴らしい。

ステージ上にもメンバー登場!と同時にいきなりトップギアでの総立ち。さすがです。

そして数曲歌ったあと、いつものエンディングを全員で唱和。
せーの!おつかれーーーっ!!

えっ?終わり?
昔みたいにアンコールっ!は無いの?
少々呆気に取られている間に、皆お行儀良く今度は本当の退場。

若干消化不良気味ではありますが、デビュー記念日は忘れられないレアな1日となり、家に帰ってからも余韻に浸っているところへ、、、

覗いてしまったのだよ。
当日販売チケットのサイトを。。。

24日分が販売中になってる。。。

ファナーレだよ。
35周年だよ。
誕生日だよ。
いつも頑張ってるもん。
大阪ならではやん。

ポチッとする理由はたくさんありました。

なので、、、
ファイナルの日限定のTシャツ


今度はアンコールのウェーブにも参加して、アンコールまでの"間"が健在である事を嬉しく思い、最後まで駆け抜けて、本当に素晴らしい1日を過ごすことができました。

ファイナルに参加すると、21日のプログラムがだいぶ端折られていた事もわかり、やっぱりラスト参加できて良かった。 



28年前、一緒にライブに行ってくれた友は、先日もブログ内で少し触れていた旧友で、昨年天国に旅立ちました。

今年、同じ誕生月の9月に一緒に参加してお祝いしたかったなぁ。
これが今回どうしてもLive参戦したかった本当の理由なのでした。

スタジアムの天井から
天国まで届いてますか?聞こえてますか?
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地域限定保育士

2023-09-28 18:00:00 | 日記
保育士資格を取得するには、指定の学校を卒業して取得する方法と、保育士試験を受験する方法と2通りあります。
 
私は後者の方法にて、福岡で試験を受けた初陣は、9科目のうち、2/3が再試験という惨憺たる結果に終わりました。
ってほとんどダメやんってやつですね。。。
 
単純に勉強時間が足らなかった、、、
引越しや異動でそれどころではなくなってしまった、、
という言い訳ですが、家族の心強いサポートに報いる為にも、必ず受かりたい。
 
でも"不合格"ってなかなか凹みます。
すぐに切り替えられません。
なんならヤケクソになったりもします。
 
でもここで奮起させてくれたのは、娘のあーちゃんの存在でした。
娘はとあるスポーツで高校から親元を離れて寮生活をし、大学生の今もなお、まだ現役アスリートとして日々練習に励んでいます。
 
事あるごとに頑張りなさいよ!と喝を入れていたのは私の方なのですが、娘を含め、アスリートの方々、幾度も幾度も負けては立ち上がりを繰り返し、度重なる負けの先に勝利を掴めるか否か。それでも這い上がる。そのチャレンジし続ける不屈の精神。
 
たった一度落ちたぐらいで何落ち込んでるのよ!そう言われそうな気がしました。
 
なので、すぐにまた試験の申し込み。
相変わらず目標、ゴール(期限)ありきです。
前期、後期と年に2回試験が行われる事もモチベーション維持には必要だと感じます。
 
今度の受験地は「大阪」。
間違えないようにしないと。
 
…とここで、目に留まった「地域限定保育士」の文字。
 
そう、保育士資格において、地域限定保育士なるものが当時神奈川県と大阪府だけ設定されていました。
 
地域限定保育士って何??
 
通常筆記試験を受けて合格すると、次は実技試験となり、両方合格でめでたく資格取得となります。
 
大阪府の地域限定保育士においては、その実技試験に代わり、保育実技講習会というものが設定されていて、全て受講した暁に資格取得できるというものです。
 
条件として、資格取得後3年間は大阪地区でしか働けません。
受験資格は大阪府以外の方も可能ですが、大阪以外では資格取得4年目から全国区の資格となります。
 
通常の資格か、地域限定保育士か。
実技試験か実技講習会参加5日間か。
 
実技試験科目は音楽表現、造形表現、言語表現の3科目から2科目を選びます。
私はヤマハの指導グレードを取得していたので、音楽表現は問題なくクリアできる自信がありました。
残り2科目のうち、どちらを選択しようかな、、と悩んでいた半年前は福岡在住。
当時は完全スルーしていた地域限定保育士。
 
そして後期を申し込む時点で、私大阪にいてるやないかーい!
 
実技試験では、試験会場での独特の雰囲気と緊張感で、本来の実力を発揮できるか不安です。
 
地域限定保育士、、間違いなく3年間は大阪いるしなぁ。。。
 
しかし、なによりも決定打となったのは、
実技講習会のカリキュラムの中に、「保育実践見学実習」があったのです。
 
保育園に行ける〜
園児に会える〜
 
これが何よりも私の興味を惹き、即決でした。
 
そして迎えた後期の筆記試験。
まずはこの砦を越えなければ。
今度はしっかりお昼の準備をしていざ出陣!
前回と違い、少し手応えを感じつつ、2度目の挑戦で無事残りの科目を突破する事ができ、大阪地域限定保育士の実技講習会へと駒を進めることができました。
 
講習会場は保育士を目指す方々で溢れていて、年代も性別も様々です。
受講コースも平日パターンから土日パターン等フレキシブルに設定されていて、いかに保育士を増やしたいのか、門戸の広さが伺えます。
 
講習会を順調にこなしていく中で、ちょっと特別な体験をしたのは音楽表現の授業。
講師の先生の指導の元、簡単な旋律をピアノの実技で披露します。
 
1クラス4、50人いたと思いますが、番号順で、私は前から5番目あたりでした。
 
講師の先生が「経験者の方は事前にお知らせください」と言われたので、弾く前に経験者ですと、一言添えて、指示通り弾き終えると、
 
「伴奏つけられますか?」先生が言いました。
 
「編曲できますか?」
 
「転調できますか?」
 
想定外のリクエストが飛び、慌てつつもこなすと、講師の先生は私の右手を高らかに引き上げ、
 
「はい!みなさん聞いてください!
今からこの…えっとお名前は…(〇〇です)
〇〇先生がこちらで事前指導をされますので、まず〇〇先生に見てもらってから私のところへ並んでくださーい」
 
え、えええーーー??
 
すると、キーボードが置かれた机の前に、長蛇の列。
 
みなさん口々に、
音階がわかりません。
コードがわかりません。
両手で弾けません。
 
急遽臨時講師となった私は、てんやわんやしながらとても楽しい講習会の時間を過ごし、まさかこんな場面で指導グレードが活かされるなんて。。。
今でいうところの伏線回収です。リスキリング - つながる つなげる

そんな座学を終えて、残るは最も楽しみな見学実習。

指定された保育園に到着すると、既にもう1人実習生の方が準備中で、私を見るや否や「あ!ピアノの先生!」って、、いやいやお恥ずかしい。。。
 
私の実習は2歳児さんのクラス。
もうーーーーーーーーー
可愛いったらありゃしない。
そしてその日はなんと園でクリスマス会のイベントの日になっていて、全クラスの合同保育と先生たちの出し物、園児のお歌の発表とそれはそれは楽しい1日を過ごす事ができました。
 
給食介助に、お昼寝トントン、こんな風に子どもたち、お世話になってきたんだなぁと感動です。
 
一通り保育が終わる頃、担任の先生からは
「どちらかで保育士されているんですか?本当に保育補助とかでも経験無いんですか?」と言っていただき、
 
5歳の園児からは
「先生、誰かに似てると思ったら園長先生やん!」って、そりゃ年齢と迫か?圧か?と苦笑い。
 
そんなこんなで、憧れの保育園での実習を経て、やっぱり私は保育士になりたい!改めて思いを強くしました。
 
当時は副業でフリーランスで働く事など考えていませんでしたが、時代は変わり、今や二刀流です。
からの、取得して3年経過したので、地域限定も外れました
 
 
そして、先日このような記事が。
少子化をなんとか食い止めなければということで、こども家庭庁も必死です。
「こども誰でも通園制度」も打ち出され、
保育園を増やし、受け入れるこどもを増やし、保育士も増やし、、、
それでも若い世代がこどもを産むという選択に躊躇するのはなぜか?
現場では保育士の離職が後を絶たないのはなぜか?
問題はどこに??
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お弁当

2023-09-23 09:25:00 | 日記
行楽の秋ですね。
お弁当を持ってのお出かけも楽しみですね♪

みなさん何かしら"お弁当"にまつわる思い出、あるんじゃないでしょうか?

物心ついてから今までの私の人生において、特に忘れられない特別なお弁当、、、
今日はそんなお弁当のお話です。
 
保育士の資格取得を宣言したのは2019年1月。
 
私の実家では、お正月に兄弟家族皆集まり、新年の挨拶でお屠蘇を飲んだ後、その年の抱負を述べるのが慣例になっていました。
 
私はお屠蘇を口にした後、

「今年は資格取る予定です。何の資格かは合格したら報告します!」

と高らかに皆の前で宣言し、その数日後からすぐさま本屋さんで買ったテキスト本と問題集の2冊を頼りに少しずつ勉強を始めました。

私立大2人に、遠方で寮生活をする娘、学費マックス時代にて自分に投資する余裕はありません。
でも宣言したからには受かりたい。。。
 
その頃、次男くんは大学受験がひと段落し、私自身の時間が少し取れるようになっていたので、まずは目標ありきで私の受験の申し込みを完了。
受験日は4月20日(土)・21日(日)。
約3ヶ月でどこまでいけるか・・・
 
そこへ来ての私自身の大阪異動の辞令です。
 
次男くんの引っ越し、長男の引っ越し、私の引っ越し、と勉強どころではなくなり、それぞれの手配に奔走する日々。
 
そして、4月1日大阪へ赴任。
新しい職場での挨拶、新しい業務で私自身いっぱいいっぱいで、
そういえば次男くんは大学の入学式、無事終わっただろうか・・・ラインすることすら忘れる始末。
初日の疲れでヘトヘトになりながら、引越しまでの仮住まいのレオパレスに向かう・・・
 
あれっ?
スマホ片手にMAP通りに歩いているのに、目的地に着かない・・・
私、結構地図読める女なんですけど…

迷っているうちにとある大学の構内に入り込んでしまい、
どこから出られるの?と右往左往。あたりはすっかり暗くて見通しも悪く、出られる!と思ったら門扉には鍵がかかっていて、、、まるでドラマかよ!という悲惨な場面で降りだす雨。
傘、持ってないし…最悪です
 
もう半泣きでした。
大人になって泣くってそれなりの理由があるものですが、
見知らぬ土地で迷子になって、泣くという・・・
 
急がなきゃ、当面の暮らしに必要な段ボール2箱の受け取りは19時~21時の時間指定です。
頼む~!まだ不在通知対応になっていませんように。
どうにかキャンパスを抜け出し、大きな荷物を抱えて小走り、汗かきつつも、雨に打たれて寒い。
 
やっと入れた~と荷物を下ろしたところで、食べ物も何もないことに気が付き、、、
とにかく温かい飲み物が飲みたい・・・と思っていたところへピンポーンと荷物到着!
 
何か食べるもの・・・マグカップあるかな、と一つ目の段ボールを開けると、
一番上には保育士のテキストと問題集がどーん!!
 
あ、、、勉強、、、

すっかり忘却の彼方でしたが、今月試験ですからね。
 
悩ましいのは、その行程です。
引っ越しは5月1日。赴任休暇をつけて、GW前後合わせて引っ越しWeek。

保育士受験申込時は福岡在住時代でしたので、何の迷いもなく受験地は福岡を選択。
 
受験のために福岡へ戻り、受験が終わったらその日のうちに大阪へトンボ帰り。
そしてその週末また福岡へ引っ越しのために戻るという・・・
行ったり来たり、効率悪しです。
 
受験料払ったからには受からねば…
受かりたい理由も変わってきます。
でも勉強時間の確保も厳しい状態・・・
幸いな事に⁈何もないレオパレスではすることがないので、寂しさを紛らわすかのように勉強に没頭しました。
 
福岡から大阪へ旅立って、3週間もしないうちに帰省するなんて、久しぶり感もありませんが、引越し荷物でごった返す我が家には泊まらず、実家に泊まることにしました。
 
大阪での初日の半べそかきながら途方に暮れた話、殺風景な部屋に薄い煎餅布団で腰を痛めた話等等、妙なテンションで話し続け、テキストを開くこともなく夜は更けて行きました。

そして迎えた翌朝。
試験会場までの時間を確認しながらキッチンに行くと、母が朝ごはんを作っているところでした。

上げ膳据え膳ですみません、ついつい甘えてしまいます

さぁ!後は運だわ!と意を決して玄関で靴を履いていると、

「ちょっと、ちょっと、お弁当!!」
 
後ろからお弁当を持った母の声。

「お弁当??」

「だって午後も試験あるんでしょ?」

「あ、、、お昼の事何も考えて無かった…
ありがとう!!」

引越しと試験と新幹線の移動とか、考える事たくさんで、お昼の事など本当にすっかり忘れていました。

そんな事にまで気づいてくれてたなんて。

それはともかく、今日はとにかく試験当日!
全く受かる自信はありませんが、一回で受かる人の方が少ないというし、合格率も約20%だし、まずは経験だ!ぐらいの感覚で臨みました。

そして、1科目終わるごとに撃沈。。。

とりあえず午前の部を乗り切って外の空気を吸いに校舎から出ていくと、いかにも大学のキャンパスです!という大きなポプラの木の下にあるベンチに腰掛けてと…

終わった事を嘆いても仕方ない!次々!と
母が持たせてくれたお弁当の風呂敷を広げてみると…

私が学生時代に使っていたお弁当箱がお目見え!

「うわぁ、懐かしい〜」

まだ取っててくれたんだ!
想定外のお弁当に想定外のお弁当箱。
そして蓋を開けると、そこには長年親しんでいた母の"いつものお弁当"が、色とりどりにバランス良く詰められていて、、、

学生の頃、友達に「〇〇のお弁当いつも美味しそうよね」と褒められていた母のお弁当。

甘めの卵焼きはもちろん、丁寧な削ぎ切りのきんぴらや、郷土料理のがめ煮(筑前煮)、そして海苔巻…。

伝えた事は一度もないのに、私のベストセレクションが懐かしい使い込まれたお弁当箱の中に見事に揃っていました。

初夏の心地良い風がお弁当を一層美味しく感じさせてくれて、試験の出来などそっちのけで母が作ってくれたお弁当をゆっくり一口ずつ味わっていました。

怒涛の1ヶ月、目の前のやらなきゃいけない事をこなすのに精一杯で、季節の移り変わりに気づく余裕も無く、ましてや、私の五感をはじめとするあらゆる感性が置いてけぼりになっていた事に愕然としながら、それに気づかせてくれた母のお弁当。

お弁当の味は、間違いなく母の味なのですが、涙が後から後から落ちて来て、
私が悠長に起きて来た朝、早起きして既にお弁当は出来上がっていた。。。

母の為にも絶対受からなきゃな、、

そう思って午後の試験に臨みました。


少し前になりますが、「保育士証」がTwitterことXにトレンド入りしていました。





保育士資格試験に合格された方に保育士証が届いた、、という報告がSNSに溢れていたようです。
 
おめでとうございます♪
 
トレンド入りするくらい保育士を目指す方がいる一方で、保育士離れや、潜在保育士の多さ、現場の保育士不足問題が解消されない原因は何なのでしょう?

労働に対する対価。これが適正か否か、です。この話はまた別の機会に書くとして、
試験1日目は撃沈したまま浮上する事はありませんでした。

試験の出来栄えに落胆していてお弁当の中身の写真を撮り忘れてしまいましたが、高校生から愛用していたお弁当箱はこちら。
35年物にて、日本の民藝の素晴らしさです



見出し画像は私が子供の時に使っていたアルミのお弁当です。

左のクマさんのお弁当箱は幼稚園時代のもので、当時ストーブで温めてくれていたので、アルミ製である事が条件でした。蓋には、油性ペンで書かれた出席番号「25」がまた良い味醸し出しています。
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天高く馬肥ゆる秋

2023-09-18 23:00:00 | 日記
9月も中旬というのにまだまだ暑いですね。
そんな連休最終日は、美術館へ行ってきました。

…っと、その前に、腹ごしらえです。
今日のランチはこちら。



お店の外まで香ばしい香りが漂っています。
福岡では鰻と言えば柳川なのですが、蒲焼きをセイロで食べるのが定番です。

しかし、こちらは炭火の串焼き。
目の前で肉厚な鰻が油をジュワジュワさせながら焼かれています。


そして、"うな重"はこんなスタイル。



皮はパリっと身はジューシー。
せいろのお重しか食べた事がない私はひたすら感動!
あぁ。。。日本酒飲みたい。。。

この後の美術館へ赤ら顔で行くのは憚れるので、ここはグッと堪えて。

今日のお目当てはこちら。



大阪中之島美術館で開催されていた「民藝」
本日最終日。






年齢と共に日本各地の職人さんの手仕事に感銘を受け、和の魅力を再確認するようになりました。
こんな本も持ってたりします。



今回の展示会には親しみのある小鹿田焼が取り上げられていて、なんかちょっと九州人として嬉しかったです。

祖母の家には盆正月に小石原焼の取り皿が沢山出てきて、子供心に"田舎の皿"という感覚で、結構ぞんざいに扱っていたような。。。

小鹿田焼も小石原焼も飛びかんなの手法は同じです。以前ブラタモリで日田特集から小鹿田焼の歴史にも触れられていて大変興味深く拝見しました。

大分の竹細工もそうですが、比較的身近にあった民藝にはあまりに自然にそこにありすぎて、その価値に気付かないのかもしれませんが、地元を離れると妙に恋しく、またその実用的かつ精巧な手法に感動すら覚え、、、

日本人の器用さ、正確さ、賢さが凝縮された民藝品を、少しずつ集めて活用していきたいと思います。

↓美術館側から見た景色


落ち着いた雰囲気の中之島を散策して、歩き疲れたので一休み。
アレルギー持ちには有難いお馴染みの阪神デパート内Cosme Kitchen Adaptationの豆乳ソフトクリーム。
オーダーの際に店員さんが「アレルギーはございますか?」と聞いてくれるので安心です。


それにしても今日の阪神デパートはすごい人出でした。それもそのはず、阪神優勝記念セール真っ只中!
なんせ18年ぶりの優勝ですからね。

しかし、男子バスケの躍進、阪神優勝、監督が変わると言う事がいかに影響大きいか。。。
名将ってすごいですね。

見出し画像は道中で見つけた検察庁。
ここにあるのかぁ〜思わずパチリ。一生ご縁は無さそうですけどね。
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シッコウ

2023-09-16 14:30:00 | 日記
今月は各ドラマが最終回を迎える時期ですね。
毎週欠かさず見る楽しみが出来ると、1週間が待ち遠しく、あっという間に過ぎていく気がします。

私はすぐに曜日と時間を忘れがちなので、ネットの見逃し配信に頼りっぱなしですが…

今期のドラマの中でも、なかなかない視点だなと興味深く見ていたのは「シッコウ!!」でした。

裁判所の執行官のお話ですが、周りに執行官なんていないですし、なりたいという人にも出会った事がありません。

差押えの経緯を知る事ができ、いろんな人生があるんだな、といつも見終わったらいろいろと考えさせられる事が多いドラマでした。

私の元夫は、"差押えられた"側の人でした。

まだ付き合って間もない頃、家に遊びに行くとテーブルの上に無造作に置かれた何通かの茶封筒達。
そこには赤い「親展」の文字。
見て見ぬふりをして過ごしていたある日、
ピンポーンとインターフォンが鳴ると、シッ
と人差し指を口元に当て、私に物音を立てるな、というジェスチャーをしました。
すると、カタンと音を立てて玄関ドアの郵便受けに茶封筒が投函され、そこに見えるはあの「親展」の文字。

これは何なの?と聞くと、借金の督促状との事。

薄々勘づいてはいましたが、消費者金融に借金を抱えていて、その後諸々の支払いが滞っていて、電気も水道も、そして携帯も止められてしまいました。

その状況を目の当たりにして、放っておく事もできず、今いくらあったらしのげるの?と聞いた額は、まぁまぁな金額でしたが、その返済費用を肩代わりした数日後、

「車持って行かれた」

えっ?どういう事?

「あいつらマジムカつく。絶対取り返してやる!」

という事で、現場を見ていないので何ともいえませんが、車は差押えにて、その日から私の車を自分の車のように乗り回す事になりました。

「シッコウ!!」のドラマを見ていると、元夫の車を持って行ったであろう人は、執行官だったのだろうか?とふとあの当時のことを思い出し…

そんな正規ルート?での差押えとは思えなかったし、今振り返ると、本当に差押えだったのかも疑わしくなってきます
でも、それ以来、「親展」の茶封筒は投函されなくなったので、いずれにせよ換金性の高い車が借金返済に充てられたのは間違いなさそう。。。

ドラマの中では法律用語の解説も散りばめられていて、不動産と動産の意味等、裁判でも度々耳にした単語が出てきました。

いろんな知識を持っていた方が人生強いよなぁ、、、
そういう意味でリーガル系のドラマや映画は比較的よく見るかもしれません。

元夫と結婚する時、借金は精算する事を条件にしていましたが、結婚後の新居にも取り立てがきた日、話が違う!!と大喧嘩になりました。

そして、なんらかの形で債権者と話をまとめた元夫。
ブラックリスト掲載は免れず、クレジットカードの作成はもちろん、車も家も全てのローンの審査は落ちまくって、私にとってはデメリットしかない結婚生活を送る事に。

どうしてそんな人と結婚したのよ?と思われるのは百も承知で、まだまだエピソードは続きますが、そんな中から今日は「車上荒らしにあった日」のお話です。

その日は土曜日でした。
週休2日にて私も元夫も朝から子供の野球の準備でバタバタしていた時、インターフォンが鳴り、こんな朝早く誰?と思って窓から門の方を覗くと知らない方。とりあえずインターフォン越しに「はい?」と出ると、

「通りがかりの者ですが、多分車上荒らしに遭われてるのでは?と思って」

「えっ???ほんとですか?すぐ行きます!」

元夫にも告げて2人で慌てて外に出てみると、元夫の社用車の周りには書類が散乱。
数メートル先の側溝に会社鞄が捨てられていて、ファイル等も放り出されている。

元夫は車内の惨状を確認するや否や、

「おまえ何したんや!!!」

私に向かって怒鳴りました。
はいっ…???

とにかく警察でしょ、と連絡するとすぐさまお巡りさん到着。
実況見分が始まると、車内に指紋が残っていないか、鑑識の方が使う綿帽子みたいなやつでパタパタとハンドル、ダッシュボード、サイドボックス等確認しています。

一通り確認し終えて、お巡りさん一言、

「プロの仕業ですね。手袋はめてしてますよ」

そう言うと、それがわかる場所を示して見せてくれました。
指紋を残したであろう箇所の手垢?には手袋の繊維状の模様が浮き上がっていて、なるほど、こんな風に確認するのか、と私は興味津々。

元夫は被害に遭ったことによる怒りがおさまらないまま調書や被害届に記入し、その間私は道路に散在していた書類等かき集め、そもそも車内に社内の資料や鞄を置きっぱなしというコンプラ意識の低さよね。。。

そして一通りの所作が終わった頃、私はお巡りさんに聞いてみました。

「お巡りさん、車上荒らしに遭ったとわかった時、この人最初に私を疑ったんですよ?どう思います??」

「…はは、それはこの後ゆっくりご家庭で話し合ってください」

お巡りさんは苦笑いです。
警察は民事不介入ですからね。
そんな事言われても困りますよね。

元夫が私を疑ったのには理由がありました。

遡る事数年前、元夫のダブル不倫の証拠をゲットしたのが社用車だったのです。
コンプラ意識の低さが元夫には仇となり、私にとってこれ幸い…。

随分と話が逸れてしまいましたが、
「シッコウ!!」に話を戻すと、最終回はかなり切り込んだ内容でした。

日本の現代社会の問題の一つである単独親権、共同親権。子の連れ去り問題。
子供の引き渡しの強制執行は、いくらいろんなパターンを想定しても、どのパターンも、"辛さ"以外残らない。誰にとっても"辛さ"しかない。両親ともに健全なる愛情を持っている場合は。。。

そんな状況を作らない事が、そんな状況に陥らないようにする事が、1番の解決法ではありますが、そううまくはいかないから悩ましい。

そんな事も少子化の原因の1つなのかな、とふと考えてしまいました。

気温は相変わらず高いけれど、心なしか秋風を感じる午後の昼下がり。
どうしてもここのマフィンが食べたくて、アレルギー覚悟で初めてイートインを"執行"してしまいました。


心地良いBGMと共にしばし読書を楽しもうと思います。
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