大谷さんの記録更新、偉業達成へのカウントが日々更新され続けていて、今カウントなんだっけ？と既にわからなくなってしまうくらい、すごい状況になっていますが、
そんな中でも、先日のグランドスラムは歴史に残るワンシーンだったと思います。
同点で迎えた最終回。
2アウト満塁。
転がせばなんとかなるかも？あわよくば四球押し出しなんて状況で、
まさかのHRなんて漫画かよ？の世界ですよ。
そしてそのHRをもって40-40達成って…
どんなメンタルなんだ。。。
かと思いきや、愛犬デコピンが始球式に登板するや、またまたHR！
そしてそつなく盗塁も決めて42-42。
もう漫画や映画の世界でも出来過ぎです。
大谷選手、確かピッチャーでしたよね？？？
彼のこの素晴らしい活躍の元となっている有名な目標シート、マンダラチャートがあります。
これを高校生の時に書いて、さらに人生設計シートまで作り込んでいたそうで。
目標を明確に具体的に持つことで、目標達成できるのだと身を以て示してくれているので、納得せざるを得ません。
そんな有言実行力半端ない大谷さんと同じ種類？のメンタルを発揮した高校球児がいました。
この夏、甲子園を一世風靡した大社高校。
その快進撃の様子はニュースでも度々報道されていましたが、中でも早実との試合は今後も熱く語られ続けるであろう名勝負だったと思います。
接戦で迎えた９回裏。サヨナラの場面で早実はレフトを内野に配置するという珍しい守備。
そしてその内野のところに見事に球が吸い込まれていくのですから、、、
記録はレフトゴロだそうで。。。
同点のままタイブレークとなり、サヨナラの場面で代打に起用したのは、この夏の大会、地方大会含め、初出場となる安松選手。
試合を見ている時は、えっ？なんでこの場面で初出場の選手なの？と思いましたよ。
その子が我が子なら、親としては、やめてあげてー！うちの子そんな責任負えませんーって心臓飛び出てきそうな場面です。
息子が守備ならどうかうちの子のところには飛んできませんようにとか思ってしまうし、バッターなら、バット振らずあわよくばデットボールもらいなさい！ぐらい思ってしまう究極の場面です。
それほどイニング後半の勝つか負けるかの瀬戸際は、めちゃくちゃ緊張するものなのに、甲子園でのここぞの場面で起用するなんて。
結果、絶妙な転がし方で三塁のラインギリギリにバントを決めて、自らも一塁セーフで満塁にしてしまう。
そしてラストはエース馬庭くんのサヨナラヒット。
これもドラマの筋書きにしては出来過ぎ…
そうやって劇的な幕切れをした試合後の監督インタビューで、
早実の監督は、「監督を辞めても今日の敗戦は覚えていると思う」と言うくらいナイスゲームで、
大社の監督は安松選手の起用についての質問に「もちろん初出場なのはわかっていました。あの場面で選手を集めて聞きました。"ここでバントを決めれる自信のある者手を挙げろ"と。そうすると安松が手を挙げて「サード側に決めてきます」と言ってくれたので、私は信じるだけでした。」
"信じるだけでした"という言葉のもつ威力たるや。
この事実を試合後に知った時の驚きと感動は、私もずっと覚えていると思います。
立候補して宣言できる程の練習量があったのでしょう。
そして、それをちゃんと見てきた先生の信頼もあったのでしょう。
この上ない有言実行です。
単純に、言葉にすれば叶うのではなく、
どんな状況でも冷静に対処できるメンタルは、
その陰に、その裏に、弛まぬ努力、練習量がある事は、大谷さん、安松くんの共通項なのかな、と思いました。
有言実行、簡単じゃないから価値あるものになるのでしょう。。。
あぁ、8月も最終日、夏も終わりに近づいてきましたね。
次の楽しみ、秋も満喫しなきゃっ
台風や線状降水帯から解放されて早く青空が戻ってきますように。。。
