つながる つなげる

✨🌈I can fly with you🌈✨

103万の壁

2024-11-25 22:03:00 | シングルマザー
扶養範囲内で働くか否か。

今活発に議論されているこの103万の壁問題、働き控えというものがあるそうで、社会保険料等の支払いで手取りが減るという事や、扶養から外れることによって、控除が受けられなくなる、結果、年収が減る…という事を避けたいというお話しですが…

では、103万を超えてしまったらどうなるのか…

今日はそんなお話しです。

2020年、まだ世の中がコロナ禍でいろんなことに制限がかけられている頃、我が家は4世帯となり、それぞれがそれぞれの地域で生活していました。

私は大阪。
長男は横浜。
当時大学2年の次男は東京都町田市。
高校生の末っ娘は九州。しかも、娘の寮がコロナで閉鎖になったりしたので、急遽アパートを借りて一人暮らしをする事に。

その翌年、2021年には末っ娘も大学進学で東京で寮生活が始まりました。

まぁ言うて、私シングルマザーなんですけど、3人とも私立高校、私立大学(しかも東京2人)で.よくぞやってこれたなと思うのは、国や銀行から借りられるだけの教育ローンを借りられたからでもあります。

断られた銀行は…メインバンクから外しましたけど

そんな事はさておき、4世帯を切り盛りするのも大変で、横浜、町田、東京の3人に1箇所で一緒に住んで欲しいとお願いし、皆で川崎に移りました。

大阪を拠点として、愛犬2匹を託していた実家の福岡、子供達の住む川崎、と東へ西へ。交通費もバカになりませんが、致し方なく。

そんな2021年の11月。ちょうど今ぐらいの時期です。

仕事をしていると、経理担当の方からメールが一通。普段やり取りをしない方だぞ?
メールの件名からして、一瞬誤送信なのでは?と思いましたが、メールを開くと、宛名は確かに私の名前。

メールの件名は…
「扶養是正調査依頼」

・・・なんじゃそりゃ。

添付されていた文書を見てビックリ。

長男の所得が扶養範囲を超えているのでは?という事で、管轄の税務署から是正調査の依頼が来ているという。。。

えっ??
えーーーーーっ

しかも回答に猶予はない感じ。
直ぐに長男に確認を取る。

「正直わからんもん。そう言われたらそうかもしれんし。。。」

「とにかく、平成30年と令和元年の所得証明書を取り寄せなきゃね」

一体なぜ私に白羽の矢が??
税務署というだけでアレルギー反応出そうなくらい関わりたくない相手なのに、会社に迷惑もかけられないし、とりあえず対応しなきゃ…

えっと、、、
ここでいうところの平成30年は、長男は福岡在住だったので、委任状を作成して母に代理で取りに行ってもらいます。

そして令和元年分は長男が横浜へ取りに行き、それぞれ遅滞なく私の手元へ届き、調査依頼書の回答と共に経理部へ提出。

はぁ。。。
届いた所得証明書を見てみると、、、

本当に、ほんの少しだけオーバーしていた

この税務署からの是正調査は、ランダムに選ばれているという噂ですが、実のところは裏はしっかり取られているらしく、嘘をつくことは勿論、逃げも隠れも出来ない、、、

なので、
はい!追徴課税ですよね、必要な税金はちゃんと払いますよ!と覚悟の上で、、
とは言うものの、一体いくらぐらい請求が来るのかドキドキです。

そんな中、経理部からまた連絡が。

「依頼していたのは、平成30年分と令和元年分ですが、今回お送りいただいた2通のうち、1通が平成30年度分になっています。恐れ入りますが、平成30年分を再度ご提出お願いします。
しかし、平成30年度の分も扶養範囲超えているようです。
こちらは今回税務署への提出は不要となっておりますが、他の2件同様に給与で是正されますか?それとも個人で確定申告されますか?」

え、ちょっ、ちょっと待って、どう言う事?
と、手元にコピーしておいた長男の所得証明書を確認してみると、

平成30年"度"となっている
平成30年分と平成30年度分の違い…
わかりやすく言うと、
令和元年分: 2019年分
平成30年分: 2018年分
平成30年度: 2017年分(平成29年分)

平成30年分は、母に頼んだやつなので、すぐに母に連絡。

「えー?やっぱり違うの??あなたの言う通り平成30年分って市役所の人に伝えたのよ?そしたら担当の方が平成30年"度"の間違いじゃないですか?って言うから、そうですかね?となったの。」

(市役所の人も余計な事を)

「そっかぁ。。。なんか、要らないやつ提出したっぽくて、その年の分も追徴課税になった」

「えーーー!ごめーーーん

「いやいや、私がちゃんと確認せずに提出したのが悪いんだけど…
…じゃなくて、是正すべきはきちんと是正すべきなのだけど…」

それにしても、、です。

経理担当の方も…「この年は提出不要となっているので…」と見なかったことにして返却してくれよーーー!!

いやいや、彼女は基本に忠実に.、正義感を持って粛々と業務対応したまでに過ぎず、

いや、でも、この年度は違いますよ?で良くない?

いやいや、ちゃんと叩いても埃の出ない清廉潔白な人生を…

私の中で天使と悪魔が囁きあっています。

調べてみると、税務署は3年とか5年とか数年分をまとめて請求するらしく、そもそも目をつけられていたのかな、と。

しかしながら、平成29年分は調査不要になっていたのよ?
そのご厚意⁈を無駄にする事になってしまい、

結果的に…
2021年の12月の給与…つまり、年末年始の年の瀬に、何かと出費がかさむ12月の給与が…ほぼありませんでした

前述の通り、私がなんとかやってこれたのは、借りられるだけの教育ローンを借りてきた訳で、なぜ借りられたかと言うと、会社員として勤められていたからであり、その会社に恩を仇で返す訳にも行かず、是正すべき事は是正し…

にしてもですよ?
私は必死で働いて、なんとか3人の子ども達を育てて来た訳ですよ。

そんな私から追徴課税しなくったって、もっと裕福な方や企業さんが大きい額脱税してたり…よく記事になってるじゃないですか。。。

あ、いや、是正すべきは是正なんですけど。(往生際が悪くてすみません)

この経緯を長男に話すと、
「なんかごめん。俺がちゃんとセーブしておけばよかったのに」

「全然謝る必要ないよ。お母さん(家計)を助けようとして働いてくれていただけの話だから、お母さんが扶養外しておけば良かっただけだから」

「うん。でも来月生活できるん?」

「大丈夫!それよりしっかり税金納めたから公共施設をちゃんと利用してね。その権利は行使してくださいよ」

あ、いや、こんな優しい言い方ではありませんでした。
「公共施設を使い倒しなさい!!」ぐらいな勢いで

なぜにこんなに納税に対してネガティブなイメージが先行するのか、です。

新聞で「税金の無駄遣い」という記事を目にする度に、しっかりしてくれよ!という思いは募ります。

それに加えて汚職事件や法令違反、コロナ禍のマスクしかり諸々の助成金の不正使用とか…

税金が正しく活用されて、納税者への還元が適切であれば、しかるべくして然るべきなのですが。

1番身近なのは住民税を納めている市役所かなと思いますが、市議会議員さんの給与って見た事ありますか?
あの年齢で、この額もらってたらそりゃ辞めないよね、と納得の価格です。

でもその働きに対する対価として妥当かどうかは、市民の判断に委ねられます。

"それ"に見合った働きぶり、発揮されてますか?

先月、末っ娘の就職も決まり、大学授業料も後期分を払い終え、正真正銘子育て卒業!!ですが、これからは健康な身体を維持して、借りた教育ローンたちの返済を粛々と。。。

そしてなけなしの給与から引かれる税金の額を見ると、政治に無関心ではいられなくなるのでした。。。


見出し画像は美しいと思った瞬間をパチリ。
やっと青空に紅葉が映えるようになりましたが、今年の秋は短かかったですねぇ。。。
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内容証明ver2_3

2024-11-20 22:50:00 | シングルマザー
内容証明シリーズ完結編です

"内容証明"という代物に、個人的に関わる事は殆どないと思いますが、私の場合は、送受、両方の経験を待ち合わせています

そんな経験いらないと思うのですが、少々の事では"たじろがない"という肝っ玉母ちゃんには成長しました。

という事で、前回からの続きです↓
過去のブログより抜粋です。

会社で仕事に専念していると、携帯のメール音がブルブルっと鳴りました。


業務中でも学校からの緊急メールが届いたりするのですぐにチェック。

「今、郵便受けにて気付きました。郵便局より不在通知。内容証明ということで再配達依頼しましたが、内容は検討がつきます。」

父からでした。

金曜日の昼に母が直接モラ夫に物申す事件があり、弁護士から注意勧告を受けたにもかかわらず、どうやら更に内容証明まで送りつけてきた模様。

基本、訴状にしても、内容証明にしても、
いわゆる法に則って仕事をされている方が作成する文書には、表現や、言葉が独特の言い回しで、“決まりごと”があるかのように、これでもかというくらい相手方を非難し、いかに極悪非道の人物であるかを言葉巧みに責めてきます。

“慣れていない人”が見たら、まずは、なに~~~!!!と文書を手に震えだし、そして、事実無根だ!と怒り心頭となる。

それが内容証明という先制パンチの意味するものなのです。

今回も「へへーん、俺はいいつけてやったもんね~」といわんばかりに、
あんなことされた、こんなこと言われた、とみみっちいほど些細なことも拾い上げてしっかり記載されていました。

そして、「このようなことが娘さんの不利になっても決して有利にはならないということを覚悟せよ」という強烈な圧力をかけて締めくくられていました。

相手方代理人はこんな弁護をして虚しくないのかな、、、なんて思ってしまうのは、内容証明なんて痛くもかゆくもない私の発想ですが、

「なんやこの文書は!お母さん宛はともかく、なぜお父さんにまで通達されるんだ!」

まんまと術中にはまってしまうのは父でした。

確かに、モラ夫のいる家に乗り込んで行ったのは母です。

その行動を事前に予測もできなければ、父は、私からの確認の電話を以ってして初めてその事実を知りました。

父は知らぬ存ぜぬの出来事なのに、夫婦ということで!?ご丁寧に母宛と父宛と2通発送されてきました。全くご苦労なことです。

父は抗議文を送ってやる!と息巻いています。

大丈夫、そんなものは相手にとって"忠告したからな"という事実と、“受け取りました”という事実が欲しいだけだから。
詫び状も必要なければ、ただ粛々と交渉を進めるのみよ。

そこで怒りをあらわにして新たな行動を起こすことを向こうは手招きして待っているんだから。抗議文なんていらないってば。ノーレスポンスが一番効果的!

ただ、お母さんにはちゃんと注意しておいてね、と更に念押し。

内容証明が届いた日の夜、今後の裁判についての方向性を固めるべく、弁護士事務所で打ち合わせとなっていました。

こういう“時のめぐり合わせ”を私は結構重要視しています。

来るべくしてくる、成るべくして成る、、、

その日の打ち合わせには、内容証明の報告と父の怒りを鎮める意味もあって、初めて父を同席させました。

娘を思う気持ち、孫を思う気持ちは重々理解しているつもり。
今の状態は大変だけれど、私も子供達も決して不幸だとは感じていない。
それは私達が今まで頑張ってきたという誇りとプライドを確固たるものとして皆が自覚しているから。

打ち合わせの席で私は母の行動を詫びるとともに母の擁護もしました。

客観的にみても1対4、1軒家対アパートで、
ほぼ毎日のように母は子供達が帰ってくるころアパートへ行き、私が帰るまでの間、食事に洗濯に、習い事にとフォローしてくれています。
その現状を知っているものとしては、目の前にぐうたらしている父親がいたら苦言を呈したくなるのもわかる、と。

まして、同じ生活圏に住んでいて、これまで奇跡的に?バッタリ鉢合わせになることは
なかったにせよ、可能性はゼロではないし、会ってしまったら仕方ない部分もあるため、
例えば、偶然遭遇してしまった場合に“通達したのに約束破ったな”と訴えられても困る、
と。

私の弁護士は“敢えて話しかけることは控えてください”というレベルで・・・といった。

父は私の話しぶりに安心したのか、
怒りに任せて作成した抗議文を少し気恥ずかしそうに引っ込めた。

全く・・・
学童保育の入所に必要な就労証明書を提出するように依頼しても、入手まで3ヶ月かかったし、(学童保育所には締切り後も寛大な措置で待ってもらいました)

モラ夫の口座にしていた子供達の給食費の引き落としも、残高ゼロにされてしまったので、口座の中止届けを依頼しても、これは結果的に送付されてくることはなく、でも中止を受け付けた後で変更届けの提出となるゆえ、事情を説明して、中止届けは学校の校印で代用してもらえることとなった。

子供達のための書類ですらこの怠慢さである。

なのに、母が乗り込んでいったのは金曜日昼。
内容証明が届いたのは日曜。再配達で受取は月曜。

“自分にとって痛いこと”に対する反応は迅速である。
それがモラ夫なのだから。

今回迅速だった理由はもう一つ。

母が放った一言が効いたと思われます。

「お父さんに言うわよ」

モラ夫の父はもちろんモラ父である。
経営者であるモラ父から突然解雇されることなど珍しいことではありませんでした。

モラ夫が何よりも恐れているもの。
それがモラ父の存在である。

モラ父の耳に入る前に、何としてでも阻止せねばならない。

そこを相手方代理人に必死に訴えたに違いない。

この、勝手に入るべからずの話は、後にまた面倒な手続きを強いられる事になるのですが、、、

今日は「世界子どもの日」です。
子供の権利…生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利…

私は長男から後押しされましたが、自ら声を挙げられる子、、どれくらいいるのでしょうか。。。

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内容証明ver.2 _2

2024-11-18 13:27:00 | シングルマザー
今から十数年前の離婚した時のお話しです。

離婚を決意し、3人の子供達を連れて家を出て、アパート暮らしをしながら、離婚裁判と2つの調停を同時進行させていました。

今振り返っても、よく待ち堪えたなぁと思いますが、その当時はそれが最善の策と思って突き進むしかなかったのです。

別居後は、元夫に住処がバレないように車を買い替え、ひっそりと暮らしつつ、必要な物を元夫が不在の時にちょいちょい自宅に取りに帰っていました。

すると、、、
前回からの続きです↓

「勝手に家に入るべからず・・・」

相手の弁護士から私の代理人である弁護士に通達が来ました。

モラ夫の身勝手極まりない主張を、今後の交渉のため、と不本意ながら言われた通り、頑なに守りつつ、気をつけなければいけないのは私の父。
今にも勢いあまって怒鳴り込みに行きそうなのを何度止めた事か。。。

娘が不幸になっている、孫が不憫でならない…恐らく、私以上に元夫に対する怒りは増していたのだと思われ、裁判や調停の話をすると、「お父さんが直接言ってやる!」そう度々口にしていました。

私だけの力じゃ制止できないかもしれない、と、兄弟にも協力を仰いで、絶対に身勝手な行動をしないように。。。
兄弟からも釘を刺してもらっていました。

そんな中、携帯が鳴ったかと思ったら、表示は弁護士先生から。

「お仕事中にすみません。先ほど、相手方代理人から連絡があり、お母さんが直接相手方の自宅に行かれたそうですが・・・」

えっ!?

いつですかっ????

母が???????????

そんなはずはない。父ならともかく、母はない・・・はず!?

血の気の多い父は警戒していたけど、
温厚な母は残念ながらノーマーク。

すぐさま母に事実確認。

母は少しビックリしたように、

「なに?なに???もう何か連絡あったと?」

OH MY GOOD!!!

母は事の重大さよりも情報伝達の早さに驚いていた様子。

いやいや、驚くべきは母の行動ですがな。

母曰く、、

「それがさ~、あの家(私の家)の近くのAさんの家にお届けものがあったからちょうど前を通ったのよ。
そしたら昼間っからまーた車があるのよ。
最初は通り過ぎたとよ。でもAさんの家に行ったら“しょっちゅう車あるわよ”って言われてさ~、Aさんちに1時間近くいたのに、帰る時もまーだ車あるんだもん。子供達もあんたも、どんな思いでアパートにいるか考えたら昼間っからクーラーの中でサボってるなんて腹が立って“つい”ね。」

いやいや“つい”じゃ困るのよ。

「それでさぁ、案の定パンツ一丁にTシャツ姿で何しているのか聞いたら“仕事です”なんていけしゃーしゃーというのよ。
あなたの仕事は自宅でそんな格好でできる仕事かどうか、社長であるあなたのお父さんに確認しますっ!」

と啖呵をきった母。

モラ夫は「勝手に入らないよう、直接接触しないよう聞かれてないのですか?」
と上から目線で言いのけたらしい。

注:仕事と子育てを両立する私のサポーターとして母には自宅の合鍵を渡していたので、いきなりガチャガチャっと開けて乗り込んで行ったと思われます。。。

いやはや、何もされなくてよかった。
そっちのほうが心配だったよ。

でもこの行動は相手方代理人も、私の代理人も非常に困惑し、進む話も進まない、と少々ご立腹。

本来立腹する相手は、交渉条件として家に居座り、昼真っから仕事をサボってばかりいるモラ夫なのだけど。

母はモラ夫との直接対決にワナワナと震えながら、いてもたっても居られなくなり、仲人さんに相手方父親の連絡先を聞き出そうと、事の成り行きを話したところ、仲人さんから相手方には自分から注意するので落ち着いて、、、ということで話がまとまったそうで、、、

はぁ。。。
まさか母がそんな行動に出るなんて。

仲人さんによると、その日は相手方父親は検診で1日中不在だったとのこと。
どうりで「監視がおらずのサボり放題の1日」だったわけだ。
よって、父親にバラされたら困る!と思っての代理人を通じて速攻でにお達しが来た模様。

相変わらず、そういうずる賢さは光っている。

当時のブログを振り返りながら書いていますが、今年の初めに、母は人命救助をしました。周りの方から賞賛されましたが、そう言えば、咄嗟の行動…思わずやっちゃう人でした(詳細はこちら→武勇伝)

続く…

明日から寒くなるみたいですね。
昨日久々に梅田で買い物していたら、街はクリスマス仕様になっていて、キラキラ。
しかし、歩いてみると11月も中旬だというのに23度とか…このギャップに頭が追いつきません…
そんな梅田で遅めのランチを…の見出し画像です。身体に良さげなのがgoodでした。
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内容証明ver.2 _1

2024-11-17 09:20:00 | シングルマザー
人生紆余曲折、皆何かしら思い通りにならない事、ならなかった事の一つや二つあると思うのですが、

私の30代後半から40代後半までは本当にしんどい日々でした。

元夫との離婚劇もまだ1/3くらい⁉️しかアップ出来ていないのですが、以前その前段階に起こった元夫の不祥事に対して、内容証明を送りつけた話をアップしました。

なかなか経験する事のない類のものですが、おかげで今となってはあらゆる耐性はバッチリ。

どんどん強靭な心身を手に入れつつあります

と言う事で、今日は逆に内容証明を送りつけられちゃったバージョンのお話しです

今から10数年前、当時のブログから抜粋です…

Xdayを見据え、家の権利書や通帳、母子手帳、保険証、過去の日記、離婚の争点や証拠となりうるものはチョコチョコ持ち出し、
実家に保管してました。

その準備をしている最中はこれから起こることを想像しては、ドラマのワンシーンを演じているような変な高揚感がありました。

元夫から逃げるように3人の子供達を連れてアパートに引っ越し、何かと不便になったものの、安心して眠れる場所を確保できた事がなにより。

そして季節は冬、春から夏へと移り変わり…
一軒家においてきた子供達の日用品、学用品、衣類等季節によってニーズも変わります。

そこで、必要なものはモラ夫がいない間に
両親の車で両親のどちらかを伴って、取りに戻ることがありました。

時にそれは夏服の制服だったり、スクール水着だったり、

粘土板に粘土ベラ。彫刻刃にデコ弁用の調理グッズ等とるに足らないものだけど、“そこ”には確実にあるのだから。

一軒家に取りに戻るたびに、目についてしまう伸び放題の庭木に雑草、埃だらけの寝室に子供部屋、タバコと男臭い匂いが充満している悲しいリビング。

なんであいつが1人でこんな広い家に住んでるんだ!

しかも家のローンは私が全額負担し、モラ夫は居住権を振りかざすのみ。

何かを取りに行くたびに玄関にあるモラ夫のスニーカーを蹴っ飛ばし、踏みつけて帰ってきてました

ある日、あーちゃんの晴れ舞台、ピアノの発表会を記録に残すべく、ビデオカメラを取りに行った時の事。あるはずの場所から忽然と姿を消しているではないですか。

探しても見つからず、諦めて夏に必需品となる除湿機と扇風機を取りに屋根裏の納戸に取りに行くと…探していたビデオカメラ一式を発見。

カレンダーの「発表会」の文字を見て意図的に隠したと思われる…

でも見つけちゃったもんねー!とこれまでのテープも含め一式持ち出しました。

すると・・・

相手方弁護士から私の代理人を通じてお達しが…

「勝手に家に入るべからず。泥棒が入ったかと思うので必要なものは事前に連絡をし、了解を得てから取りに入るように」

もちろん、猛烈に反対しました。以前も一度同じお達し(題して掃除機奪取事件アパート暮らし2 )があったけど、そんなことは住宅ローン払ってから言ってくれっ!居住権主張するなら私も共有名義である事を主張する!

私の家でもあるのに、自分の家に入るのに了承がいるなんて。
そんな言い分受け付けない!
ものすごい勢いで代理人に抗議しました。

でも代理人いわく・・・
「交渉中であり、直接本人同士が鉢合わせになるリスクは極力避けていただきたい」

あの・・・
事前予告して入室するほうがどこで待ち伏せされているか、何が起こるか・・そのリスクのほうが高いと思うんですが。
もし、何かあったとき誰が責任とってくれるんですか?

「相手方代理人が責任とります」

随分と無責任な言い方。

モラ夫が泥棒を心配するなんて、、そんな性質ではない。単純に自分が隠していたビデオカメラを見つけられてしまった事、一緒に置いてあったアダルトビデオ…それを見られたのがマズッたと感じただけの話。

「交渉を上手くいかせるためには一理あります。われわれも代理人として動いているのに本人同士の接触で方向性が変わることは多々あり、そうなるとうまくいくものもうまくいかなくなります」

そういわれると了承するしかない。
お金を払って依頼している代理人なのだから。

しかし、、

相手に入室することを事前に知らせるリスクはどうしても私は安心できない。
モラ夫の正確を知っているだけに、敢えて知らせる事が何を招くか想像できます。

なので、悔しいけれど、必要なものはその都度“新調”することにしました。
全くもって本来不必要な経費。
でもその都度子供達は
「出て行ってくれればいいのに。なんで出て行かないと?もうムカつく~」
とモラ父に対する反感、不満が増幅するのでした。

これは私の作為的ではない上に、モラ父が自ら犯した子供に対する“愛情”の結果。

この時、離婚裁判と並行しながら、私はモラ夫へ婚姻費用の調停を、モラ夫からは子供達の面会交流の調停を起こしていて、せめて家を代わってくれれば子供達の父親に対する気持ちも軟化するのではないか?と提案すると、調停員さんは、

「住宅は婚姻費用なので面会交流とは別に考えてください」と言われました。

そんな事はわかってますとも。
ただ、子供達が何を望んでいるのか、それに答えようとしない父親に会いたいと思うのかを問いかけているのですが?

この押し問答、この後もずーーーーっと続きます。

さて、モラ夫はこの裁判中、2つの調停中の最中にさらに内容証明まで送りつけてくるのですが、その内容は???

つづく



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ベストシーズン

2024-11-15 06:30:00 | 日記
秋も随分深まり…今日は"行楽の秋"について…
少し前に予告していましたが、

高野山に行ってきました〜!
世界遺産登録20周年!
秋の紅葉シーズン、行くなら今でしょ!と、会社の同僚3人で女子旅です。

一度都合によりリスケとなった今回の旅ですが、11月の紅葉シーズンに行けるとは思っていなかったので、かなりハイテンションな私たち。

朝の7時に家を出て、
南海なんば駅の特急こうや予約車両前で待ち合わせです。


海外の方も多く見受けられて、寒くもなく暑くもなくで本当にベストシーズン。

特急電車ならではの向かい合わせの席に座り、車窓を楽しむ間も無く、3人とも部署が違うので、日頃の仕事の積もり積もったものを一気に吐き出していたらあっという間に終点極楽橋駅に到着。

ここからケーブルカーに乗り換えて…
耳に気圧の変化を感じながら、一気に高度が上がっていくのがわかります。

高野山駅へ着くと、待っていました!とばかりにバス誘導されて…

ここまでなんと素晴らしい連携プレー。
無駄のないタイパの実現です。

見どころは、世界遺産だけに山ほどありますが、まずは一気に奥の院を目指します。


この奥の院は空海こと弘法大師の御廟を祀る聖地となっていて、かの藤原道長や足利義満、豊臣秀吉も参詣し、約2Kmの参道には、徳川家、織田信長、上杉謙信、武田信玄等錚々たるメンバーの供養塔も立ち並び、改めてすごい場所なんだということがわかります。


そして紅葉はまさに見頃。


早めにランチを…と精進料理のお店を目指すも、朝早く出てきて、結構お腹ペコペコ。先に目に入ってきたカフェでランチを取ることに。。。
ここもある意味精進料理にてほぼビーガン食。(写真撮り忘れました…)
乳アレルギー、牛肉アレルギー持ちの私には有難いです。

お寺と紅葉と池…侘び寂びの世界観バッチリ。

お腹も満たされてバスで移動します。
1dayチケット大活躍!
続いて壇上伽藍。弘法大師が高野山で最初に開いた地です。


この門には四天王が安置されているのですが、南の守護「増長天」を見てビックリ!
胸元になんとオニヤンマ!
思わずパチリ。


そして西の守護「広目天」こちらはセミ。

この2体は2015年に新たに安置されたそうで、トンボは「断じて悪を許さない、後ろに引かない」という意味が、また蝉には、「どこまでも届く鳴き声によって悪を退ける」という意味が込められているのだそうです。

オニヤンマ、最近ではキーホルダーやバッジで虫除け効果抜群の人気ですからね。

こちらは基壇の把手を押して一周すれば読経の功徳が得られるという六角経蔵。
はい、勿論一周してきました。


予報通り少し雲が出てきましたが、朱色は鮮やか。根本大塔。


紅葉のグラデーションが美しい…

時間まで紅葉狩りを堪能します。

 
そして高野山真言宗の総本山、金剛峯寺。
こちらの紅葉は同じ種類なのに左右で色が違うという事で…確かに


金剛峯寺の石庭「蟠龍庭」。


そして時間を気にしながら回っていたのは、今回のメインイベント、阿字観体験です。
阿字観とは…真言宗における呼吸法、瞑想法です。


阿字観は、半眼で腹式呼吸をしながら、
「阿…」と吐き出し、次第に無音になります。阿字観を終えた後は、頭もスッキリ!とても良い経験でした。


外に出るとあたりはすっかり暗くなり、気づいたら私たち、早めのランチを食べた後、休憩無しのノンストップで動いていたので、ちょっとコーヒータイムを…と思っても、お店も閉まっていて、、、

ここへきて皆さんが宿坊に泊まって高野山を堪能する意味がやっとわかりました。

時間が足りないのです。
せっかくだからゆっくりじっくり、歴史に想いを馳せながら学びながら周りたい…

この後はナイトツアーもありますよ?
そんなアナウンスもいただきましたが、私たちは日帰りなもので…

これまた一気に下界へ戻り、俗世間の雑踏に揉まれて行き着く先は、、、

やはり体力回復!
ご飯はおかわり自由との事で、ガッツリ2杯いただきました



紅葉のベストシーズンをしっかり満喫出来ました
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