こんにちは、TLCの三浦です。
前回のブログでスタート前の模様を紹介しましたが、
Vegas to Reno無事にゴールし、クラス優勝を獲ることができました!
応援いただいた皆さん、レースに興味をもって頂いた皆さん、ありがとうございました!
↑ゴールしたのはAM3:30過ぎ!いっぱい走りました 笑
スタート地に着いたとき、最初に感じたのは南米時代のダカールラリーを思わせる景観。
初参戦なのに、なんだか懐かしくも感じるような不思議な気持ちになりました。
↑スタート地点にて。
ダカールラリーでは指定されたGPSポイントをフォローしていきますが、このレースは
指定されたGPSトラックをフォローします。言葉だとちょっとわかりにくいかもしれませんが、
その違いは、前走車の走った轍を外せるか、外せないかという点。
ダカールラリーでは、轍が深くなりスタックのリスクがあるところや、改造車は通れても
市販車には厳しい場所であれば、その点を可能な範囲で回避し、ルートを切り開いていきます。
しかし、このレースでは否が応でも前走車の轍をフォローしなければなりません。
したがって、レース中は深い轍と、前走車の巻き上げる埃に視界を奪われ、我慢の運転が
余儀なくされます。
そして、レースの半分ほどは夜間走行となり、ますます視界は厳しくなります。
皆さんなかなかイメージしにくいかもしれませんが、埃の中で前照灯を照らすと真っ白で
何も見えません(汗)
霧の中でライトをつけて走行した経験のある方でしたら、そのイメージと同じと
思ってもらえればいいと思います。
そういった環境の中で今回僕は約11時間の走行タイムとなりました。これだけの時間がありますが、
上述したような厳しい環境の中でクルマを壊さず、トラブルを起こさずに走ろうと思うと、
勝負する(アタックする)ポイントというのは限られてきます。
そこでミスすることなく正確に攻めていくことができなければ勝負の舞台には上がれません。
ですが、ドライバーというのは心理上、常に少しでも速く走りたいと思ってしまい、
気が急いてしまうものです・・・。そして、勝負のポイントが来たとき、ライバルに勝てると信じる
強いメンタルも必要となります。
こういった経験がダカールラリーにも活きてくるのですが、今回僕が冷静に走れたのは
ナビゲーター、そしてチームのサポートが充実していたからこそ。
彼らは初めて参戦する僕に惜しみなくこのレースの戦い方に関する情報を与えてくれたし、
チームの一員であるドライバーとして仕事を果たせば必ず勝てると信じさせてくれる
素晴らしいチームでした。
最低限ノートラブルでの完走と思って準備を進めてきましたが、
勝てたのはこのチームの力があったからこそと思っています!
ゴール時、夜中でも皆が笑顔で迎えてくれた時、すべての緊張から解放され、疲れも吹っ飛びました!
そして、最後にこのレースのもう一つの特徴。
それはクルマに一切の窓がないこと・・・。
↑前後、左右一切の窓はありません。それが故にフルフェイスのヘルメットをかぶっています。
つまり、ずっと砂埃を浴びて走っています(汗)
11時間走ってもお腹が空かなかったのは、きっとレース中、
ずっと砂埃を無意識に食べていたからに違いないでしょう(笑)
↑写真ではわかりにくいですが、レースギアは埃だらけで、これどうしよう!?ってくらいに
なってました(笑)
でも、そんなこと気にならないくらい素晴らしい経験を得られたし、
この経験をダカールラリーの強さに繋げたいというポジティブな気持ちでいっぱいです。
そして、あわよくば・・・!?いや、絶対に!来年もまたこのレースに挑戦したい!!
そう思えるほどに戦いがいのある素晴らしいレースのフィールドでした!
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