みなさん、こんにちは。TLC事務局です。
先日は台風の影響が大きな被害をもたらしました。被災された皆さまには
心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を祈念しております。
さて、チームはフランス人メンバーを中心に10月初旬よりモロッコラリーに参戦し、
現在も引き続きモロッコに滞在し、テストを継続しています。
これが今シーズン3回目の海外テストとなるのですが、実はもうダカールスタートまで
100日を切っているのです!
現場に入っているスタッフ、フランスに拠点を持つチームスタッフ、
そして日本の事務局が連携を取りながら、AT仕様のラリー車の完成に向け
全力でテストに取り組んでいます。
本番を想定し、何度も走行を重ね、車両全体のセッティングを熟成させていきます
時にはテスト走行中にトラブルも発生しますが、選手らもこうしたタイミングで
トラブルシュート力を磨いていきます。すべてがトレーニング!
専門エンジニアが走行データを分析。ドライバー、ナビのコメント、メカからの
マシンの消耗状況の報告から総合的に判断し、よいクルマに仕上げていきます。
全員でクルマは作るんです!
今回は、後半のテストを担当している三浦ドライバー、ローランナビゲーター、
そして日本人メカの岩浅メカ、中武メカに電話インタビューをしてみました!
以下、メンバーからのコメントを紹介します。
まずは三浦ドライバー↓
(三浦ドライバー)
シルクウェイラリー以来のテスト走行となりましたが、わずか2か月あまりで
クルマは大幅に進化しました。路面によってはこれまで使ってきたMT仕様を凌ぐ性能に
仕上がったと感じており、ダカールが楽しみになってきました。
ここまでクルマを仕上げるにあたって、シルクウェイラリー以降はフランス人と
テスト情報を共有し、電話会議なども重ねながら全員で時間を有効に使えるよう
協力してきました。それぞれの立場で苦労や葛藤もありましたが、
苦労を喜びに変えるためにも残りの時間、1分1秒を大切にしていきたいです。
(ローランナビ)
これまでのテストでいろいろなトラブルにも遭遇しましたが、今回のテストで
おおよその問題の原因が明確になり、マシンの信頼性も向上してきました。
横からドライビングを見ていてもマシンを信頼して運転しているのがよくわかり、
いいリズムで走れています。明日で走行テストは終了になりますが、
いい形で終われるようベストを尽くします。
(岩浅メカ)
クルマの見た目こそ、同じランクルで変わりませんが、MTからATの変更に加え
車両規則の変更などもあり、クルマの制御システムが大きく変わった1年です。
覚えなきゃいけないことも理解しなきゃいけないことも山ほどあり大変でしたが
メカニック同士で得意分野を分担し、協力して問題も解決してこれました。
2年目になり、整備の視点もラリー走行をイメージしながら起きるトラブルを
予測しながら整備を進められるようになった手応えもあります。
大変ですが、ラリーの楽しさも実感できるようになってきてますよ!
(中武メカ)
4月から始まったメカ育成のプログラムもあっという間に終盤に入り、
気づけば初のダカール参戦が目前です。普段の整備作業と勝手がちがう部分も多いですが、
現場で過ごす時間の中で少しずつ余裕も出てきました。
また、言葉が異なるフランス人メカとのコミュニケーションも苦労だけでなく、
楽しめる部分も感じています。
今全員で取り組んでいるATラリー車の完成に向けて、ミスなく確実な作業を心がけて
残りのテストを進めていきたいです。
メンバー全員の言葉には苦労を感じながらも、クルマの仕上がりへの手応えからか
自信を感じる心強いものだと感じました!
甘くはないダカールラリーですが、このチームなら必ず良い結果を出せるんじゃないかと
信じることができました!
引き続き、みなさまの温かいご声援をよろしくお願いいたします。
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