ココロのかけら

心のかけらを集めたら
君につながった
ここにつながった
透明なガラスのような
ココロのかけら

山吹

2006-04-18 | identity


野に咲く花は
誰のためでもなく
飾られるためでなく
ただ咲く


光を目指して 伸びるから
曲がりくねり
でこぼこで
整列なんて していない


だからこそ
その輝きが
誰のためでなく
本物で

まっすぐなのだ



私はそんな
ひとり 凛と
野に咲く花に
なりたいと


光をあびて
ひとり まっすぐ
野に咲く花で
ありたいと




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生地

2006-02-27 | identity

辺りすべてが静まり返る
そんな夜に 立ち止まる
信号待ちの国道は
その光だけが際立って

遠くの山にまで続くライトが
まばらにきれいに散らばって
澄みきった夜の空気と共に
心の奥まで入ってくる


この町で
生まれ育って
この空気を
受けていた
都市に憧れたこともあったけど
この風景に ほっとする


帰るべき場所に
僕は帰ってきた
僕の心はここにあった

今見えてきた
僕の物語は
あの時ここから始まっていた


静かな空気に見守られて
僕は本来の姿に戻った

何も言わない淡いライトが
やさしく僕を 囲んでいた



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純粋さは

2006-02-21 | identity


純粋さは弱さだ


きれいな心は傷つきやすい
だから僕はいつも
自分を傷つけることで
安心していた


純粋さは弱さだ
だけど
強くなるために
灰色になんて
なりなくなかった

その白さが
だんだん 濁っていくことが
果てしなく むなしく思えた
だからいっそ
黒になろうと
傷つくのなら
傷つけてしまえと


でも僕は
透明でいたかった
重なって 少し青くなる
透明でいたかった


純粋さは弱さだ
だけど 強くなれる
絶えず流れる川のように
濁っても 濁っても
浄化していく強さを
澄んだ心を
持っていられる


純粋さは弱さだけど
貫けば 強さだ


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分身

2006-01-16 | identity

そして夜空には
満月
白い顔の
ニコちゃん

満ちては欠ける
月は
私の
分身

鏡に映った
白い影





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道  ~Special Tribute to Yuka~

2005-12-30 | identity

長い間 ぎゅうぎゅう詰めの列車の中で
揺られていたような気がする
身動きもとれない
抜け出す隙間もない
そんな列車の中で
揺られながら 立っていた

流れにのるのは 楽かも知れない
列車の中は 楽かも知れない
だけどこのままで いいのだろうか

-----次の駅で 列車を降りよう
レールの上から脱出しよう
どこまでも果てしなく続く
夢を目指して歩いてゆこう
自由な翼を持つ鳥のように
夢に向かって歩いてゆこう
自分だけの道を 
歩いてゆこう
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自決

2005-12-14 | identity

人にどう思われるかで
自分を決めちゃ いけないよ
そうやって みんなに合わしたって
誰も君の責任なんてとれない

正しいことを続けていれば
人はいずれ分かってくれる
だから自分を偽らず
曲げずにまっすぐ進むんだ

そうやって 強くなるんだよ
そうやって やさしくなるんだよ


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