ココロのかけら

心のかけらを集めたら
君につながった
ここにつながった
透明なガラスのような
ココロのかけら

純粋さは

2006-02-21 | identity


純粋さは弱さだ


きれいな心は傷つきやすい
だから僕はいつも
自分を傷つけることで
安心していた


純粋さは弱さだ
だけど
強くなるために
灰色になんて
なりなくなかった

その白さが
だんだん 濁っていくことが
果てしなく むなしく思えた
だからいっそ
黒になろうと
傷つくのなら
傷つけてしまえと


でも僕は
透明でいたかった
重なって 少し青くなる
透明でいたかった


純粋さは弱さだ
だけど 強くなれる
絶えず流れる川のように
濁っても 濁っても
浄化していく強さを
澄んだ心を
持っていられる


純粋さは弱さだけど
貫けば 強さだ


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静夜

2006-02-21 | ヒカリ

月も星もない夜は
町の明かりが
きれいに光ってる
深く澄みきった夜には
すべての影が 浮き上がる

木の枝や
橋や
明かりの灯ったアパートや
小さく動く川面


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少し長く

2006-02-21 | 


あなたが握ってくれる手は
いつも
心なしか
少し 長い

その感覚が
いつも心に残るから
わたしは 少し
うれしくて
わたしは 少し
切ないよ


あなたが握ってくれる手を
わたしはいつも
心に留めて
あなたを心に
残すの


少し 長く



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前髪

2006-02-21 | 


君の目を見た瞬間
僕はわかったよ
君がもう大丈夫だってこと

僕はほんとにうれしくて
ニコニコが止まらなかった


君がまっすぐ前を
見つめていられること
君がその前髪から
くっきり目を出していること

それは君がまたひとつ
一歩進んでいることの




僕はほんとにうれしかった
君に会えてよかった
君をずっと見てきて
今の君を
心から
誇りに思うよ


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透明なもの

2006-02-21 | ことばの風景

ライトに照らされた
ペットボトルの水が
青く光っていた

その輝きが
あまりにもまぶしくて
僕は目を奪われた


透明なものを
通した光は
なんて素直に
輝くんでしょう


水の妖精が
出てきそうな
そんなパワーを
感じた


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胸さわぎ

2006-02-21 | 


辛そうな君の絵だけが
目に焼きついて
私は心が痛かった


やわらかに 微笑んで
大きくて ふわふわ
そんな君のイメージだけを
記憶に残していたけれど

あれが本当の君の姿なのかもと
ふと思った


自分を責めるその姿に
私はやけに不安になった
この胸さわぎは
何だろう


私だけなのだろうか
考え過ぎなのだろうか
君は平気なんだろうか
ただの思い過ごしだろうか


大きくてやわらかい君の体が
震えているように見えた

壊れそうで
切なくて
私は心が痛かった


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