群集の外に
2006-05-21 | 詩
そこで待っていてくれたんだね
僕の幸せのかけら
数え切れないほどの
群衆の中から
僕は探そうとしていた
こんなにたくさんいれば
見つけられると
僕はたまらなく切なくなった
探しても探しても
たった一つに
出会えなくて
そこで待っていたんだね
コンクリートの片隅
小さく
でも強く
君はそこで待っていた
たった一つの君を
僕はようやく見つけた
君は小さく
笑っていた
僕は胸がいっぱいで
どうしようもなくて
涙がこぼれた
幸せのかけら
君を見つけた
小さなハートが
4つ並んでいた