鳥羽竜展と同時に開催した化石レプリカ作り、後半にもたくさんの親子連れがきていただき大賑わいでした。担当のものもうれしい悲鳴で大忙しです。今回は4階会議室のフロアということで少し作業に配慮が要りましたが、みんな丁寧に作業をしてくれていい作品ができました。水の手配と乾燥場所、そして石膏のあと処理が少し大変でした。でもたくさんの子どもたちに直接体験していただきいい機会ができたと思っています。今度は11日、かもめホールで開催される恐竜講演会です。
化石レプリカ作りでせっこうを流し込み40分ぐらいしてから、また取り出しにきてもらいました。今回は室内なので乾燥に時間がかかり、少しやわらかかったので心配しましたがどれも見事にできていました。ちょうどこのときケーブルテレビの撮影もしてくれていたのでいいところをとっていただきました。
化石レプリカ作りにはたくさんのお友達がきてくれました。恐竜大好きのお友達は、自分でせっこうをねって上手に型に流していました。やはり「すきこそもののじょうずなり」といわれるがごとくすばらしい光景でした。作業では一番難しいティラノサウルスの歯の化石に挑戦です。
今回の鳥羽竜展で大盛況だったのは化石レプリカ作りです。4階の大会議室の一部を借りて子どもたちに体験してもらいました。おばあさんといっしょに来た子どもたちや仲良し五人組で一生懸命作ってくれました。このお友達は何回も挑戦し後半はレプリカ教室のアシスタントとして活躍してくれました。
今までに安楽島とはま海岸で発見された鳥羽竜の骨化石は写真の図の部位です。これだけ多くの骨化石が発見されたところは日本でも数少ないところで大変貴重な発見であります。今回は右上腕骨や上腕骨の一部、尾椎などの展示を行いました。
これらの他に118cmの右大腿骨もあります。今回は搬送の加減で展示できませんでしたが、骨化石は三重県立博物館で保管されています。今後望むなら、頭の部分や歯の化石などが発見できるといいのになあと期待されています。
これらの他に118cmの右大腿骨もあります。今回は搬送の加減で展示できませんでしたが、骨化石は三重県立博物館で保管されています。今後望むなら、頭の部分や歯の化石などが発見できるといいのになあと期待されています。
鳥羽竜はどんな姿か、骨格や当時の様子から姿を想像して絵に描いていただきました。今までは大きく首を上げていた姿が多かったのですが、研究が進むにつれて頭はそんなに高く持ち上げず、草木の葉を食べていたのではないかと考えられるようになりました。
しかし、体長16mから18m、体重31から32トン近くにもなる体を維持するために食べたえさは大変な量になったことと思います。
しかし、体長16mから18m、体重31から32トン近くにもなる体を維持するために食べたえさは大変な量になったことと思います。
鳥羽竜はティタノサウルスの仲間ということで分類が進められていますが、本来はティタノサウルスは中生代白亜紀の時代、アジア地域にたくさん生息していた様子が研究されてくるようになりました。今までの恐竜研究はアメリカ大陸中心でしたが、アジアの地域の研究が進むにつれティタノサウルスは注目されてきました。
11月3,4日、市民文化会館で開催した鳥羽竜展。鳥羽竜発見10周年を記念しての開催だったので県立博物館からお借りしたたくさんの資料を展示することができました。発掘当時からかかわっていただいている方も懐かしく見学に来ていただきました。