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時の関守

予言 (5)

私たちの人生の出発のときに、
(子供の頃)親のふところにいだかれていたと同じように、
神と人間が、
一心同体のような時間(とき)が、あったのでしょう。
次に、人間はそこから一人立ちします。
その後、
人間はさまざまな輪廻転生をくりかえします。
その間、
人間は心の深いところでは、
悲しみをかかえながら生きていたのかもしれません。

私たちが神と出会うことにより、
私たちの不安の正体が、
(神である)親との再会を心の深いところで願っていた、
たましいのうずきだったことに、気づくのかもしれません。

神と出会うということは同時に、
神が人間に、約束していたことでもあります
宗教の根底には、こんなストーリーがかならずあると思うのです

天理教の根幹をなす思想に、
神の人間創造についての話しがあります。
キリスト教の創造についての記述は、
ある意味とてもシンプルです。
仏教となりますと、そこには触れていません。
それに比べると、
神が人間を創造(つく)った過程が、ここではこと細かに語られます。

この話しの最初の部分で、
神はあるたましいに、一つの約束をします。

どういうことかといいますと、
神は人間を創造するにあたって、
まず、人間の親を選定しようとします。
神がこのたましいに、人間の親という役割を与えました。

神から指名されるということは、
とても光栄なことだろうと思うのですが、
(指名された存在にとっては)
とても責任の重い、しりごみしたくなる役目です。
そこで、神は、
人間の親になるよう頼んだ存在に、
ある約束をします。
言質(げんち)をあたえました。

※言質を与える…約束の相手に、証拠となるような有利な言葉を残すこと


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