とくに、~奇跡の後の人間的すぎる営み~は心に残りました。
初めは書くつもりもなかった、ベルナデットの心情を推測していたら、
心うたれました。
私は(神の)使命をはたすということを、軽く考えていました。
使命という言葉の意味を、
わかっていませんでした。
神がその人を指名するということは、それ(指名されたこと)に対し、
人間は全力で答えなければなりません。
ですから、神は簡単に指名などしないし、
人間の側にしても、
安易に望むようなことではなかったんだ、と気づかされました。
「そこまでわかれば、いい。」
神と幼子(おさなご)のような人間が、
一体となって過ごした時期もあったのです。
ですが、たとえば、
親から子が巣だっていくように、人間は神から離れました。
そこから、
人間の苦しみ、なやみ、迷走がはじまりました。
ただ、
私たちの人生に、
苦労がなければ、成長という果実もないと同様に、
それは、ある意味必要なことでした。
しかし、
離れていったようにみえる人間に、神は約束したのだと思います。
神はあなたたちのところに、
また、
必ず会いに来るということを…。
そのことは、さまざまな宗教でちゃんと予言されていることでもあります。
私はそのように解釈しております。
このことは、別の機会に、このブログで書きたいと思っております。