なつかしの昭和名曲という番組では、ラブ・イズ・オーバー、木綿のハンカチーフなど、せつないのだけど、なんか聞き入ってしまいますね。
若いときって、確かに身体的には活力にあふれていますが、精神的には苦しかったり、不安がいっぱい。
(今から考えると😔)たましいの飢餓状態というと、かっこよすぎかもしれませんが、何もかもがわからなかった気がします。
(わかったつもりでも、確信がなかったり)だから、世良公則(せら)さんが言うように、今となってわかってきたことが、いっぱいありますね。
若いとき、直感のようにして降ってきた言葉が、60代くらいにやって理解できる、という世良さんの言葉に、すごく共感している自分がいます。
偶然、「NHKスペシャル」なんてのも(ビデオに)入ってました。
ミャンマーの内戦の映像です。
政府軍の(夜中の12時から行われる)空爆が、人々の恐怖のまとになっています。
インタビューを受けていた親子(父と子)がいました。
空爆によって、母親を失っています。よく見ると男の子の右手が、ちぎれたように失くなっていました。
それに気づいた瞬間、ちょっと自分のなかで、衝撃が走りました。
空爆を命令している司令官には、感情というものがないのかと思ってしまう。
ミャンマーのクーデターを起こした、軍人大統領の無慈悲な顔が、(私の頭のなかに)映像として浮かびました。
人類がなぜ、ありもしない悪魔を発明したのか、わかるような気がします。
最後に男の子が、はちきれんばかりの笑顔で、カメラに向かって手を振っていました。
心憎い演出ですね。
まるで、これから起こるであろうさまざまな試練や、葛藤(かっとう)など、起こるはずもないかのように…