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時の関守

結婚という形 (2)

結婚の形がくずれるとき。
最近ではそれは、とてもまれなことではなくなりました。
ただそれらのことは、
もしかすると、いつの時代にあっても、同じように、とても困難な人生のテーマだったのかもしれませんね。

私は今のところ、とても幸運なことに、一人の女性と最後まで、結婚という形をまっとうできそうな感じがしています。
でもそれは、私と妻が、何か大きなものにまもられた結果であって、けっして私たちの手柄(てがら)というものでもありません。

また、結婚という形を維持することが、正義であるわけでもありません。
若いとき読んだ、河合隼雄(はやお)先生(ユンク派の心理学学者)の本のなかで、こんなくだりがありました。
あるかたが、離婚を選択したのですが、先生曰(いわ)く。
世間という枠のなかで、離婚というものは、人生における失敗といえるのかもしれない。
でも、たましいのレベル、観点からみるとそれは、失敗などではないといえる。
(たましいにとっては)むしろとても大切な(たましいが前進する)チャンスなのだと。

なぜなら、たましいにとってこの人生というものは、ここでさまざまなことを経験し、そして、(たましいが)成長するということが最大の目的なのだから…
その点、離婚ということも含めて、失敗という人生のその瞬間こそ、たましいにとっては、(成長できる)最大のチャンスなのだと。

とても、心に残りました。
なぜなら、こんなにも世間的にも有名な先生、そして、良識のある著名な学者が、ちゃんと、たましいという存在を肯定して、自分の主張を堂々と論じていることにも、驚き、勇気をいただいた気がしたからです。
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