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時の関守

世界の出現 Ⅱ~この世はじまり (13)

神という存在が、人間をつくるという意志をもって、たましいという存在と共同して、人間を創造しました。
また、このたましいという存在は人間の原因となり、本性となります。

そして、この世界、宇宙も、人間の成長に応じて、成長していったのだと神話は語っています。
このことが本当かどうか、いったん(結論は)保留にせざる得ないでしょうが、私は意外に理にかなっているかなと、思っております。

長く人生を生きておりますと、私たちの心と、私たちが過ごす環境が同期してるというか、そこに相関関係があることに、気づくことでしょう。

過酷な環境が、必ずしもマイナスに働くとは限りません。
そこで、つちかわれた心の強さが、周囲に信頼、愛情、許し、期待といった前向きの心(環境)を引き寄せますし、なにより、信じる力を育(はぐく)むはずです。

反対に、とても良い環境に見えたものが、心に不足であったり、薄情、恐れ、憎しみ、短気、非難、おごりという、心の弱さ(から導かれる環境)を作り出してしまうかもしれません。
なによりも、信じるという、人間にとってとても大切な基本が欠けてしまうかもしれませんね。

もちろん、その逆もあります。
つらい環境が、その人の心を殺してしまうかもしれません。
良い環境が、心の豊かさとなって、心の成長をとげる人もいるはずです。
ただ、どちらにしても、長い人生のなかで、心と環境と、どちらが私たちに、おおきな影響を及ぼすのかは、ここで書く必要はないでしょう。

心とは成長し続けるものなのだと思います。
私は宇宙のはなしも大好きで、150億年という宇宙の歴史に思いをはせます。

ビックバンという、この世のはじまりから、宇宙は拡大をし続けています。
その間、宇宙は最低、三度のおおきな生成、爆発(消滅)を繰り返し、そのなかで私たち人間にとって(生命を維持するのに)必要な物質がつくられたそうです。

そう考えると、(今では)何億、何十億光年も離れた場所で生成された物質で、今の私たちの身体(からだ)がつくられていることになります。
今まで遠いと思っていた、宇宙の歴史が、とても身近なことに感じられます。

宇宙の歴史が、私たちの胎内(たいない)にこもっている。
凝縮(ぎょうしゅく)されているといってもよいのかもしれない。
人間の心と宇宙ほど、そっくりなものは他にないのかもしれません。

昔、宇宙物理学は、宇宙の拡大がいつか止まると予想されていた。しかし、最新の考えでは、その考えがくつがえされています。
宇宙は今も拡大し続けています。そして、これからも拡大し続けるのだそうです。

人間の心が、自由で、成長し続けるように…
それがたましいの、目的であるかのように…

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