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時の関守

たましいの力 (10)

人間はやはり、傲慢(ごうまん)ですよね。
なぜなら、地球上のほんの片隅(かたすみ)に住み、さまざまな生命に囲まれながら、しかし、言葉を話すことによって、自分たちに心があることに気づいたわけですが…

しかし、よくよく考えると、全ての生命には、DNAという遺伝子に、同じ暗号が使われています。
人間も大腸菌も、同じ原理を使って体を構成しているのです。
生命ではない、物質といわれるものでも、原子レベルでは、まったく同じものが使われています。

それなのに、心が人間(と、一部の動物)にしかないと思い込んでいます。
なぜ、一部の科学者は、春さく桜に、何万年も存在する鉱物に心がないと断言できるのでしょうか?
まして、地球に。

言葉を話さないものには、心などないのでしょうか?
もしかすると、言葉は一番、誤解を受けやすい伝達手段かもしれません。
テレパシーは、人類が失ってしまった、とても有効な伝達手段だったのかもしれません。

人間の周囲にあるさまざまなものに、心がないと考えるのは、あまりにも想像力がなさすぎます。
それと同様に、今起こっている出来事に、神のお心というものを探ることはできるはずです。

地球は、今、怒っているのでしょう。

なぜなら、現在、地球という場所を失ったら、人類が生き残る場所はもうありません。
地球が自らを守っているのだと、私は書きました。
でも、ほんとうは、人類が暴走して、自ら住む場所を失わないように。
警告し、人類の暴走を止めようとしているのだと思います。
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