つらい仕事でも続けていればいい事があるもんで、
仕事の関係で自衛隊の潜水艦内部に見学させてもらえる機会が
あり、呉に行ってきました
今回お邪魔したのは、練習艦「あさしお」
この艦の主な任務は訓練と新技術のテストだそうです。
写真に見えるタラップを渡り、潜水艦の上に上がります。
ここからは、撮影禁止でしたので、絵で再現します
潜水艦の上は柵がないので、コケると海に落ちてしまう
くらいの横幅しかありません
そして内部に入るには、6mくらいの垂直ハシゴを降りていきます。
今回は士官室→発令所→発射管制室→電地室→食堂→機械室→運転室と
ほぼすべての区画を案内していただきました。
好きな者にはたまらないひと時です
まずは、士官室(士官用食堂)に座り簡単な説明を受けます。
ここのテーブルはそのまま手術台としても使用するそうです。
そして、操縦室。天井部分は全て配線とパイプで満たされていて、
目立つ色のハンドルがいっぱい並んでいました。
バルブを閉めたり緩めたりを行うんでしょう。
艦内は各区画に分かれており、移動の度にハッチをくぐるんですが、
まぁ〜狭いのなんの。
艦内がいかに人を二の次にしているかがよくわかります。
操縦室の下は居住スペースと洗面所やトイレ(ウォシュレット)
その隣が食堂でした。昼時だったので、カレーのいい匂いがしていました。
そうです。見学したのは金曜日。皆さんご存知、海上自衛隊の伝統、
金曜日はカレーの日です
むちゃくちゃ美味そうでした。
つぎがエンジンルーム。潜水艦の動力はディーゼルでバッテリーを
充電して電力でスクリューを回します
ディーゼルを動かしているときは
喫煙できるそうです。
潜水艦は全面禁煙かと思っていました。
艦内はかなり冷房が効いていますが、
エンジンルームだけは熱かったです。
ついでに、
金曜日はカレーだとか、スペースがないので、魚雷の下にもベット
を置いているなどは皆さんご存知の事と思いますので、
マニアックな質疑応答のみ報告しますと、
潜水艦は帰港中も電源を落とす事なく、24時間体制で隊員が寝泊まりしています。
潜水艦の隊員の手当は基本給の約40%(パイロットは約60%)。
艦内には、いろいろな注意事項が書かれていましたが、
「門限22時は守りましょう」「自転車は無灯火で走らない」などもありました。
近年の潜水艦は大型化する一途ですが、機械の大型化に伴うもので、
隊員の居住スペースは狭くなる一方だそうです。
次回は、魚雷発射室とその他をお知らせします。