10月3連休の初日、11日(土)に徳山沖(現・周南市)にある大津島に日帰りで行ってきました。
大津島は昭和12年、日本海軍の魚雷発射試験場が設置された島ですが、戦争末期の昭和19年9月に人間魚雷「回天」の基地が開設された事で有名な島です。この大津島には9年前のちょうど今ぐらいの時期に一度行った事があるのですが、どうしてももう一度行きたくなり、台風が接近するなか日帰りの強行日程で行ってきました。
大津島へは新大阪から新幹線で徳山まで行き、そこから船で渡ります。島へ渡る船はJR徳山駅の目の前、徳山港から出ているのですが、そこにはいきなり回天のレプリカが展示してありました。映画「出口のない海」で使用された物だそうです。
島へはフェリーで約40分の船旅です。
島で迎えてくれるこの看板には違和感があります。
回天供養の観音様。9年前は無かったような気がします。
大津島公園に現存する基地の門柱。
魚雷発射試験場に向かうトンネルの入り口。
トンネルの保存状態は良好ですが魚雷を運ぶ時に使ったトロッコのレールは撤去されています。撤去されたレール跡だけが残っています。
出口付近のトンネル内部は広くなっており、壁には回天に関する写真パネルが掛けられています。
魚雷発射試験場跡。
建物は2階建て。現在は立ち入り禁止です。
この魚雷昇降口から93式酸素魚雷を海面に下ろし発射試験を行いました。しかし回天は直径が大きくこの昇降口を使用できないため、建物脇の海面に直接クレーンで吊り下ろされました。
回天を海面に下ろすために使用されたクレーンの台座跡。
この日は台風の影響なのか風が強くて海辺は大変でした。強風の中での午前の見学はこれで終了。
後編につづく…
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