情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

国選弁護人推薦権の放棄に反対~二弁常議員会で執行部案否決

2006-02-23 22:11:44 | 適正手続(裁判員・可視化など)
 国選弁護人の推薦権を法務省監督下の日本司法支援センターに譲り渡すという第二東京弁護士会執行部案が,このほど開かれた同会の常議員会で否決された。弁護人の恣意的な割り当てを予防するためには,執行部案ではまずいという判断が働いたようだ。このまま一気に推薦権を弁護士会で死守するために,市民の声を弁護士会に届けて下さい。

執行部の案は,「▼東京三会は(仮称)国選弁護人推薦センターを設置し,同センターは,被疑者,被告人,及び特別案件の国選弁護人候補者名簿を調製し,これら名簿に基づき担当日を指定した担当表を作成した上,これら名簿と担当表を日本司法支援センターに交付する▼日本支援センターは,前記担当表に基づき,罪名,経験年数等を配慮の上,担当弁護士の承諾を得て,国選弁護人を指名する。」というもの。

この制度のもとでは,重大事件,特に否認事件について,捜査側に協力的な弁護士を指名することが可能となる。いったん,制度ができてしまうと,日本支援センターは恣意的な指名の事実は否定するだろうから,元に戻すことは極めて困難だ。したがって,この制度は設けさせてはならない。

ここ をご参照のうえ,ぜひとも,1人ひとりの声を東京弁護士会,第一東京弁護士会,第二東京弁護士会に届けて下さい。 

事務局になめられて平気な民主党…とほほ

2006-02-23 00:17:54 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
第164回国会議案の一覧という衆院のウェブページがあるが,民主党が提案した法案については,肝心な法案の内容がアップされていない。

例えば,証券取引委員会設置法案,官製談合等の防止のための刑法等の一部を改正する法律案, 国家公務員の離職後の就職に係る制限の強化のための国家公務員法等の一部を改正する法律案などだ。

国家公務員の離職後の就職に係る制限の強化のための国家公務員法等の一部を改正する法律案など,結構面白いことを考えているのに…。完全になめられている…。

仕方ないから民主党のウェブサイトで「今国会におけるわが党の提出法案一覧」というのを探してみたら,それもない…。

まだ,議員が個人でアピールしている方が探しやすい…。

民主党は衆院の事務局に完全になめられているようだが,そもそも,なめられたことすら分かっていないPR音痴ぶり…。

二大政党制はまだ遠いのかなぁ…。

頑張ってくれよぉ…。

PS:ちょっと,粗雑な表現をとったのは,民主党のブログにくっつけてみたから…。載るかな?