日経によると,【金融庁は来年の施行を目指している貸金業規制法の改正で、貸付金利の上限を引き下げるのに合わせ、少額・短期の貸し付けについては上限金利の上乗せを認める方向で検討に入った。「貸付額50万円以下で返済期間は1年以内」とする案が軸で月内に与党に提案する。上限金利を大幅に下げると、貸金業者が信用力の乏しい利用者に資金を貸さなくなるとの指摘があることに対応する。】という。
特例措置の対象になるのは【担保や保証人をつけない少額・短期の貸し付け】だというから,つまり,生活に苦しんで仕方なく,借り入れる人たちが対象ということだ。
せっかく,最高裁判決を受け,【金融庁と与党は出資法の上限金利(29.2%)と利息制限法(15―20%)に挟まれたグレーゾーン(灰色)金利を撤廃、利息制限法の水準に上限金利を下げる方向で議論を進めている】のだが,【特例対象には出資法の上限に近い金利水準での貸し付けを認める見通しだ】というから,低所得層は,見直しの恩恵を被ることができないかもしれない…。
弱者につけを押しつける…まさに,小泉改革の象徴的な政策だ。
日経の記事に対し,ロイターは,【与謝野経済財政・金融担当相は15日の閣議後会見で、同日付日経新聞が、貸金業規制法の改正で上限金利が引き下げられる際、少額・短期の貸付は適用外とする方向で検討に入ったと報じたことに関連し、金融庁として結論を出したわけではない、と述べた。】と報じている。
ロイターによると,【与謝野担当相は少額・短期に例外措置を設ける場合の問題点として、「少額とは何か、短期とは何かとの問題がある。また、複数の業者にまたがって借りた場合、多重債務の発生につながる問題がある。(これを)技術的に抑止できるかという問題がある。また、恒久的な措置としての例外を作るのか、激変緩和的要素を考えて暫定的経過措置としての例外を認めるのか意見が分かれる」と指摘。「月末までに(金融庁としての)考え方をまとめて党に答えを出したい。金融庁としてまだ結論を出したわけではない」と述べた。】らしい。
確かに,【複数の業者にまたがって借りた場合、多重債務の発生につながる問題がある】というのは正論だ。
何とか,このような方針の実現を阻止したい!ぜひ,弁護士会が行っている署名運動にご協力下さい!!また,新聞社に投書するなどプレッシャーをかけてほしい。
それにしても,ロイターが関心を持つのは,サラ金の多くに外資が入っているからだが,外資に日本の市民の生き血を吸い取られているかと思うと,「愛国心」めいたものがめらめら燃えてくるのは,しょうがないなぁ…。
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特例措置の対象になるのは【担保や保証人をつけない少額・短期の貸し付け】だというから,つまり,生活に苦しんで仕方なく,借り入れる人たちが対象ということだ。
せっかく,最高裁判決を受け,【金融庁と与党は出資法の上限金利(29.2%)と利息制限法(15―20%)に挟まれたグレーゾーン(灰色)金利を撤廃、利息制限法の水準に上限金利を下げる方向で議論を進めている】のだが,【特例対象には出資法の上限に近い金利水準での貸し付けを認める見通しだ】というから,低所得層は,見直しの恩恵を被ることができないかもしれない…。
弱者につけを押しつける…まさに,小泉改革の象徴的な政策だ。
日経の記事に対し,ロイターは,【与謝野経済財政・金融担当相は15日の閣議後会見で、同日付日経新聞が、貸金業規制法の改正で上限金利が引き下げられる際、少額・短期の貸付は適用外とする方向で検討に入ったと報じたことに関連し、金融庁として結論を出したわけではない、と述べた。】と報じている。
ロイターによると,【与謝野担当相は少額・短期に例外措置を設ける場合の問題点として、「少額とは何か、短期とは何かとの問題がある。また、複数の業者にまたがって借りた場合、多重債務の発生につながる問題がある。(これを)技術的に抑止できるかという問題がある。また、恒久的な措置としての例外を作るのか、激変緩和的要素を考えて暫定的経過措置としての例外を認めるのか意見が分かれる」と指摘。「月末までに(金融庁としての)考え方をまとめて党に答えを出したい。金融庁としてまだ結論を出したわけではない」と述べた。】らしい。
確かに,【複数の業者にまたがって借りた場合、多重債務の発生につながる問題がある】というのは正論だ。
何とか,このような方針の実現を阻止したい!ぜひ,弁護士会が行っている署名運動にご協力下さい!!また,新聞社に投書するなどプレッシャーをかけてほしい。
それにしても,ロイターが関心を持つのは,サラ金の多くに外資が入っているからだが,外資に日本の市民の生き血を吸い取られているかと思うと,「愛国心」めいたものがめらめら燃えてくるのは,しょうがないなぁ…。
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