情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

北朝鮮は敵ではない~これって誰の発言でしょうか?

2006-12-31 19:34:30 | メディア(知るための手段のあり方)
正確には、「北朝鮮は敵じゃないですよ。生活も困って追い詰められ、やむを得ず、核実験をやっているような国ですからね」という発言です。

この発言は、次のような発言に続いてなされたものです。

「秘訣は、いま少なからぬ人々が主張している『日本は自立すべき』という意見には組みしないこと。自立というのはアメリカから自立せよということなのでしょうか。自立して何をしたいのかわからない。『格好つけるな』と言いたいですね。頼りになるかどうか分からないけど、とりあえず核の傘で守ってやると言っているわけだし、そもそも、どこが攻めてくるというですか。中国とも、韓国とも仲良くする。とすると、敵はアメリカしかない。アメリカと喧嘩する必要性はどこにもないでしょう」




答えは、田原総一郎です。「創」2007年1月号に田原氏のインタビュー記事が掲載されており、今回取り上げた発言はその末尾に記載されています。田原氏は、少なくともテレビでは、「日本を攻める国なんてない」という発言はしないでしょう。テレビに出るためには、本心を隠して右翼的な発言をする必要がある、ということでしょうか。

改めて、田原氏らの罪は本当に大きいねぇ。自分たちが煽ってもどこかで歯止めがかかるだろうって思っているのかもしれないけれど、戦前だって、ちょっとアメリカの実態を知っている人の多くはアメリカ相手に戦争する馬鹿なまねはしないだろうって、当初は思っていたんだろうからねぇ…。2007年には、米国のようにメディアが揺れ戻されるといいんですが…。やはり、ピープルズメディアがどかどか出てくるしかないのだろうか?………やろうよ!








★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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ホワイトカラーエグゼンプションの罠…弱さにつけ込み制度拡大間違いなし

2006-12-31 05:37:54 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
ここで予言しておきます。ホワイトカラーエグゼンプションは、当初、年収1000万円規模で始まるが、すぐに300万円台までに引き下げられ、ほとんどの方が残業代ゼロで働かされるようになることを…。


理由は簡単。
まずは、高い年収(仮に1000万円)を取っている者に対するねたみなどの悪感情を利用して、高い年収の者を対象にしたホワイトカラーエグゼンプションを導入する。
次に、年収の基準を下げていく(例えば、800万円)。この際、ホワイトカラーエグゼンプションが導入された層(1000万円超)は、自分たち以外の者に導入されることには反対しない、また、新しい基準よりも年収がかなり下回る層(例えば500万円以下)も自分たちのことではないから積極的には反対しない。こうして、800万円、600万円と基準が低くなっていく。
そして、基準が500万円程度になったとき、政府はこうささやく。「ホワイトカラーエグゼンプションで頑張っている人がいる一方、年収400万円以下の人は残業代をもらって温々と生活している。これって不公平ではないか」。このささやきに乗せられ、500万円以上の層がホワイトカラーエグゼンプションの基準を300万円にまで下げることに賛成することになる。

このように、人のねたみなどを利用して、政府は簡単にホワイトカラーエグゼンプション(事務職例外制度)を拡大し、むしろ、その制度をホワイトカラーワーカーの原則とすることができる。

こうなるのを防ぐためには、ホワイトカラーエグゼンプションを導入させないことしかない!

来年、負けられない戦いの一つになるはずです。頑張りましょう!!







★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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