メディアリテラシー教育が小学校でも行われているという。でも、学んで帰ってくるのは、肖像権だとか、著作権だとか、そういうことばかりで、家族旅行で写真を撮ろうとしたら、「それは撮影してはいけないのではないか?」などと子供が聞いてくるらしい。
そんな馬鹿げたことがあるのかと思ってネットで検索したら、メディアリテラシーという言葉が情報モラルという言葉と並んで使ってあったりするのを見てさらに驚いた。
メディアリテラシーとは、マスメディアなどが流す情報がいかにバイアスがかかっているかを理解し、正確な事実を知ることができるようになることであり、情報モラルなどということとはまったく異なる。
そもそも、メディアリテラシーが何のために必要なのかといえば、主権者が主権者たるには事実を知らなければならないからであり、メディアリテラシー教育をする際には、そのことに触れなければ、まさに「仏作って魂入れず」だ。さらに、情報モラルだなどと言って、情報の流通を阻害する方向での教育が行われるのでは、百害あって一利なし、だ。
一度紹介したが、カナダでは、メディアリテラシーのカリキュラムにおいて、たとえば、湾岸戦争で、イラク軍兵士がクウェートの病院で、保育器から新生児を取り出して放置して殺したという戦争開始前のアメリカ国内で流されたニュースについて、実はクウェート政府と米国の広報制作会社によるねつ造だったことなどが取り上げられているという。
メディアリテラシーの皮をかぶった情報統制教育がおこなわれている日本とは雲泥の差があるというほかない。
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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。なお、多忙につき、試行的に、コメントの反映はしないようにします。コメント内容の名誉毀損性、プライバシー侵害性についての確認をすることが難しいためです。情報提供、提案、誤りの指摘などは、コメント欄を通じて、今後ともよろしくお願いします。転載、引用はこれまでどおり大歓迎です。
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そもそも、メディアリテラシーが何のために必要なのかといえば、主権者が主権者たるには事実を知らなければならないからであり、メディアリテラシー教育をする際には、そのことに触れなければ、まさに「仏作って魂入れず」だ。さらに、情報モラルだなどと言って、情報の流通を阻害する方向での教育が行われるのでは、百害あって一利なし、だ。
一度紹介したが、カナダでは、メディアリテラシーのカリキュラムにおいて、たとえば、湾岸戦争で、イラク軍兵士がクウェートの病院で、保育器から新生児を取り出して放置して殺したという戦争開始前のアメリカ国内で流されたニュースについて、実はクウェート政府と米国の広報制作会社によるねつ造だったことなどが取り上げられているという。
メディアリテラシーの皮をかぶった情報統制教育がおこなわれている日本とは雲泥の差があるというほかない。
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★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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