情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

駆け付け警護発言抗議集会を朝日、東京が報道~佐藤正久氏の回答を待つ!

2007-09-20 16:25:30 | 有事法制関連
 昨日の参議院議員会館での駆け付け警護抗議集会を東京、朝日新聞が掲載した。これまで朝日は、何をしているんだぁ、などと言ってきたので、掲載されたこともとりあえず、報告します。

 ただし、佐藤氏のコメントとして、「現場の指揮官の思いとして、現場の実相と法律との間には隔たりがあるとの趣旨だった」という発言を掲載しているが、自衛隊が本来派遣されるべきでない紛争地帯に行ったことがそもそもおかしいのに、そのような危険な地域に行かされたことを問題視するのではなく、危険な地帯の状況に合わせて行動できないことがおかしいと言うコメントを単に掲載するだけってのは、ちょっと寂しい。次は、そのあたりもきちんと指摘してほしい。





【関連記事】
国民を騙すつもりだった~佐藤正久は議員として不適切、直ちに辞任せよ!
(http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/6068073902aacc36000843a94e8bac4c)
自民党は、自衛隊の暴走に歯止めをかけるつもりはない!~新憲法草案と佐藤正久発言と (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/480d661556e4bcaa958d44e4426f2c9d)
ブロガーは連帯する!~マスメディアは連帯できないのか?:佐藤正久発言への対応 (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/f1716eed9c119b74ec350e3429896524)
柳条湖事件を反省しつつも佐藤正久「巻き込まれてでも戦争に参加する」発言を批判しない朝日は歴史評論家? (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/be25c133c253edcdbe5c2778fd5bb6ae)
NHKに佐藤正久議員の暴言を報道するよう要望しよう~次期経営計画について意見募集中 (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/023fdf2610b534c7d717fd3da88a1ffa)
ヒゲ隊長こと佐藤正久参議院議員に市民有志が公開質問状提出へ!:NPJより (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/b6b645b6bde4ae3c306b2d8dbfa8d3bf)
佐藤正久ヒゲ隊長の巻き込まれ発言に公開質問状送付会見報告(杉浦弁護士ブログより) (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/c5e27ff547df05be9a75ea8e873256a5)
文民統制を無視!~ヒゲ隊長巻き込まれ企図に栗栖更迭事件より危険なものと警告(東京) (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/ca03838bdb3dc2513a8782f8c8b02f8a)
シビリアンコントロール無視のヒゲ隊長発言を容認した小池防衛相の責任が問われている(赤旗) (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/3f01fc3b11317713c7733625f05e8bae)
小泉臆したか~ヒゲ隊長「巻き込まれ」攻撃発言公開質問状を受領拒否!(http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/8cd358b80a9bde5b4a13a72fd802868e)
【転載熱望】佐藤正久巻き込まれ発言は、自衛隊としての方針だったことを裏付ける書面をNPJで公開! (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/6548165e47df4ba6a3a443d58c64dedf)
TBS、東京新聞が佐藤正久「巻き込まれ」発言が自衛隊としての組織的方針であるとの文書、報道(http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/25e6188efe1cbe2295a38f8c902b107d)
佐藤正久「巻き込まれ」発言で、北海道新聞が市民の抗議を記事に~陸自隊員を抱える地域の不安に応えるhttp://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/af9f5ca7ed880c045eae2c3daf4a7dd0
道新が社説で佐藤正久「巻き込まれ」企図を批判!~続くのはどこだ…http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/9629a654d96a0f1d792ec4db58328b59
TBSサンデーモーニングが、佐藤正久駆け付け警護発言を取り上げ、断罪!http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/b86510bf6c91d952e715f54c40de1a8f
続いたのは、中日新聞、コラムで佐藤正久駆け付け警護企図を批判http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/f718616aa5405531584b069d0ab01da0
佐藤正久「駆け付け警護」問題で前首相回答できず~そりゃ、15年前からの方針じゃぁねぇ… http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/2a571dcbdba5d3da5b07abccad84f6f7
佐藤正久「駆け付け警護」問題で新潟日報が、公開質問に『愚直』に答えるようコラムでこら! http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/1d61ff2dca6c97747ec4ec257f7277b0











★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしていましたが(あまり実行できなかったが…)、辞任したので中止します(ここ←クリック)。

サブタイトルは、国民を戦争に巻き込む抜け道「駆け付け警護」を許すな!~駆け付け警護集会

2007-09-20 03:51:22 | 有事法制関連
 9月19日に行われた「文民統制無視発言」抗議集会には、なんと100人近くの方が集まり、国会議員も5人くらい参加して大いに盛り上がった。大手メディアがほとんど報道しない中、関心をもって「駆け付け」て抗議して頂いた皆様、本当にありがとうございました。この問題は、今後もとことん、追求していきましょう!

 ご応募頂いたサブタイトルは、

国民を戦争に巻き込む抜け道「駆け付け警護」を許すな!

 とさせていただきました。

東西南北さんの「駆けつけ警護は国民を戦争へ巻き込む道」とアズキさんの「許すな!駆けつけ警護も憲法違反なり!」をフュージョンさせていただきました。

ということで、お二人をはじめコメント頂いた方、ありがとうございました。

 集会ですが、国会議員からは、「国政調査権を使って墨塗り部分の資料を明らかにさせたい」、「駆け付け警護は明らかに違憲」、「今止めないとこの動きが拡大する」、「自衛隊という組織として駆け付け警護をするつもりだったことが明らかとなった以上、当然質問する」などという力強い声が上がっていました。

 また、前田哲男さんは、カンボジアPKOの頃から駆け付け警護を狙ってきていたことなどを紹介してくれた。

 印象に残ったのは、高田健さんが紹介した小田実さんの言葉。

「戦争を知らない人は、町中を軍歌が鳴り響くなか、戦争は始まると思っているらしいが、そうでなく、日常のうちに戦争になっていくんだ」

これを胸に刻んでおきたい。

冒頭の切り抜きは朝日新聞9月2日版。いいこと書いているよね。でも、ここまで書くなら、佐藤正久発言も取り上げてよね。

【関連記事】
国民を騙すつもりだった~佐藤正久は議員として不適切、直ちに辞任せよ!
(http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/6068073902aacc36000843a94e8bac4c)
自民党は、自衛隊の暴走に歯止めをかけるつもりはない!~新憲法草案と佐藤正久発言と (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/480d661556e4bcaa958d44e4426f2c9d)
ブロガーは連帯する!~マスメディアは連帯できないのか?:佐藤正久発言への対応 (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/f1716eed9c119b74ec350e3429896524)
柳条湖事件を反省しつつも佐藤正久「巻き込まれてでも戦争に参加する」発言を批判しない朝日は歴史評論家? (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/be25c133c253edcdbe5c2778fd5bb6ae)
NHKに佐藤正久議員の暴言を報道するよう要望しよう~次期経営計画について意見募集中 (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/023fdf2610b534c7d717fd3da88a1ffa)
ヒゲ隊長こと佐藤正久参議院議員に市民有志が公開質問状提出へ!:NPJより (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/b6b645b6bde4ae3c306b2d8dbfa8d3bf)
佐藤正久ヒゲ隊長の巻き込まれ発言に公開質問状送付会見報告(杉浦弁護士ブログより) (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/c5e27ff547df05be9a75ea8e873256a5)
文民統制を無視!~ヒゲ隊長巻き込まれ企図に栗栖更迭事件より危険なものと警告(東京) (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/ca03838bdb3dc2513a8782f8c8b02f8a)
シビリアンコントロール無視のヒゲ隊長発言を容認した小池防衛相の責任が問われている(赤旗) (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/3f01fc3b11317713c7733625f05e8bae)
小泉臆したか~ヒゲ隊長「巻き込まれ」攻撃発言公開質問状を受領拒否!(http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/8cd358b80a9bde5b4a13a72fd802868e)
【転載熱望】佐藤正久巻き込まれ発言は、自衛隊としての方針だったことを裏付ける書面をNPJで公開! (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/6548165e47df4ba6a3a443d58c64dedf)
TBS、東京新聞が佐藤正久「巻き込まれ」発言が自衛隊としての組織的方針であるとの文書、報道(http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/25e6188efe1cbe2295a38f8c902b107d)
佐藤正久「巻き込まれ」発言で、北海道新聞が市民の抗議を記事に~陸自隊員を抱える地域の不安に応えるhttp://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/af9f5ca7ed880c045eae2c3daf4a7dd0
道新が社説で佐藤正久「巻き込まれ」企図を批判!~続くのはどこだ…http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/9629a654d96a0f1d792ec4db58328b59
TBSサンデーモーニングが、佐藤正久駆け付け警護発言を取り上げ、断罪!http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/b86510bf6c91d952e715f54c40de1a8f
続いたのは、中日新聞、コラムで佐藤正久駆け付け警護企図を批判http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/f718616aa5405531584b069d0ab01da0
佐藤正久「駆け付け警護」問題で前首相回答できず~そりゃ、15年前からの方針じゃぁねぇ… http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/2a571dcbdba5d3da5b07abccad84f6f7
佐藤正久「駆け付け警護」問題で新潟日報が、公開質問に『愚直』に答えるようコラムでこら! http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/1d61ff2dca6c97747ec4ec257f7277b0











★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしていましたが(あまり実行できなかったが…)、辞任したので中止します(ここ←クリック)。

これが日本の司法の現実!“”裏金検察官”が裁判官を務める「三井環事件」裁判

2007-09-19 03:31:01 | 適正手続(裁判員・可視化など)
 紙の爆弾2007年10月号に、検察庁の裏金問題を告発しようとして直前にでっち上げ事件で逮捕された三井環元検察官の裁判が最高裁にかかっているが、その裁判官の中に、元検察官がおり、その人物は三井環事件について、国会の委員会で、「大変お恥ずかしい話で、まことに申し訳ないことでございますが(中略)犯罪に該当する行為があるということが明らかになりまして(後略)」と答弁しているというのだ。そのほか、三井環検察官の逮捕を了承する協議に関与していたことも書かれている。

 同誌に掲載されたこの裁判官に対する忌避申立書を読むと、以上のように、この裁判官が検察官時代に、三井環検察官の事件に大きく関わったことが分かる。

 このような人物が、審理に参加して良いのだろうか。

刑訴法20条1項で、

【裁判官は、次に掲げる場合には、職務の執行から除斥される。】

としたうえ、

【6.裁判官が事件について検察官又は司法警察員の職務を行つたとき。】

と言うケースを挙げている。

もちろん、本件では、直接検察官をしたわけではない。

しかし、続く刑訴法21条は、

【裁判官が職務の執行から除斥されるべきとき、又は不公平な裁判をする虞があるときは、検察官又は被告人は、これを忌避することができる。】

と規定されている。

少なくともこの裁判官は、不公平な裁判をする虞があるとは言えるのではないだろうか。

紙の爆弾2007年10月号、司法手続きに関心のある人、必見である。








★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしていましたが(あまり実行できなかったが…)、辞任したので中止します(ここ←クリック)。

これが朝日新聞が運賃自由化せよと社説を書いたタクシー業界の実態だ~東京新聞特報面

2007-09-18 03:19:01 | 労働問題
 ちょっと前に朝日新聞はタクシー運賃を自由化したらどうか、と社説で書いた(※1)。労働者の待遇をいかにして守るのかという視点が乏しかったことに腹が立った。東京新聞は、タクシー業界の実態を取材し、タクシー乗務員の置かれた厳しい現状を前提として、運賃値上げをすることで本当に待遇が良くなるのだろうか?という疑問を呈してさえいる。どちらが事実を前提とした論評であるかは、明白だ。

 東京新聞によると、一日のノルマが達成できないと、せっかくプールしていたボーナス(自分の給料からプールするボーナスなんてボーナスの名に値しないが…)が減額されるのだという。それって、賃金不払いで違法でしょう。

 また、ノルマを達成させるために、自分の財布から運送収入を出すのだという…。これも違法…。

 さらに、おつりすら用意できない乗務員におつり代として1万円を貸し、月100円の利息をとるのだという。

 本当に悲惨な実態だ。

 朝日新聞の論説委員は、このような実態を前にしても運賃自由化を主張するのだろうか…。


※1:http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/9c7effc02bb2816cb8408396af712a07







★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしていましたが(あまり実行できなかったが…)、辞任したので中止します(ここ←クリック)。
 

~ユニオンYes!キャンペーン キックオフ集会~9月18日、なかのゼロにて+映画祭

2007-09-18 00:27:10 | 労働問題
ぎりぎりになりましたが、元気の良い青年が盛り上げている「ユニオンYes! キャンペーン」のキックオフ集会が、明日というか、今日9月18日午後6時半、なかのゼロ視聴覚ホールで行われます(※1)。いま注目の雨宮処凛さんトークショー「ユニオン作って、生きさせろ!」のほか、始動したユニオンチューブ(※2)や各ユニオンの活動紹介など面白いけど役に立つ情報がありそう。

ぜひ、仕事帰り、学校帰りにのぞいてください。

日時:9月18日(火)18.15開場 18.30開演
会場:なかのゼロ視聴覚ホール(JR中野駅南口7分・03-5340-5000)  

<プログラム>
 ・ユニオンチューブ最新映像=「首都圏青年ユニオン団交ビデオ」など
 ・リレートーク「ユニオンってどんな感じ?」
   首都圏青年ユニオン/東京東部労組/ガテン系連帯
   女性ユニオン/郵政ユニオン/全国一般なんぶ、など
 ・雨宮処凛トークショー「ユニオン作って、生きさせろ!」
 ・あいさつ 木下武男[昭和女子大学] (賛同呼びかけ人)
 
参加費 一般500円 (賛同人無料! 賛同団体は3名まで無料でOK)
主催 ユニオンYes! キャンペーン

※ロゴをデザインした出来立てほやほや~、の「缶バッヂ」を、会場内で販売するそうです。初売り!




そして、「日本初?レイバー映画祭」は、9月24日午前10時~午後9時まで、なかのゼロ視聴覚ホールで開催される。出入り自由!レイバー映画祭は、けっして初ではないが、ここまで本格的なのは初っていえるものにしてほしい!

★2007年9月24日(月・休)10時~21時(出入り自由)
★場所 なかのゼロ視聴覚ホール

<第一部 時代を越えて>
10:10~  「怒りの葡萄」 ジョン・フォード 1940年 米 129分
13:00 ~ 「移民の記憶 ( 第一部父) 」 ヤミナ・ベンギギ 1997年 仏 51分 (日本初公開2007年)

<第二部 労働者の誇りとは>
14:10~  「ピケをこえなかった男たち」 ケン・ローチ 1995年 英 50分
15:10~  「君が代不起立」 ビデオプレス 2006 年 87分 (全国草の根上映中)
16:55~ 「本山闘争激闘34年の軌跡」 全金本山労働組合 2007年 61分 (初公開)

<第三部 日本の職場で、いま・・・>
18:25~ 「娘の時間・息子の場合・3 分間の履歴書」 木下昌明 2007年 9 分       
18:45~  「遭難フリーター」 岩淵弘樹 2007 年 67分 (新作。本年度、山形映画祭で上映決定!)
20:00~ 「フツーの仕事がしたい~労働者は奴隷か! 完結編 」 土屋トカチ 2007年 40分 (初公開)

 *各回・制作者などのショートトークあり
 *別会場の休憩室があります。

★参加費(通し券)   一般1500円  電話・メ-ル予約1200円  賛同人価格1000円
★予約・問い合わせ 電話 03-3530-8590 メ-ル labor-staff@labornetjp.org




※1:http://unionyes.exblog.jp/
※2:http://video.labornetjp.org/






★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしていましたが(あまり実行できなかったが…)、辞任したので中止します(ここ←クリック)。

アクリル板越しの詩画集~再審無罪を訴える星野文昭・暁子夫妻

2007-09-17 21:43:58 | 適正手続(裁判員・可視化など)
 沖縄返還の際、基地を縮小し、平和な島として返してほしい~そう望む多くの市民や学生は、政府の横暴さに対抗し、デモなどの示威活動を続けた。そして、基地ごと返還が決まる直前、最後のデモが渋谷を中心に繰り広げられることになっていた。その混乱の中で一人の警官が殺された。それはとても不幸なことであった。しかし、真犯人を逃がしたまま、星野文昭さんを無実の罪で刑務所に収容し続けることは、その不幸をさらに、不幸なものにすることになるのではないだろうか。

 そのさらなる不幸に押しつぶされそうになった星野文昭さんと、彼と獄中結婚し支えてきた暁子さんとの詩画集が発表された。明るい絵が胸を打つ。

 星野さんが無実の罪で苦しんでいることについては、支援者のウェブサイト(※1)に詳しいが、少なくともいまの刑事裁判ではこのような証拠でさえ有罪になる、細心も認めないという現実をかみしめてほしい。


 ちなみに、アクリル板には、会話をするために確か3重円になった直径五ミリほどの穴が開いているが、円盤状のアクリル板はその部分だけ5ミリほどの間隔のある二重の板になっており、穴と穴がずれているため、肌を触れあうことはできない。ほかの国のようにアクリル板なしで会える日は来るのだろうか…。


※1:http://www3.cnet-ta.ne.jp/f/fhoshino/pages/mujitu.htm








★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしていましたが(あまり実行できなかったが…)、辞任したので中止します(ここ←クリック)。

イラク派遣部隊が学んだパワーポイントを入手~19日の参議院議員会館集会で発表予定

2007-09-17 20:17:21 | 有事法制関連
 アメリカのイラク侵略が石油目的であったことをグリーンスパンが明らかにした。時事通信(※1)によると、【18年間にわたって世界経済のかじ取りを担ったグリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長(81)が17日刊行の回顧録で、2003年春の米軍によるイラク開戦の動機は石油利権だったと暴露し、ブッシュ政権を慌てさせている】というのだ。

 同通信によると【米メディアによると、前議長は「イラク戦争はおおむね、石油をめぐるものだった。だが悲しいかな、この誰もが知っている事実を認めることは政治的に不都合なのだ」と断言している】らしい。

 そもそも【ブッシュ政権は、当時のフセイン政権による大量破壊兵器計画阻止を大義名分に開戦に踏み切ったが、同兵器は存在しなかったことが後に判明。「石油資源確保が真の目的だった」とする見方は根強く語られてきた】のであり、ついに王様は裸であると指摘する人が出てきたという感じだ。

 しかし、そうなると、駆け付け警護発言はますます意味深だ。結局日本は、近く起きるであろう資源獲得競争において、アメリカとともに軍事力を用いてでも、他国から奪い、アメリカに少しでも分けてもらおうという考えなのではないか?恐ろしくて、鳥肌が立ってくるが、それがヒゲ隊長佐藤正久発言の本当の意味なのだろう。

 私たちは政府に絶対にそのような途を選択させてはならない。いまから、全市民が代替エネルギーによる生活に切り替えるべく知恵を絞る必要がある。いや、まず、政府に、エネルギーを太陽光・熱、風力、波力、地熱などから供給するべく政策決定させなければならない!

 そして、シビリアンコントロールを無視するような自衛隊は縮小しなければならない!

 9月19日に参議院議員会館で行われる「文民統制無視発言」抗議集会を主催する弁護士が所属するLLFPは、イラク派遣部隊の教育に利用されたとされるパワーポイント画像を入手した。どのようにこの画像を使い、教育をしたかは想像に難くない。いかに、巻き込まれるか、それを教育していたようにしか思われない資料だ。貴重な資料なので、19日には、入手分をすべて公開する予定だ。

   
※1:http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2007091700185




【関連記事】
国民を騙すつもりだった~佐藤正久は議員として不適切、直ちに辞任せよ!
(http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/6068073902aacc36000843a94e8bac4c)
自民党は、自衛隊の暴走に歯止めをかけるつもりはない!~新憲法草案と佐藤正久発言と (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/480d661556e4bcaa958d44e4426f2c9d)
ブロガーは連帯する!~マスメディアは連帯できないのか?:佐藤正久発言への対応 (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/f1716eed9c119b74ec350e3429896524)
柳条湖事件を反省しつつも佐藤正久「巻き込まれてでも戦争に参加する」発言を批判しない朝日は歴史評論家? (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/be25c133c253edcdbe5c2778fd5bb6ae)
NHKに佐藤正久議員の暴言を報道するよう要望しよう~次期経営計画について意見募集中 (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/023fdf2610b534c7d717fd3da88a1ffa)
ヒゲ隊長こと佐藤正久参議院議員に市民有志が公開質問状提出へ!:NPJより (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/b6b645b6bde4ae3c306b2d8dbfa8d3bf)
佐藤正久ヒゲ隊長の巻き込まれ発言に公開質問状送付会見報告(杉浦弁護士ブログより) (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/c5e27ff547df05be9a75ea8e873256a5)
文民統制を無視!~ヒゲ隊長巻き込まれ企図に栗栖更迭事件より危険なものと警告(東京) (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/ca03838bdb3dc2513a8782f8c8b02f8a)
シビリアンコントロール無視のヒゲ隊長発言を容認した小池防衛相の責任が問われている(赤旗) (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/3f01fc3b11317713c7733625f05e8bae)
小泉臆したか~ヒゲ隊長「巻き込まれ」攻撃発言公開質問状を受領拒否!(http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/8cd358b80a9bde5b4a13a72fd802868e)
【転載熱望】佐藤正久巻き込まれ発言は、自衛隊としての方針だったことを裏付ける書面をNPJで公開! (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/6548165e47df4ba6a3a443d58c64dedf)
TBS、東京新聞が佐藤正久「巻き込まれ」発言が自衛隊としての組織的方針であるとの文書、報道(http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/25e6188efe1cbe2295a38f8c902b107d)
佐藤正久「巻き込まれ」発言で、北海道新聞が市民の抗議を記事に~陸自隊員を抱える地域の不安に応えるhttp://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/af9f5ca7ed880c045eae2c3daf4a7dd0
道新が社説で佐藤正久「巻き込まれ」企図を批判!~続くのはどこだ…http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/9629a654d96a0f1d792ec4db58328b59
TBSサンデーモーニングが、佐藤正久駆け付け警護発言を取り上げ、断罪!http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/b86510bf6c91d952e715f54c40de1a8f
続いたのは、中日新聞、コラムで佐藤正久駆け付け警護企図を批判http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/f718616aa5405531584b069d0ab01da0
佐藤正久「駆け付け警護」問題で前首相回答できず~そりゃ、15年前からの方針じゃぁねぇ… http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/2a571dcbdba5d3da5b07abccad84f6f7
佐藤正久「駆け付け警護」問題で新潟日報が、公開質問に『愚直』に答えるようコラムでこら! http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/1d61ff2dca6c97747ec4ec257f7277b0





★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしていましたが(あまり実行できなかったが…)、辞任したので中止します(ここ←クリック)。

9月19日の駆け付け警護発言に関する「文民統制無視発言」抗議集会の副題募集中!

2007-09-17 01:29:54 | 有事法制関連
【参議院議員佐藤正久氏(元イラク先遣隊長)の発言に端を発した、自衛隊の「駆けつけ警護」問題について、9月19日正午から参議院会館第1会議室において、抗議集会を開きます。この問題の理論的な部分についての専門家からの講演と共に野党各党からの発言もなされます。この問題の重要性について市民が注視していることを伝え、国会での論戦に持ちこませるべく、大勢の方のご参加をお待ちしています】(※1:杉浦ひとみさんのブログより)というわけで、一度ご案内しましたが、

「文民統制無視発言」抗議集会が、

★ 日 時  2007年9月19日(水)正午~午後1時
★ 場 所  参議院議員会館 第1会議室(地下鉄「永田町駅」)

というように行われます。

新首相が決まっていない中、関心を集めるのが大変ですが、お時間がありましたら、ぜひ、ご参加下さい。

時間がないよ、遠いよ、と思ったあなた。あなたにも、この集会のサブタイトルを考えるということならできるはず。9月18日夜までに、面白いタイトル(う~ん、例えば、「俺たちをバックトゥーザ第二次世界大戦させないでくれ」…だめか…)を考えて、コメント欄に投稿してください。

また、公開質問状(※2)への賛同もまだまだ募集中です!こちら(※3)からお願いします。

画像は、自衛隊派遣部隊教育用パワーポイントより

なお、呼びかけ文は下記のとおり。

~~~~~~~~~~~~~~記~~~~~~~~~~~~~~~

「文民統制無視発言」抗議集会
                        
私たちは、平和を希求し、あらゆる戦争を廃絶することを願っている市民の有志です。
 先日、ヒゲ隊長こと佐藤正久参議院議員が、集団的自衛権に関する政府の有識者懇談会に関するニュースにおいて、イラクに派遣された陸上自衛隊の指揮官だった立場から、当時現場では、もしオランダ軍が攻撃を受ければ、「情報収集の名目で現場に駆けつけ、あえて巻き込まれる」という状況を作り出すことで、憲法に違反しない形で警護するつもりだったと説明し事実上の「駆けつけ警護」を行う考えだったことを明かしたことが伝えられました。
 佐藤議員の言う「巻き込まれる」行為は、外形的には、正当防衛・緊急避難の好況下での攻撃を導くものですが、それは意図的に緊急状態を作出したうえでの攻撃であり、実質的には、正当防衛・緊急避難の要件を満たさず、自衛隊法に違反するばかりか、憲法9条をないがしろにするうえ、自衛隊派遣の国会決定の意図を超えた行動を行うものです。
駆け付け警護を将来可能とするべきかどうかという点では争いがあるでしょうが、少なくとも現時点で、自衛隊員が駆け付け警護を行うことは憲法に反するものであり、シビリアンコントロールを無視する許し難い行為というほかありません。
 そこで、私たちは、2007年8月16日、佐藤氏、佐藤議員を当時イラクに派遣した責任者である前首相小泉純一郎氏、佐藤議員を自党候補として推薦した自民党総裁である安倍晋三氏に対し、公開質問状を送りましたが、回答期限の8月末日を越えても、回答は届いておりません。
 このような現・前総理大臣の姿勢からは、両首相が自衛隊のシビリアンコントロール無視を追認しようとしているようにしか思えません。
満州事変のきっかけとなった柳条湖事件は、旧日本軍の関東軍が自ら南満州鉄道の線路を爆破しながら、中国側の犯行だとして、中国東北地方の占領を開始する口実としたものですが、佐藤氏の予定していた「巻き込まれる」作戦は、まさに柳条湖事件を彷彿させます。
そこで、戦争への道に歯止めをかけるべく、9月19日正午~午後1時までの間、参議院議員会館第1会議室で、標記タイトルの集会を開催いたしたいと思います。ぜひ、ご参集ください。
                     呼びかけ人代表 弁護士 中山武敏

~~~~~~~~~~~~~~以上~~~~~~~~~~~~~~~


※1:9月19日参議院議員会館にて「文民統制無視発言」抗議集会http://blog.goo.ne.jp/okunagairi_2007/e/b6507730e337fb44d58b1f534458a9e8

※2:ヒゲの佐藤正久元イラク先遣隊長の発言に質問状をhttp://blog.goo.ne.jp/okunagairi_2007/e/98f9a78e31d5cc27987e3ccda3c354fd

※3:佐藤正久参議院議員に対する公開質問状にご賛同いただける方http://www.news-pj.net/mail-3/index.html



【関連記事】
国民を騙すつもりだった~佐藤正久は議員として不適切、直ちに辞任せよ!
(http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/6068073902aacc36000843a94e8bac4c)
自民党は、自衛隊の暴走に歯止めをかけるつもりはない!~新憲法草案と佐藤正久発言と (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/480d661556e4bcaa958d44e4426f2c9d)
ブロガーは連帯する!~マスメディアは連帯できないのか?:佐藤正久発言への対応 (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/f1716eed9c119b74ec350e3429896524)
柳条湖事件を反省しつつも佐藤正久「巻き込まれてでも戦争に参加する」発言を批判しない朝日は歴史評論家? (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/be25c133c253edcdbe5c2778fd5bb6ae)
NHKに佐藤正久議員の暴言を報道するよう要望しよう~次期経営計画について意見募集中 (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/023fdf2610b534c7d717fd3da88a1ffa)
ヒゲ隊長こと佐藤正久参議院議員に市民有志が公開質問状提出へ!:NPJより (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/b6b645b6bde4ae3c306b2d8dbfa8d3bf)
佐藤正久ヒゲ隊長の巻き込まれ発言に公開質問状送付会見報告(杉浦弁護士ブログより) (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/c5e27ff547df05be9a75ea8e873256a5)
文民統制を無視!~ヒゲ隊長巻き込まれ企図に栗栖更迭事件より危険なものと警告(東京) (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/ca03838bdb3dc2513a8782f8c8b02f8a)
シビリアンコントロール無視のヒゲ隊長発言を容認した小池防衛相の責任が問われている(赤旗) (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/3f01fc3b11317713c7733625f05e8bae)
小泉臆したか~ヒゲ隊長「巻き込まれ」攻撃発言公開質問状を受領拒否!(http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/8cd358b80a9bde5b4a13a72fd802868e)
【転載熱望】佐藤正久巻き込まれ発言は、自衛隊としての方針だったことを裏付ける書面をNPJで公開! (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/6548165e47df4ba6a3a443d58c64dedf)
TBS、東京新聞が佐藤正久「巻き込まれ」発言が自衛隊としての組織的方針であるとの文書、報道(http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/25e6188efe1cbe2295a38f8c902b107d)
佐藤正久「巻き込まれ」発言で、北海道新聞が市民の抗議を記事に~陸自隊員を抱える地域の不安に応えるhttp://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/af9f5ca7ed880c045eae2c3daf4a7dd0
道新が社説で佐藤正久「巻き込まれ」企図を批判!~続くのはどこだ…http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/9629a654d96a0f1d792ec4db58328b59
TBSサンデーモーニングが、佐藤正久駆け付け警護発言を取り上げ、断罪!http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/b86510bf6c91d952e715f54c40de1a8f
続いたのは、中日新聞、コラムで佐藤正久駆け付け警護企図を批判http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/f718616aa5405531584b069d0ab01da0
佐藤正久「駆け付け警護」問題で前首相回答できず~そりゃ、15年前からの方針じゃぁねぇ… http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/2a571dcbdba5d3da5b07abccad84f6f7
佐藤正久「駆け付け警護」問題で新潟日報が、公開質問に『愚直』に答えるようコラムでこら! http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/1d61ff2dca6c97747ec4ec257f7277b0





★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしていましたが(あまり実行できなかったが…)、辞任したので中止します(ここ←クリック)。

-自民は下野し、安倍は荒野へ-橋本勝の政治漫画再生計画第88回

2007-09-16 10:50:09 | 橋本勝の政治漫画再生計画
【橋本勝さんのコメント】
 この欄でも何度も予告していたが、やっぱり安倍首相が辞めることになった。それにしても唐突で無責任な辞任劇であきれた。日本のトップにこのような無能で苦しくなるとすぐ投げ出すような人物を選んだ自民党の指名責任は重い。安倍内閣の大臣たちが、次々と「カネ」「失言」「バンソウコウ」といった問題を起こしていって、首相の任命責任を問われたが、自民党の指名責任も同罪だ。この際自民党は、民主党に政権をゆずり、野党に下野すべきである。
 そして、安倍氏は、首相を辞めるだけではなく、国会議員も辞職すべきである。まだ若いのだから人生の再チャレンジをしたらどうか。苦労知らずに育ったお坊ちゃまのひ弱さからの脱却を図るため、荒野へとひとり旅立ち、厳しい修行の日々をおくる。頭を丸めたのは自殺した松岡農水相を慰霊するためと思われる。安倍氏は彼の死に責任を感じているのは確かである。また、つい先日インドを訪れた際、あおのマハトマ・ガンジーのことを学び、その非暴力主義に大いに感銘した安倍氏は、ガンジースタイルへとイメージチェンジをはかった…という見方もある。そうなると当然、国家の非暴力宣言といえる9条を変えるなんてとんでもないということになる。改憲から護憲へという、この自分自身でさえ驚きの思想の大転換が、あの不可解な辞任劇を呼んだという観測も流れている。その真偽はともかく荒野へ旅立った安倍氏の今後を、あたたかく見守ってほしいものである。

【ヤメ蚊】
…そうだったんですか。あの茫然自失さは、自分が多くの無実のイラク市民殺害に関わっていたことに対する罪深さに恐れおののいていたわけですね。






★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしていましたが(あまり実行できなかったが…)、辞任したので中止します(ここ←クリック)。

もんじゅナトリウム漏れ事故で死に追い込まれた職員の高裁での審理始まる~9月20日

2007-09-16 09:16:06 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
皆さんは、もんじゅのナトリウム漏れ事故を覚えているだろうか。そう、旧「動力炉・核燃料事業団」(動燃)の運営する核リサイクル原発、ナトリウム冷却高速中性子型増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で、1995年12月8日、冷却剤であるナトリウムが漏れた事故である。原因は、温度計が折れ、そこからナトリウムが漏れたためだった。では、この事故で一人の動燃職員が命を落としたことは記憶に残っていますか。

ナトリウム漏れ事故は、冷却剤が漏れたという事故の重大性だけでなく、動燃による情報隠しが問題となった。動燃は、事故後まもなく午前2時に入室し、ビデオ撮影していた(2時ビデオ)。それにもかかわらず、動燃は、このビデオを公表せず、それから14時間後に入室した際のビデオを最初のビデオとして公表した(4時ビデオ)。しかもこの4時ビデオは編集され、重大さを感じさせる部分がカットされて発表されたのだ。

しかし、情報隠蔽が全うできるはずもなく、4時ビデオの編集問題、2時ビデオの隠蔽問題が次々と発覚し、現地もんじゅの所長らが更迭に追い込まれた。

そして、情報隠蔽問題に関する内部調査チームが発足した。

その調査の結果、実は、2時ビデオが現地もんじゅのみならず、本社にも事故直後届けられており、本社の職員もそのビデオを見ていたことが分かり、12月25日、理事長に報告された。

しかし、なぜか、理事長は直ちに発表するよう指示しなかった。動燃は年明け後1月11日、科技庁に相談し、科技庁が翌12日、動燃本社にも2時ビデオはあったらしいと記者に漏らした後、2時ビデオの本社持ち込み問題について発表することとした。

第1回記者会見は午後4時20分から午後5時10分。広報担当理事らによってなされたこの会見では、概要すら発表できず、いつ2時ビデオが本社にあることが分かったのかという質問に対してさえ、「確認する」としか答えられなかった。

記者はそんないい加減な発表で納まるはずもない。責任者を出せ、理事長を出せと迫った。

動燃側は仕方なく、理事長会見をセットしつつも、その後に調査担当者による会見を行うこととし、理事長会見では細かいことは触れないことにした。そして、この段階では、本社にビデオがあることが分かったのは12月25日とする予定だったようだ。

ところが、午後7時半から午後8時10分まで行われた理事長記者会見(この日の第2回会見)で、2時ビデオ隠しに本社職員も関与していたのではないかという質問に対し、理事長は、

「その辺は、私もこの、最初の昨日の夕方聞いたときにですね、指示をして、私もその辺が良く理解できなかったので、この1ページの一番下の方に、簡単ですけど、『その後より鮮明なビデオやマスコミ共同取材のビデオが公表された後は、2時ビデオに関する関心は薄れた。非常に写りが悪いということもある。』どうもこれが実態です」

と回答した。

なぜ、彼が、「最初の昨日の夕方聞いたとき」、すなわち、自分が聞いたのは昨日夕方だと答えたのかは分からない。もしかしたら、2時ビデオ隠しへの本社関与を突っ込まれたため、もし、12月25日に報告を受けていたことを話したら、科技庁が発表するまで発表しなかったということは、やはり、2時ビデオ隠しに本社も関与していたと思われてしまうと考えたのかもしれない。それは本人だけが知っていることだ。

いずれにせよ、この理事長の回答で、第3回記者会見に望む調査担当者は行き詰まった。あなたが、調査担当者ならどう答えますか?

実際に調査を担当した西村成生さんは、午後8時50分から行われた第3回記者会見で、2時ビデオが本社にあることが分かったのは、1月10日だと発表した。1月10日になって、ある職員の机の中から出てきたと答えたのだ。

この回答が動燃内部で再検討された結果なのか、それとも西村さんの個人的な判断だったのかは、はっきりしない。しかし、確かなことは、西村さんは単独で会見したのではなく、ひな壇には、この日の1回目の記者会見を主宰した広報担当理事及び広報室長が座っていたにもかかわらず、両氏は、西村さんの発表内容を訂正することはなかったということだ。

西村さんがなぜ、1月10日と答えたのか、それは、12月25日と答えた場合、さきほど理事長は自分が知ったのは1月11日だと言ったが、理事長に報告しなかったのか、それとも理事長がウソをついたのか、と追求されることは明白だったからだろう。

理事長に報告しなかったと答えたら、なぜ報告しなかったのか、情報隠し問題がここまで騒ぎになっているのに、理事長への報告すらない組織は解体してしまえ、ということになるし、もし報告したと答えたら、じゃぁ、動燃はトップである理事長がウソをいう腐った組織だから解体してしまえ、ということになる。

西村さんには、いや、動燃には、1月10日と答えるしか途が残されていなかった。

しかし、発表後、西村さん、いや、動燃は、1月10日という発表がウソであることはいずれ発覚するだろうという現実に直面した。

そして、西村さんは、1月13日未明、ホテルの駐車場で遺体となって発見された。飛び降り自殺だとされた。

部屋には遺書が3通残っていたが、なぜか、動燃がホテルにファックスで送った第3回記者会見の議事録は残されていなかった。

西村さんが死んだ結果、マスコミの追求は弱まり、2時ビデオ隠し問題はその後報道されることはなかった。西村さんの発表の仕方、そして、死という筋書きはまさに動燃にとっては唯一、生き延びることができる針の穴だった。

こうして、理事長の首はつながり、動燃は解体を免れ、もんじゅは再始動されようとしている。

他方、遺族は、西村さんの死を納得することができなかった。殺されたのではないか、そこまで考えた。そして、遺族は原因を追及するため、動燃を相手に安全配慮義務違反で提訴した。

しかし、一審は、第2回会見での理事長の回答を無視して、1月10日と発表したのは、西村さんの個人プレーであり、動燃は責任を負わないとした。

しかし、逆に言えば、第2回会見の理事長の回答を無視しない限りは、動燃の責任は免れない事案だといえるかもしれない。

西村さんの死後、遺族の時計は止まったままだ。その遺族のためにも、そして、もんじゅを再開させるべきかどうかを判断するためにも、1月12日の会見の時にまで時計をさかのぼらせ、いったい、何があったのか、動燃は西村さんの死に責任を負っているのではないか、検証する必要がある。

実は西村さんの3通の遺書のうち一通は、理事長宛のものだ。ここに西村さんのダイイングメッセージが隠されていると見る向きもある。

「いずれにせよ、理事長が正直であることが第一であり、決して隠すことのない様に言われていましたが、私も同感であります。
しかし、今回のプレス発表という大事な局面で私の勘違いから理事長や役職員に多大な迷惑、むしろ『本当のウソ』といった体質論に発展させかねない事態を引き起こす恐れを生じさせてしまったことは理事長はじめ全社一丸となって信頼の回復に努めていこうとする出鼻をくじく結果となり、重くその責任を感じているところです」

 西村さんは自ら調査したのであるから、勘違いで1月10日と述べるはずはない。また、直前の会見で結果的に虚偽と受けとめられる発表をした理事長に対し、「理事長が正直であることが第一であり、決して隠すことのない様に言われていました」と書き残すだろうか…。

控訴審は、9月20日午前10時10分、東京高裁809号法廷で行われる。

裁判官に遺族の声は届くのだろうか、そして、西村さんのメッセージは届くのだろうか。

※写真は「赤旗」(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-02-08/03_01.html)より

(関連記事)
セラフィールド漏洩事故についての報道状況:英国あ~んど日本 http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/bdcd95e52d39a6448fda6a62ceff1525

セラフィールド…重大性を隠匿しようとしたBBCニュース http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/57773c96864865047a868514db631ab6

もんじゅ設置訴訟最高裁判決:住民側の逆転敗訴が確定 http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/c88e644e19f7435946dfe85635efdc41

米インディアン・ポイント2号炉─使用済み核燃料プールから漏えい続く http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/7966fbc8f6f32d3763ad607064d8d579

坂本龍一ブログ「六ヶ所村から海洋への放射能放出,止めようよ」~メディアは伝えず http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/2dce2bea17fa639327867645139f59a1

遅ればせながら、また、また、日本のメディアが原発事故を無視~セラフィールドの再現 http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/f81c8b4537b37f22bbbf0430e36310e6







★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしていましたが(あまり実行できなかったが…)、辞任したので中止します(ここ←クリック)。

朝日新聞は新自由主義推進論者に堕ちたのか?~タクシー運賃社説に見る共感力のなさ

2007-09-15 05:37:17 | メディア(知るための手段のあり方)
「タクシー運賃 思い切って自由化したら」~9月12日付朝刊社説欄にこのような暴論を掲載したのは、なんと朝日新聞だった。どのような意図があって、このような社説を掲載したのかは不明だが、労使関係の現状についてまったく理解のない記事にあきれはてた。いま、自由化をすれば、タクシー運賃は当然、値下げ合戦になり、タクシー乗務員にその負担が着せられるのみ。必死に働いても生活保護以下の収入しか得られない状況がさらに悪化することは間違いないのに…。

まずは、社説を読んでほしい。

■■引用開始■■
 東京都内のタクシー運賃の値上げ問題が、ヤマ場を迎えている。
 全国の物価に影響する東京の場合、国土交通省の認可に先だち、内閣府で審査し、閣僚会議の了承が必要だ。ところが参院選前の検討では閣僚から反対が相次ぎ、結論を選挙後に先送りしていた。
 業界側は、現行の初乗り運賃の上限660円を、750~810円へ上げるよう求めている。理由は「運転手の労働条件の改善」である。

 02年の規制緩和以来、業界ではタクシーの台数過剰が問題になってきた。新規参入や増車が、国による免許制から許可制に自由化された。同時に、地域一律だった初乗り運賃も、上限の1割安までなら自由に設定できる。
 初乗りが500円玉1個のワンコインタクシーが各地に登場した。95年に2万5000台だった東京のタクシーは、07年3月には3万5000台へ増えた。この間の雇用の受け皿にもなった。
 その一方で、運転手の平均年収は約530万円から約400万円へ、120万円強も減った。改革の負の側面だ。

 業界側は「他産業との格差は266万円にもなり、平均労働時間も一般産業より年300時間近く長い。良質な労働力の確保もおぼつかない」などと値上げの理由を主張してきた。

 だが、労働条件が悪化したのはそもそも経営側の問題によるのではないか。
 増車が自由化され、各社は収入を増やそうと台数を増やした。車が増えれば1台当たりの売り上げが落ちる。運転手は減った分を長時間運転で補おうとする――。この繰り返しが現状を招いている。

 労働条件を改善するには、安全にも影響しかねない長時間運転を抑制する必要がある。例えば、長く運転させれば賃金を大幅に上げざるを得なくしたり、歩合給の比重をさげたり、賃金の仕組みに枠をはめることも考えるべきだろう。
 要は、経営側が安易に台数を増やしすぎたツケを運転手に負わせないようにすることだ。いい運転手を確保するため、各社に労働条件の良さを競わせる工夫も欠かせない。

 そのうえで運賃は、思い切って自由化したらどうか。運輸政策審議会は99年に運賃の自由化を求めたが、業界や自民党の反対で見送られた。

 いまの物価環境と増車競争があれば、自由化してもほとんど値上がりはしないだろう。運賃の認可制を続ける限り、いわば公認の価格カルテルのように働き、値上げすると上限に張り付く恐れがある。自由に値上げできるなら、会社それぞれの経営判断になり、むしろ下がることもあるかもしれない。

 大事なのは、規制緩和を中途半端に終わらせず、競争が消費者、経営者、運転手の3者の利益につながるように、仕組みを設計することなのだ。
 まずは大市場の東京から、試みに始めてみたらどうだろうか。
■■引用終了■■

 いろいろ、言いたいことはあるが、許し難いのは、「労働条件が悪化したのはそもそも経営側の問題によるのではないか」という指摘だ。

 経営側が労働条件を引き下げようとするのは、当然であり、タクシー業界の経営者だけが労働者を特に搾取しているというわけではない。ほかの業界だって、経営者は似たようなもんだ。だからこそ、最低賃金を定めたり、労働組合の存在を積極的に認めたりすることで、経営者が勝手に労働者をこき使うことができないようなシステムを採用しているわけだ。

 したがって、もし、一定の業界で、極端に労働条件が悪化した場合、なぜ、そのような状況が発生しているのか、その原因を突き止め、それを改善する必要がある。

 タクシー業界の場合、それは、歩合制賃金だ。タクシー業界では、例えば1万円の運送収入があったら、そのうちの50%くらいを運転手に渡し、残りを会社がとって、車両代、燃料代、管理者の賃金などに充てることになる。

 ここで、重要なのは、歩合制であるがゆえに、例えば運賃を2割値下げして、その結果、運送収入が8000円に減ったとしても、その分、運転手の取り分も減るから、会社側にとってはあまりダメージがないということだ。

 普通の業界であれば、賃金は5000円と決まっているのだから、8000円から5000円を引けば、会社側に残るのは3000円となる。もし7000円まで値下げすれば、会社側には2000円しか残らない。したがって、無謀な値下げをすることはない。

 これに対し、完全歩合制をとるタクシー業界では、8000円になっても4000円は会社に、7000円になっても3500円は会社に回される。しかも、タクシーの台数を増やすことで、会社側は減収に対処できる。つまり、8000円になって1台あたりの収入が4000円になっても、台数を20%増やせば、理論的には4000円×1.2=4800円となり、全体での収入はほぼ維持できる。もちろん、台数を増やせば、新車購入費用はかかるが、そんなに高価なものではないため、会社側の痛手は小さくてすむ。

 つまり、完全歩合制という仕組みを取っている限りは、労働条件を無視した値下げ合戦が行われる可能性が大きい。

 しかも、タクシー運賃の価格破壊(大阪では5000円以上5割引など過当競争となっている。東京では大口割引の導入程度であり、価格破壊はいまのところ、防がれている)は、アメリカの年次改革要望書による規制緩和の外圧に屈して行政主導でなされたものだ。

 そういう事情を配慮せず、「労働条件が悪化したのはそもそも経営側の問題によるのではないか」とは、なんたる認識不足、勉強不足か?

 いや、はっきりしよう。怒りを増幅させるのは、朝日新聞が自ら、労働者を切り捨てておきながら、このような社説を掲げることに対する厚顔無恥さである。

 朝日新聞は、ヘラルド朝日従業員を切り捨て、従業員はこれに抵抗して、法廷闘争に持ち込んでいる。次に引用するのは、ある従業員の投稿である。

【偽装請負やUnion Yes! キャンペーンなどについて、積極的に取り上げている朝日新聞ですが、国際編集部で英字紙「ヘラルド朝日」の編集に携わっていたスタッフの雇われ方は、まさにその偽装請負でした。

契約書面なし、各種保険なし、有給なし、日給月給だが、毎日出社し正社員と並んで仕事・・・という勤務状況でした。

2002年に全国一般労働組合東京南部に加盟し、会社に労働者としての基本的権利を求め続けましたが、団体交渉は決裂。

会社の提示した5年有期雇用と業務委託契約締結を拒否した結果、2005年7月に組合員はクビになりました。

それ以降、不当解雇を訴え裁判闘争中です。

私たちは、朝日新聞社から激しいハラスメントも受けてきました。当初18名(外国籍10名・日本人8名)だったメンバーは、いじめに耐え切れず、次々と組合を脱退したり仕事を辞め(させられ)ていき、2005年7月には残り6名になっていました。現在、私たち裁判闘争組以外、ヘラルド朝日労組のメンバーは国際編集部内には残っていません。

まだまだ苦労話はあるのですが、長くなるのでこのへんにしておきます。詳細はホームページ(www.iht-asahiunion.com)でご覧ください。】

仲間が不当に解雇されている状況に目をふさぎ、労働条件が悪化したのは経営側の問題によるとは何事か?

経営側に問題を起こさせないように、労働側が対抗できる体制を設けること、つまり、労働組合を産業別に編成し、加盟率を高めること、そういう提案を…望むべくもないわな…。

全国のメディア労働者よ、団結せよ!…あ、そういう趣旨のエントリーではなかったはずなのに…。









★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしていましたが(あまり実行できなかったが…)、辞任したので中止します(ここ←クリック)。

新聞各紙がNHK関連会社剰余金問題で「情報流通促進計画」を追っかけ~とあえて挑発的に書いてみる

2007-09-14 03:27:42 | メディア(知るための手段のあり方)
 9月13日付朝刊では、当然ながら、安倍辞任後継問題が大きく報道された。そんな中、NHKの子会社などが剰余金886億円余りにもなっていることが、それなりのスペースを割いて報道された。このことは、NHKの受信料値下げ問題のみならず、受信料のあり方そのもの、いや、NHKのあり方そのものを議論する際にも必要な情報であり、安倍関連報道のなか、各紙がそれなりのスペースを割いて報道したことは歓迎すべきことだ。

 というのも、このニュースはこれまではあまり報道されておらず、昨年5月2日、当ブログに掲載した際も(※1)、ほかのメディアには掲載されなかったように思うが、NHKのあり方が問われているいま、この情報は欠くことができないものだと思われるからだ。

 で、このNHKの関連会社プール金問題については、各紙の記事( ※2※3)を読んでいただければお分かりだと思う。簡単に言えば、公正さが疑われる随意契約によって、受信料を、天下り先の子会社に貯め込んでいた、という図式だ。もちろん、番組制作能力は下請け会社によって違うため、随意契約にせざるを得ないという言い分もあろうが、子会社を通さないと現場の孫請け会社が契約できないシステムなど不透明感は否めない。

 本題は、挑発的な見出しのとおり。つまり、この種の情報がなぜ、これまで報道されなかったのか?それは、日本のメディアがテレビと新聞が系列下していることにより、テレビ業界と新聞業界が緊張関係ではなく、なれ合い関係になっているため、根幹に関わるような問題点の指摘を避ける傾向にあるからだ。テレビと新聞の系列が別であれば、テレビを取り巻くシステムの問題点を新聞が書き、また、その逆に新聞を取り巻くシステムの問題点をテレビが報道することで、各メディアのシステムが公正なものとなり、時の政権からつっこまれることを防ぐことができるにもかかわらず、日本ではそうなっていない(※4)。

この強固なシステムに風穴を開けることができる方法の一つが市民メディアによる情報発信だと思う。今回の各紙の報道に1年前のこのブログの記事がどの程度影響したかは分からない。もしかしたら、まったく、関係ないのかもしれない。

しかし、もし、今回、各紙が昨年までと同じようにまったく、NHKプール金問題を取り上げなかった場合、当然、このブログでは、報道しないこと自体を問題としただろうし、そうなれば、このブログを見てくれた方の情報流通などもあいまって、報道しないメディアへの批判がある程度起こったのではないかと思う。

そのような批判こそがテレビ新聞系列化によるなれ合い報道を緊張感のあるものにすることができる。もちろん、マスメディアの取材力と違い、個人のブロガーの取材力には限界があるから、あくまでも補完的な役割にとどまるとは思うが、この補完的な役割が求められている。メディアの側もせめて現場レベルでは、素人の価値のない情報だと切り捨てるのではなく、取り上げるべきは取り上げてほしい。

で、さらに、今回、報道した朝日(右)と毎日(左)を比較すると、毎日がNHKにとって書かれてほしくないことまできちんと突っ込んでいるのがよく分かると思う。もちろん、本文を読むと、ある程度朝日も書いてはいるが、見出しで圧倒的に毎日が買っている。解説記事だって、受信料の問題を正面からとらえ、何を問題にするかというアジェンダセッティングの機能をきちんと果たしている。

書かれてほしくないことを書くことこそが、監視機能を果たすことであり、軍隊の海外派遣が問題となっている今こそ、その役割を果たすべく、いやなこと、特に政権にとっていやなことを報道してほしい。

朝日は夕刊で、自らの戦争責任を追及するすばらしい連載をしている。末尾にその記事を紹介する。社外の人間がこんなことをいうのも何ですが、その記事をいまの朝日の記者全員がかみしめてほしい。もちろん、朝日内部で頑張っている人がいるのは確かだが、少数派に追いやられている。これも、市民にとって、とても不幸なことだ。


大阪朝日新聞の編集長高原操は、満州事変発生から約1年後、社内会議で次のように言ったという。

【もし、万々一憲法の明文にでも抵触するような事態が起こり、議会政治を暴力をもって破壊せんとする如きがありまする時には、諸君とともに大覚悟を致さなければならない】

しかし、発言は続く。

【しかし今日は未だそんなところにまでには至ってをりませぬ】

結果的に戦争中、朝日新聞が大覚悟をもって権力に抗することは一度もなかった。

この反省をもとに日々の記事を掲載してほしい。

そういう応援の意味を込めて、今回のエントリーはあえて挑発的なものとしました。頑張れ~。


※1:「NHK子会社の内部留保なんと848億円~受信料324万人分」http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/5477718df5ba3e84424a54785aada0b8

※2:朝日http://megalodon.jp/?url=http://www.asahi.com/national/update/0913/TKY200709130001.html&date=20070914024925

※3:毎日http://megalodon.jp/?url=http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070913k0000m040060000c.html&date=20070914025108

※4:図解!これがとことん不自由な日本のメディアの全容だ~先進国とは思えない国辱的な非民主的システム http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/59df2623d2dbe2c0c3569bd9862508df








★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしていましたが(あまり実行できなかったが…)、辞任したので中止します(ここ←クリック)。

Taro Aso is an Aho~「aso taro」でグーグル検索したら最初の英文サイトは…

2007-09-13 00:23:30 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
「aso taro」でグーグル検索した最初の英文ページは、「Taro Aso is an Aho: Racist Ideology Promoted by Top Official in Japanese Governemnt」という刺激的だが、的を射たページだった。筆者は、Rebecca Dosch という方のようだ。記事は、2005年11月24日に掲載されたもの。

記事を引用した上、翻訳を掲載する。

■■引用開始■■
Here's a tired example of what the Ainu people face when trying to fight for recognition as an Indigenous nation in Japan. The right-wing conservative, racist bent of Koizumi's cabinet is exemplified as so arrogant and apparent in the words of Aso Taro, the recently-appointed Foreign Minister, at a Kyushu Museum opening that Japan is "one nation, one civilization, one language, one culture and one race. It is nowhere else in other nations."

This sort of rhetoric pleases the ultra-conservative hawks pushing to revise Japan's constitution to allow them to actively engage in warfare as an army-nation. The old WWII rhetoric that the emperor is a god and that Japan is a united 'superior race' is not dead in the minds of these men at all, but I am guessing that most Japanese think of them as extremists, even if they believe they are a homogenous nation.

Yet the fact that these extremists run the government does not alarm most people as it should. Most people seem uninterested in politics. If you look at the length the Japanese newspaper article on this disturbing topic, you can get a sense of how the media is complicit in silencing the marginalized and also demoting the strange and sick ideas of those in power.

Taro Aso's website emphasizes his familial connections to the Satsuma samurai and to the fact that both his father and grandfather served in top government positions in post-war Japan. His wealth and power allowed him to study for short times both at Stanford and London Universities as a 'post-grad' and he graduated from the notorious university for imperial elites, Gakushuin, prior to that.

At a recent cultural gathering I attended at a traditional Ainu chise (bamboo house), the leaders speaking there called him "Aho Taro." The meaning of 'Aho' is the same as the scatological word that his last name suggests to us in English. People like him are seen as enemies of the Ainu, and rightly so. They deny the right for anyone who is not Wajin a place in Japanese society, and they deny that these people did and do exist as a separate people.

Sadly, Wikipedia claims he is one of the two potential successors for the Prime Minister postion (when Koizumi steps down) in Japan. I am hoping that his stupid public statements, which have disparaged Burakumin, Koreans, and all of us who are not Wajin, will prevent that promotion from happening.
■■引用終了■■


■■翻訳開始■■
ここに、日本の先住民族として認識してもらうために争おうとするときアイヌの人々が見せる疲れた顔のよい例があります。右翼・保守で人種差別主義傾向のある小泉内閣を表す好例として、外務大臣として任命された麻生太郎が九州博物館の開館式で述べた言葉が挙げられる。日本は「1つの国、1つの文明、1つの言語、1つの文化、および1つの人種」であり、「ほかにはこんな国はありません。」

この種類の表現は、軍隊を持つ国として活発に戦争するのを許容するために改憲することを狙って超保守的なタカ派が使うものです。天皇は神であり、日本が結合した'優れた人種'であるという第2次大戦のときのレトリックがこれら保守的政治家のなかに生き残っています。しかし、私は、例え、多くの日本人が日本を単一国家だと信じたとしても、上記したレトリックは極右のものだと思っているでしょう。

しかし、これらの極右が国政を司るという事実は本来驚くべきことであるにもかかわらず、ほとんどの人々は驚いていません。ほとんどの人々は政治に無関心に見えます。

(中略)

伝統的なアイヌのchise(竹の家)で行われた集会に出席したところ、そこで話しているリーダーは、彼を「Aho Taro」と呼びました。

(中略)

悲しいことに、Wikipediaは、日本で彼が小泉首相の潜在的後継者2人のうちのひとりであると書いています。
■■翻訳終了■■









★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしています(ここ←参照下さい)。

光市事件弁護団最高裁欠席問題について~では、弁護団にいかなる選択肢があったのか?

2007-09-13 00:10:59 | 適正手続(裁判員・可視化など)
 光市事件弁護団が最高裁を欠席した件について、コメントがばらばらになっているので、一本、エントリーを立てました。最高裁欠席問題については、こちらにコメントをしてください。

 もう一度、光市事件弁護団が欠席に至った経過を振り返りましょう。

 まず、安田弁護士ら新しい弁護団が事件を受けたのは、最高裁の弁論の2週間前。安田弁護士に対し、被告人は、「殺そうと思って殺したのではない、強姦しようと思って訪ねたのではない、子どもも殺そうと思ったのではない」という主張をした。この主張は、それまでに萌芽はあったが、1、2審で弁護人が正面から取り上げて主張することはなかった。

 弁論は1回で結審されるので、延期申請をした。それまでは、延期申請は裁判所と協議のうえ、弁論の日程を変更するのが通常だった。

 ところが、今回は、延期申請をしたら事情を聞かずに却下した。

 そこで、弁護団は、準備できないまま弁論に臨むことは被告人の利益にならないと考え、弁論を欠席した。欠席すれば、弁論を開くことができず、事実上、弁論を延期することができる。

…以上の経過について、検討してみよう。

①まず、最高裁が弁論を開くことを決定した(つまり死刑もあり得ることの決定をした)のは、弁論期日の3ヶ月前であったが、安田弁護士らが被告人と接見して事情を聞いたのは弁論の2週間前であった点について、安田弁護士は責められることはあるだろうか?いつ、安田弁護士に被告人から連絡があったのかは確認していないが、弁護人として受任していないのだから、来てほしいという連絡があったら直ちに訪問しなければならない義務はない。例え訪問しなくても問題はない。ということで、この点は、非難できない。

②次に、安田弁護士が2週間前に被告人から、1、2審における主張と違う主張を聞いたことについては、どうか。聞いた安田弁護士を責めることはできない。

③弁論延期申請をした点はどうか?新たな主張という特別な事情により十分な弁護ができそうもないのだから、延期申請するのは当たり前。

④延期申請が認められなかったため、欠席したのはどうか?
欠席しなかったら、十分な弁論もできず、被告人に不利益となった。十分な弁論をするためには欠席し、事実上延期することもやむを得なかった。

この一連の流れのどこが非難されなければならないのだろうか?


むしろ、裁判所は、被告人が、弁論の2週間前に、新しく選任された弁護人に対し、1、2審とは違う主張を被告人がしたらしいということを知ったのであれば、真実を発見するためには、その主張を十分に行わせた上で審理するために延期するべきであり、延期をしなかった裁判所こそが、非難されるべきである。裁判所が協議のうえ、延期をしていれば、弁護人は欠席戦術に出る必要はなかった。


なお、補足して、⑤弁護団が欠席する際、弁護団は被害者遺族に直接連絡する必要があるか?という論点については、ない。なぜなら、最高裁は、だれが出席するのかを把握しており、中止になった以上、連絡をするのは最高裁が行うべきことだから。


①~⑤のほかに欠席問題で、論点があるならば、論点をあげていただいても結構です。以上のような論点について、弁護団に懲戒請求をするほどの問題があるというのであれば、その旨コメントしてみてください。その際、どの論点についてのものであるかがはっきりと分かるようにしてください。









★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしています(ここ←参照下さい)。

あるヘリコプター事故を巡って~反省なき行政・企業に立ち向かう遺族の足跡

2007-09-12 01:11:15 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
2004年3月、信越放送のヘリコプターが取材飛行中に高さ152メートルの送電線に衝突し、墜落した。搭乗していた4人全員が死亡する悲惨な事故となった。高さ60メートルを超える送電線には標識を設置する法律上の義務があったが、この送電線にはそのような標識はなかった。高速で飛ぶヘリコプターから標識のない送電線を発見することは容易なことではない。

 しかし、電力会社は標識を設置せず、国も標識を設置させるよう指導していなかった。全国で高さ60メートルを超える送電線のうち標識がついているのはごくごくわずかだった。幹線道路などヘリコプターが通過するであろうルートを横切る送電線にも標識はついていなかった。
 
 もし、これがヘリコプターが送電線に衝突した最初の事故ならまだ過失だとあきらめることもできるかもしれない。

 しかし、同様の事故が何度も繰り返し発生していた。それにもかかわらず、送電線に標識を設置して事故を防ぐ措置が行われなかった。法的に設置が義務づけられているにもかかわらず…。

 女性記者の遺族は、この事故を単なる事故と見過ごすことができなかった。

 遺族は、二度とこのような事故を繰り返してほしくないと立ち上がり、裁判を起こした。

 この裁判がもうまもなく結審しようとしている。

 最終期日は、10月18日午前10時、東京地方裁判所527号法廷で行われる。

 遺族の最後の訴えが裁判官の胸に響くことを願っている…。

 【参考】
 遺族のホームページ 
 「航空取材の安全のために--なぜ我が妹志奈はわずか26歳で死ななければならなかったのか--」http://www7a.biglobe.ne.jp/~shina-chan/









★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしています(ここ←参照下さい)。