ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

嬉しいビックリ!

2007-07-27 16:57:38 | つれづれ
今日はもんのすごい暑さで、朝から息子とデレェ、ダラァとしておりました。
そこへピンポーン「宅○便でーす」…。
我が家で宅配といえば「オークション落札品」、
あれっ、そんな大きなもの落札したっけ?暑さで忘れとる?
よくよく見れば「お花」、今度はえっ?お花?
ちょっと待って、たんじょーびはすぎた、結婚記念日はお互い忘れてた、
何か試験に合格もしてない、宝くじが当たったわけでもない(買っとらんがな)
えっえっ?…しかもお名前に記憶が…ないっ!
いや、HPも開いておりますし、かつてのお客様もおりますし、
オークションもやってますと、お目にかかっていなくても、
たくさんの方とお付き合いをさせていただいております。
ただ問題なのはあたしの「記憶力」でんがな…。
どうなることかと思ったのですが、あっさり私の知り合いのお友達と判明。
うかがってみれば、ああ、あのかた…というわけで、
私の記憶力の悪さは辛くも「証明」されずにすみました。
すぐにお電話させていただいて、お嬢様もこのブログをご覧くださっている、
とうかがいました。そんなところから、かわいいこのワンちゃんを
お届けくださったそうで…、本当にありがたいことです。
MH様、ありがとうございました。

アレンジメントといえば、だいたいはカゴとか花瓶ですが、
こんなかわいいのは初めて見ました。ブリキ製だそうです。
正面からもちょっと一枚。


       


一生懸命持ってくれてます。遠いところからよく来てくれたねっ!
お耳がはっぱなんですよ、ワンピースのようなので女の子、
そこで「葉子」ちゃんと命名しました。首がバネになっていて、
ふるふると首が動くんです。こーたに妹ができましたー。




さて、本日の「封筒での到着品}、またまた「馬柄」です。
ちりめんの袖分です。


      



「馬」そのものは日本には古くからおりますし、
農耕よりも戦の道具として使われましたから「強さ」の象徴。
昔から着物にはよく使われる柄ではあります。
但し、以前お話し致しましたが、日本古来の馬はすべて「ポニー系」、
実際には義経の鵯越も、川中島の戦いも、みんなパカランパカランではなく
パカパカパカパカ…だったわけで…。
だいたい日本人が江戸時代の男性平均で150センチ少々ですからねぇ。

ではなぜ大きくなったか…これも以前お話し致しましたが、
鎖国が解け、外国との交易がはじまったとき、
明治政府が驚いたのは「異国の武装の進歩」、戦艦にしても武器にしても、
そして陸上戦における「騎馬」にしても…です。
まぁ船などは元々技術もありますからなんとかなるにしても、
馬はいきなり大きくするわけにはいきません。
まだまだ「馬」での行軍や戦闘が行われた時代です。
国力の増大には「馬」も育てにゃ…と、時の政府は考えたわけですね。
そこで外国馬、つまりアラブ系などあのすらーっとした馬を輸入したわけですが、
馬と言うのは生き物ですから、優秀な馬を育てる作り上げる、
そういう作業は大変です。そこで「競馬」を奨励したわけです。
賭け事ですから、やたらとやって品性を欠いてはいけません。
国が全面的にバックアップし、競馬の本場イギリスからスタッフを呼び、
貴族の集うアスコット競馬のごとく、開催したわけですが、
やがて地方でも、ということになりそのときにはいわば「認可」をもらって、
という形になったわけですが、この「認可」ってのが
だんだん怪しくなってきました。結局開催側では賄賂等の問題が起きたり、
現場では「品性」に欠けるような競馬になったり…。
結局それで一度はさっぱりなくなったのですが、
やがて強い要望が出て、今の「中央競馬会」の組織の元になるものができて、
現在に至る…というのが大雑把な推移です。
すったもんだがあったものの「競馬」は消滅はしなかったわけです。

江戸時代までの「馬」の絵は、賭け事とは関係なく、
たとえば「馬九頭」で「うまくいく」とか、紺地に白い荒くれ馬を染め抜いて
「あら・うまい」とか、そんな風に見立てやもじり、縁起担ぎの柄として、
掛け軸や羽裏に描かれたり、食べ物屋の暖簾になったりしていました。
明治以降「競馬」と言うものが行われるようになって、
急にこの「馬と馬券」の柄が出てきたわけで、実はけっこうよく見ます。
姿がいいのと「勝つ」ということで、やっぱり縁起担ぎなんでしょうが、
馬券で家建てたやつはいない、なんていいます。いや、建ててたって
言わないだけだと思いますけど…。
「賭け事、競馬」というと、どうしてもいいイメージは少ないのですが、
馬そのものはとってもきれいなものです。
ポニーであってもサラブレッドであっても、「絵」になる姿です。
白馬クンのアップ、なかなかの絵ですね。

  


このちりめんは二枚あって、少々弱りや縫いあとなどありますが、
うそつきの袖ならいけると思います。けっこういいちりめんなので、
どうしてもお高くなってしまいますが…。
男の人の柄ですが、女がきたっていいと思います。
キリッとした紬の袖から、こんな袖がチラリと覗いたらいいんじゃありません?
いずれはHPに…あぁ、まずは帯留めだーっ!



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3 コメント

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Unknown (陽花)
2007-07-27 21:39:17
う~~ん、葉子ちゃんとっても可愛いですね。
ブリキ製でこんな可愛いのがあるなんて、私も
初めて知りました。こーた君も突然の妹出現に
大喜びでしょうね。
返信する
つぶらなおめめ (Suzuka)
2007-07-28 06:50:59
葉子たん、ステキな場所にかざってもらえたのね♪

あの自転車が、こんなにちいさく見えるのは
葉子たんはけっこう、おっきいんでしょうね。

こーたくん、妹がきて、うれしいよね!

葉子たんは、憎まれ口ききそうにないし。
返信する
Unknown (とんぼ)
2007-07-28 20:12:21
陽花様
私も初めて見ました。
あとあとこのまま飾ってもかわいいですね。
こーたのアゴくらいまでしかないけど、
仲良くしてくれそうです。


Suzuka様
30センチくらいでしょうか。
ブリキなのでけっこうズッシリしてます。
よーこたんは、きっとにーちゃん思いの
やさしいコですね。
また家族が増えて嬉しいです。
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