はい、写真は「間違って買っちゃったたキーケース」です。
中はこんな感じ、これで電波をシャットアウトできるのだそうです。紙みたいな音がする生地です。
最近はもうなんでもアホになる練習のような「便利道具」。
いやいや、文句ばかり言うつもりはないのですが、何がそんなにめんどくさいのか…と思うこともしばしばです。
ある車の宣伝文句
「スマートキー(スマートエントリー)はキーレスを進化させたエンジン始動の方法で、
キーを携帯しているだけで前席・後席・トランクをドアノブに触れるだけでロック解除できます。
コックピットについているプッシュボタンをおすだけでエンジンスタートもできるので、
キーを取り出す煩わしさがありません」
キーを取り出すくらいめんどくさがるなって…。
さて、スマート・キーとは、キーレス・キーの進化したもの。
最近の車に乗っておられる方はご存知と思いますが、カギを差し込む必要がないわけで、
キーを持っている人自身がキーになるとでもいいましょうか。
私はキーレス・キーなので、ただドアが離れたところからあくだけです。これだけで十分便利。
なにしろ、窓もハンドル回して開ける車のころから知ってますからねぇ。
今の車はエンジン切ると、窓も開かない…安全といえば安全…なのでしょうけれどね。
父から譲り受けた古い車に乗っていた私は、ずっとドアまで行って鍵穴にキー差し込んで…でした。
それが、近づきつつキーを向けて「ピッ」とやると、ドアはあくわ、ドアミラーはウィーンと外向くわ・・・で、
なんとゼータクな、と思ったものです。
もちろんエンジンかけるには、カギを差し込まなければなりません。
でもアナログな私は、ちゃんとキーを差し込んでくりっとまわしてエンジンをかけるのが好きです。
今後車を買い替えることは、たぶんもうないと思いますが、もしもそんなことになったとき、
古い車を探したい気分です。
で、そのスマート・キーなのですが、たまたま知人と電話で話していて、車の盗難の話になりました。
お互い勘違いしての話で、知人が盗難防止に家の中ではカギをアルミ箔にくるんでおくといい、と。
息子さんがそうしているそうです。あーそうなんだ…と思い、急いでアマゾンで検索。
ちゃっちゃと「スマート・キー用の盗難防止キーケース」を購入するべくポチッとやっちゃった。
そして、届いてから気づく「あたしはスマート・キーではなかった」…あらららららら。
これは、京都でスマートキー使ってるいとこに送りましょう。
それにしても、です。便利なはずが、とんでもない盗難にあう、実はこんなシステムです。
リレー・アタックというそうです。
映像も見ましたが、店舗の駐車場に車を置いた人が、店内に入っていく後を、
ずっとつけていき、かなり近づいたところで持っているバッグの中のキカイのボタンを押す…
これで車の持ち主のポケット内にあるキーから発信する微弱な電波を受信して、仲間にそれを送る、
外で待つ仲間がまたそれを受信して車をあけて乗り込む…。
盗難しているとさえも見えません。
日本では最近被害が出たばかりそうですが、外国ではけっこう多いとか。
スマート・キーが当たり前になったら、増えるのでしょうね。
昔の車泥棒といえば、針金やピンで車のドアをあけ、時にはエンジン直結して…と、
手間もヒマもかかったものですが、いまやキカイのボタンをちょっと押すだけで、
電波がピピッと届いて、ドアはあくわ、エンジンはかかるわ…怖いですね。
指紋認証キーというのは、すでにありますが、そのうち車も指紋認証とか、カオ認証とかが
標準装備になる時代がくるのでしょうか。
昔、「ナイトライダー」という番組がありました。調べたら1982年…えーっそんなに古かったっけ。
高性能AIを搭載した「ナイト2000」という車が出てきます。
まぁしゃべるわ、自動運転するわ、ドリーム・カーの最たるものでした。
40年すぎた今でも、さすがに「そのまんま」の車は出来ていませんが、
自動運転は出来るようになりましたね。私はあまり賛成しませんが、はい、人間がアホになる気がしますので。
もしもあんな車ができたなら、キーはいらないけれど「ドアあけて」といっても、
「今日の服のセンス悪いからヤダ」なんて断られたりして?
この近辺では、車の盗難は聞きませんが「車上ドロ」は被害があったそうですし、近隣に空き巣も入りました。
道具が進めば、泥棒の手口も進む…世に盗人の種は尽きまじ、ならば、
防犯も怠ってはならないのですよね。気をつけなくっちゃ。
怖いですね、私はこんな便利?なのより
古い形の車の方が好きです。
私もほんとにそう思います。
便利は「難しい」にもなりますよね。
なにもわからず「ポン」ですんでいればいいですが、
壊れたり、こんなことがあるとわかると、
カチャカチャやるほうが、安心です。