七夕にちなんで「笹柄」のはぎれです。
着込まれた錦紗で、布力はまだあるのですが、全体に薄汚れもあり、
縫い代に入っていたところを見てしまうと、グレーの部分も鮮やかで、
「ありゃこんなにきれいだったんだ」とちょっと惜しい気がします。
サラリとしているので、夏の単によかったろうなぁ…です。
七夕の笹飾りをしなくなって久しいのですが、
実は「飾りたいな」とウズウズしているというのが本音です。
「飾り」ということなら、お正月だのお雛様だのクリスマスだの、
あれこれあるわけですが、七夕の笹飾りのように、
全部自分で作って…というのは、ありません。
それだけにアレコレ工作するのが楽しいという
要するに「子供」を卒業していない状況…
元々最終的に、かつては「ひな」と同じように水に流すものでしたから、
本来は「水に流れるもの、溶けるもの」でないといけません。
実際には今の時代、ものを流せる川もなし、またタダの折り紙でも、
「ゴミ扱い」「公害扱い」ですからねぇ、寂しい世の中になりました。
でも、次の日はビニール袋の中でゴミになる…とわかっていても作りたい…。
というわけで、本日「七夕飾り」のお話です。
七夕の飾りというと、何を思い浮かべますか?
折り紙使って手作り、というとあの「わっか」をつなげたもの、
着物、薬玉、投網、ちょうちん…。
考えてみると、織姫彦星の逢瀬に、なんで「薬玉」なんで「投網」?
まずは昨年の七夕に書いた記事です。手抜きでそのまんま貼り付けます。
七夕も、元をただせば、中国の「乞巧奠(きつこうでん)」という
女性の手工芸の腕が上がりますようにという祈願をするお祭り、
それといわゆる「牽牛と織女」の物語、
これも元は中国、そして日本古来の「棚機つ女」の行事。
棚機つ女と言うのは、かつて先祖の霊を迎える、
いわば「盆」の行事には死者のための着物を織り、
それを棚に載せて迎える・・という風習があり、それを織る女性のことです。
「つ」は「の」の意味。
またその着物を織るための機を棚機と呼んだとか諸説あります。
これらが融合したもの・・と考えられています。
これだけではなく、日本では「盂蘭盆会」要する仏様関係のことも
融合してます。実にいろいろなものが交じり合った上に、
更に地域や地方でまたいろいろ特色が加わったわけですね。
なにしろ、旧暦では実際の七夕は一ヶ月あと、つまり8月ですから、
天気もいいし、ちょうど野菜の実りも重なるし…。
網なんていうのは、天の川もありますし豊漁祈願だったのかもしれません。
私が子供のころはおもちゃやさんで売ってる「七夕セット」に、
「でんぐり」と呼ばれるものがいくつか入っていました。
ナスとかキュウリ、スイカなんかがありました。
一個ずつ別売りもしていたように記憶しています。
「でんぐり」、言葉で説明しづらいのでHP探しました。こちらです。
最近のは「イチゴ」に「パイナップル」、ナスもカラフルですなぁ。
ナスやキュウリというのは、お盆のお供え物といいますか、割り箸の足つけて、
仏様はこれに乗って十万億土の彼方からもどってくる…と、作ったもの。
やっぱりあれこれ混じってますね。それに薬玉と言うのは、
元を正せば読んで字のごとく「薬草」などを束ねてつるしたもので、
これは平安時代からある「魔よけ」、当時病気は魔がとりつくもの
とされていましたから、薬イコール魔よけだったわけです。
だんだんと美しい花などを束ねるようになり、
今となってはもう「飾りとしてきれい」というところでしょうか。
つまり、ずいぶん変化していて今となれば「何のお祭り」なのか、
実ははっきりしていないような感じです。
単純に「織姫彦星のデート」で、「お願い事書いて短冊つるす」…、
いや、自分たちのデートでさえ年に一度でお天気次第、という二人には、
人のお願い事なんぞ聞いてられるか…じゃないかなぁ、なんて味気ないことを…。
ともあれ、楽しいことはいいことだーで、私は飾りたいっ。
と言っても、実際にはパスですが、せめてお子様やお孫さんのいるかた、
一緒に作ってあげてください。
こんなページを見つけました。七夕のおかざりの作り方です。
これは子供向きでカンタンにつくれるものばかり。
七夕の飾りは「両面折り紙」を使うときれいです。ちょっと高くつきますが。
ホンモノの笹を手に入れることも、今は花やさんだのにいくようなあんばい。
昔は近所に竹林とか竹薮なんてのがあって、地主さんに
「今年もちょーだーい」ともらいに行けばよかったんですけどねぇ。
このごろは、幼稚園とか保育園などで「七夕飾り」をつくるのも、
ペットボトルだのポリ容器だの…廃物利用、と聞きました。
リサイクル、というのは理解できるんですけれど、なんとなくねぇ。
お飾りの意味っていいますかね、たとえば薬玉は病気になりませんように、
スイカやナスは神様仏様へのお供え物、網はお魚が一杯獲れますように、
着物は着るものやお金に恵まれますように、
輪つなぎはずっと命がつながっていきますように…、
もしかしたら違うけれど、どの道いろんなものがごっちゃになったお祭りなら、
牽牛織女のシアワセを祈るとともに、自分たちのシアワセを祈るものだと、
あっててもあってなくても、そんなふうに話したらいいと思うんです。
ペットボトルが悪いとはいいませんが、折り紙や包装紙でも十分だと思うんです。
折ってたたんで、ハサミを入れて、単純なお飾りを飾って…、
そういうことをなくしたくないと思うんですよね。
実際には笹もないし飾れないうっぷん晴らしの記事になってしまいました。
せめて久しぶりに、ちょこっと描いて見ましたイメージ「織姫さん」
髪ばかり気になって、顔の凹凸がないよ…、
何事も継続…ですね、まともな絵は30年描いてまへんがな…。
着込まれた錦紗で、布力はまだあるのですが、全体に薄汚れもあり、
縫い代に入っていたところを見てしまうと、グレーの部分も鮮やかで、
「ありゃこんなにきれいだったんだ」とちょっと惜しい気がします。
サラリとしているので、夏の単によかったろうなぁ…です。
七夕の笹飾りをしなくなって久しいのですが、
実は「飾りたいな」とウズウズしているというのが本音です。
「飾り」ということなら、お正月だのお雛様だのクリスマスだの、
あれこれあるわけですが、七夕の笹飾りのように、
全部自分で作って…というのは、ありません。
それだけにアレコレ工作するのが楽しいという
要するに「子供」を卒業していない状況…
元々最終的に、かつては「ひな」と同じように水に流すものでしたから、
本来は「水に流れるもの、溶けるもの」でないといけません。
実際には今の時代、ものを流せる川もなし、またタダの折り紙でも、
「ゴミ扱い」「公害扱い」ですからねぇ、寂しい世の中になりました。
でも、次の日はビニール袋の中でゴミになる…とわかっていても作りたい…。
というわけで、本日「七夕飾り」のお話です。
七夕の飾りというと、何を思い浮かべますか?
折り紙使って手作り、というとあの「わっか」をつなげたもの、
着物、薬玉、投網、ちょうちん…。
考えてみると、織姫彦星の逢瀬に、なんで「薬玉」なんで「投網」?
まずは昨年の七夕に書いた記事です。手抜きでそのまんま貼り付けます。
七夕も、元をただせば、中国の「乞巧奠(きつこうでん)」という
女性の手工芸の腕が上がりますようにという祈願をするお祭り、
それといわゆる「牽牛と織女」の物語、
これも元は中国、そして日本古来の「棚機つ女」の行事。
棚機つ女と言うのは、かつて先祖の霊を迎える、
いわば「盆」の行事には死者のための着物を織り、
それを棚に載せて迎える・・という風習があり、それを織る女性のことです。
「つ」は「の」の意味。
またその着物を織るための機を棚機と呼んだとか諸説あります。
これらが融合したもの・・と考えられています。
これだけではなく、日本では「盂蘭盆会」要する仏様関係のことも
融合してます。実にいろいろなものが交じり合った上に、
更に地域や地方でまたいろいろ特色が加わったわけですね。
なにしろ、旧暦では実際の七夕は一ヶ月あと、つまり8月ですから、
天気もいいし、ちょうど野菜の実りも重なるし…。
網なんていうのは、天の川もありますし豊漁祈願だったのかもしれません。
私が子供のころはおもちゃやさんで売ってる「七夕セット」に、
「でんぐり」と呼ばれるものがいくつか入っていました。
ナスとかキュウリ、スイカなんかがありました。
一個ずつ別売りもしていたように記憶しています。
「でんぐり」、言葉で説明しづらいのでHP探しました。こちらです。
最近のは「イチゴ」に「パイナップル」、ナスもカラフルですなぁ。
ナスやキュウリというのは、お盆のお供え物といいますか、割り箸の足つけて、
仏様はこれに乗って十万億土の彼方からもどってくる…と、作ったもの。
やっぱりあれこれ混じってますね。それに薬玉と言うのは、
元を正せば読んで字のごとく「薬草」などを束ねてつるしたもので、
これは平安時代からある「魔よけ」、当時病気は魔がとりつくもの
とされていましたから、薬イコール魔よけだったわけです。
だんだんと美しい花などを束ねるようになり、
今となってはもう「飾りとしてきれい」というところでしょうか。
つまり、ずいぶん変化していて今となれば「何のお祭り」なのか、
実ははっきりしていないような感じです。
単純に「織姫彦星のデート」で、「お願い事書いて短冊つるす」…、
いや、自分たちのデートでさえ年に一度でお天気次第、という二人には、
人のお願い事なんぞ聞いてられるか…じゃないかなぁ、なんて味気ないことを…。
ともあれ、楽しいことはいいことだーで、私は飾りたいっ。
と言っても、実際にはパスですが、せめてお子様やお孫さんのいるかた、
一緒に作ってあげてください。
こんなページを見つけました。七夕のおかざりの作り方です。
これは子供向きでカンタンにつくれるものばかり。
七夕の飾りは「両面折り紙」を使うときれいです。ちょっと高くつきますが。
ホンモノの笹を手に入れることも、今は花やさんだのにいくようなあんばい。
昔は近所に竹林とか竹薮なんてのがあって、地主さんに
「今年もちょーだーい」ともらいに行けばよかったんですけどねぇ。
このごろは、幼稚園とか保育園などで「七夕飾り」をつくるのも、
ペットボトルだのポリ容器だの…廃物利用、と聞きました。
リサイクル、というのは理解できるんですけれど、なんとなくねぇ。
お飾りの意味っていいますかね、たとえば薬玉は病気になりませんように、
スイカやナスは神様仏様へのお供え物、網はお魚が一杯獲れますように、
着物は着るものやお金に恵まれますように、
輪つなぎはずっと命がつながっていきますように…、
もしかしたら違うけれど、どの道いろんなものがごっちゃになったお祭りなら、
牽牛織女のシアワセを祈るとともに、自分たちのシアワセを祈るものだと、
あっててもあってなくても、そんなふうに話したらいいと思うんです。
ペットボトルが悪いとはいいませんが、折り紙や包装紙でも十分だと思うんです。
折ってたたんで、ハサミを入れて、単純なお飾りを飾って…、
そういうことをなくしたくないと思うんですよね。
実際には笹もないし飾れないうっぷん晴らしの記事になってしまいました。
せめて久しぶりに、ちょこっと描いて見ましたイメージ「織姫さん」
髪ばかり気になって、顔の凹凸がないよ…、
何事も継続…ですね、まともな絵は30年描いてまへんがな…。
出来ない髪形であります。
Suzuねーちゃん、挑戦してみる?
それを、まだ充分に水のある川へ、浴衣着て、皆でかついで流しに行きました。
飾りつけも、流しに行く事も楽しかった!
今日「七夕」のことがとてもよく分かりました。
ありがとう。
それに楽しかった幼い頃を思い出させてくださった。ありがとう。
こんな大切なことを、子供達に伝えていくと良いですね
うまいな~!絵。
撃沈も織姫様も!
こういう絵が描けるなんてスゴイですね。
ほんと、もうすぐ七夕様ですね。
七夕飾りをしたのは何十年前かしらと
思うぐらいしていないです。
孫達も保育所で作っているんでしょうね。
町内の大七夕は提灯350個ついています。吹流しの長さは6M,飾りは町内総出の手作りです。滑車で大きな飾りは吊り上げています。
町内の七夕は、「市議会議長賞」でした。
夜店これも総出で実施、ちなみにおにぎり、関係者食べるのと売るのとで、一日で米を一斗手分けして炊き、作りました。夜店2日間で100万円ちかく売ります。これを30軒にみたない人員でのやりくり。一年に一度働き者になります。
とんぼさんの美しい織姫どころか、髪ふりみだした町内おばさんの織姫です。
肝心の「黒振袖の花嫁衣裳」は、只今愛ハムスターが闘病中なので、文金高島田、緋ぢりめんの長じゅばんまで完成しましたが、頓挫しています。
「自画像」なんですよぉ…と言ってみたいやねぇ!
風の森様
いまだと、アタマ「かもじ」だらけになりますわな。
もも様
七夕、昔は子供のお遊びではなかったんですよね。
久しぶりに空でも見ようかと思ったら、
くもってますわー。
陽花様
何事も、ちょっとずつでも続けていないと、
というのを痛感しました。手が動かないんですよ。
なんかちっと「絵」が描きたくなりました。
お孫さんの七夕、きっとかわいいでしょうねぇ。
蜆子様
毎年お疲れ様です。
でも、そういうものを残していくというのは、
とても大切なことだと思います。
そういう行事のために、近所のつながりが
切れないというメリットもあるでしょうしね。
元気で、この先もずっとがんばってください!
人形屋様
これは全くの創作ですが、何かのご参考になれば
私も嬉しく思います。
耳の横の束ねた髪は、実際には「美豆髪(みずら)」
つまり、男性の髪型ですね。
それでわざと、残りを下に流しました。
頭頂の髷は「頭上二髻(けい)」のアレンジです。
これも本来は、前を二つにわけて結うし、
後に流れる髪はありません。これまたアレンジ。
簪などつくさんつけて、結ってあげてください。
花嫁衣裳、まずは「ハムちゃん」をお大事になさって
ゆっくりおつくりください。できあがったら
見せてくださいね。楽しみにしています。
とんぼさん、こんな綺麗な絵を描かれるとは!
とても綺麗な織り姫です。
・・・私も最近、絵を描きたくなりました。
本格的なパステル画や水彩画はすぐには描けないし、大変なので水彩鉛筆でチョコチョコ持ち歩いて描こうかな~。。。
七夕はお願い事が多いプーのためや、童心に戻って楽しみたかったので我が家でもやりました(笑)
・・・まだ、飾りはそのままですが。
話によると、神社とかで燃やしてもらえると聞いたので持って行こうと思っています。
夏祭りで近場の宮地岳神社でロックフェスティバルなどが催されるようで。。。
浴衣で昔好きだったロックを踊りに行こうと楽しみにしています!