仕事場のほうです。すでに撤去、刺されもせずで問題は解消したのですが…。
事の始まりは父からの電話、私の仕事場の2階の横に15センチくらいのハチの巣がある、と。
蜂のことはあまりよく知らないのですが、とりあえずこの時期ですから成虫はいないか、
いても動きは鈍いだろう、とは思いました。
最近の父は、やはり年のせいで頭の回転はかなりゆっくりになっています。
認知症はないのですが物忘れもひどいし、何か言うのに「ほぼ代名詞」の羅列。
そんなですから、蜂の巣の場所の説明もイマイチ要領を得ません。
とりあえず、どうもお隣と近いほうの窓の外のようです。
ほっておいてご迷惑をおかけしてもと思い、父に「午後になったらとにかく場所を見に行く。
どちらにしても業者に頼むから、触らないように」と言いました。
すると1時間後にまた父から電話、「もう取ったから心配ない」と。
絶句しました。めっきり足も遅くなり、右手のマヒもそのままです。
脚立には絶対上るなといってあるのに…。午後にヘルパーさんがきてからすぐに実家に向かいました。
「あそこだ」と示された場所は、2階の窓の真ん中へんの高さ、窓からはちょっと届かない…。
父は巣の真下に2メートルの脚立を置いてのぼり、長い棒で巣の根元をつついて落としたようです。
得意げに「おとしてから踏みつけたから大丈夫、玄関の横に置いてあるから見てみな」と。
見ましたよ、なんとミツバチではなく「アシナガバチ」、しかも飛び立たないまでもまだ動いてました。
父には「よくみつけてくれたね。ありがとうね、お隣さんにも迷惑かけずにすんだわ」と、
まずはしーっかりとお礼を言いました。父はもうご機嫌で「いやぁいいんだよ。何も業者に頼むことも
ないと思ってな」とニッコニコで、棒を伸ばしてああしたこうしたと武勇伝。
全部ニコニコときいたあとで、「はい、ありがとうさんでした。ではここからはお説教ね」。
「へっ??」という父に「よぉく聞きなさい。以前に脚立で木の枝切ったときに、
脚立は今後絶対のぼるなって言ったよね!」鬼の形相とは言いませんが、ちょっとにらみながら言いました。
父は「あ、あぁぁ、えぇーっと」と、急にしどろもどろ。
脚立をのぼるだけならまだしも、上でなにかしようとしたらマヒしてない左を使うことになります。
何かあったらマヒもあって握力もなく、肩までしか上がらない右手ではつかまるとか支えるとか無理です。
そもそも蜂が元気なくなっていましたからよかったですけど、巣ごと踏みつぶされてもまだ動いていました。
巣をつつかれたとき最後の一刺ししに出てきたかもしれません。
刺されてショック症状おこしたらどうする! …実は父は、過去に何度か蜂に刺されています。
蜂って何度か刺されるとアナフィラキシーショックを起こしても不思議はありませんから。
「何かしてやりたいという気持ちはありがたいけど、よく状況と自分の状態のこと考えて!
結局心配の種になるようなことしないで!」と、言いました。
私としても、父のしたことに文句は言いたくないのですが、元気なころから父は
割と考えなしに動くところがありまして、体が不自由になっても気持ちはちっとも変わらないのです。
大雪が降った次の日に、長靴なら大丈夫だと言って杖ついてバスで出かけてしまったり。
あまり怒鳴りつけたくはないので「ほんとにきをつけてね」と言い、
そのあとは心の中で「無茶するなと、いっつも言うとろぉがぁ、っっったくもぉぉ」と、
怒鳴りつつ帰ってきました。
蜂の話は一段落…
仕事場は今年2月にはほぼ完成、そのあと駐車スペースや郵便受けの置き場所など、
外構工事が全部終わったのが4月の初めでした。
すでに2月からはコロナでヘルパーさんたちも断っていましたし、私はとにかく人と会いたくない…。
厄介なことは全部工務店さんに任せて、私が行ったのはセコムの設置と説明のときだけ。
クーラーをいれるつもりが、すでに中国からの品物がつかなくなっていましたし、
仕事場で暮らすわけではないので、それなら秋に、と延ばしましていました。
そんなわけで、ほとんど仕事場には行ってませんでしたから、蜂の巣もいつできたものやら…です。
更に、猛烈な暑さがやっと鎮まった時期に久しぶりに行ったら、
なんと畳にカビが…おぉぉぉなんてこと、です。家は人が住まないと傷むってこのことですね。
セコムのおかげで、ながらくの留守も安心はしていたのですが、最先端のセキュリティ設備も、
カビの侵入は防げませんでした。あわてて掃除用具を運び込み、せっせせっせとカビ取りしました。
10月の中ごろになってクーラーもやっとつけてもらい、少し荷物も運び入れました。
ただもう箱に入れて積み上げてあるだけですが、何度か車で運び入れたら、
山積みになり、いずれこの中身を全部出して整理するのだと思ったら…。
先は長いです。コロナが何とかなったら猛然と動かねばなりません。
今はちょっとずつ二箱三箱と運んでいます。
パソコンはフォトショップの操作に入ります。毎日少しずつ前進あるのみです!
ほぼ白くなった髪振り乱し?、ヤマンバパワーで頑張ります。
脚立と言えば、
2歳の孫が先日、旦那が出しっぱなしにしてた脚立に上って、びっくりしました(笑)
高齢者と子供は、
ほんと、何をしでかすやら。。ですね。
しかし、
家の風通し。。ほんとうに重要なのですね。
実は今日行ったら、今度ははしごを使ったと…。
ジロリとにらんでも気が付かず、
「私の言ったこと忘れた?何言われるかわかってるね」と言ったら、
やっと気が付いてまたしどろもどろ。
本当に子供と同じですね。
とりあえず無事でしたのでほっとしています。
今年の夏は雨が多かったし、閉め切りでしたから
カビ生えても無理はないのですが、
それにしても空気はこもってるし、ホコリだけはしっかり溜まるし。
家も呼吸しているんですね。