ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

あれから10年目ですね。

2021-03-11 09:00:08 | つれづれ

 

今年は10年目という節目の年だからでしょう、TVの特番も数多いです。

あの日、横浜もかなり揺れましたが、幸いにも大きな被害はありませんでした。

当時のブログを見ると、そうだったそうだったと思い出すこともいっぱい。

先日ちょっと大きな地震があったとき、あれは震度4でしたが、長い地震でした。

なかなかおさまらないのが不気味で、しばらくちゃんと座ることができずウロウロ。

10年経っていても、あの不安は忘れていませんでした。

 

あの3.11の地震の年は、我が家もあれこれ大揺れ?の年でした。

地震の被害はなかったものの、まず計画停電、そしてあれこれ商品の買い占め。

買い物に出られない私は、父があれこれ自転車で探し回ってくれました。

そして、ブログのお客様、ネットの友人が次々と支援物資を送ってくださいました。

ひとつ宅配便が届くたび、ありがたくて玄関で涙ボロボロこぼしながらあけたこと、

今でも覚えています。一人ではないと思えることも、励みになりました。

そしてあれ以来、防災ということを意識するようになりました。

それまではただ「水と食料と…」と普通の防災用品をそろえていただけでしたが、

甘さは根底からひっくり返り、電池がない、紙皿がない、水を運ぶ時のパックがない…。

それにあの頃の「避難所」のニュースやリポートをあれこれを見るたびに、

うちは避難所では過ごせない…と気づき、たとえ避難所に行ったとしても、

車で行って車中で過ごす…と決めました。

あれこれ気が付くと調べて探して…で、いまやこのままいつでも「キャンプに行かれます状態」。

改良されたものや、新しいものもでますので、時々チェックしています。

実は「ヒロシのぼっちキャンプ」という番組を見て、今検討しているのが、

「簡易浄水装置」、一度に大量には浄水できませんが、たとえば雨水でも、

ペットボトルに取り付ければ飲める水になります。

この辺りは川がないのですが、雨水なら貯められますし。

レビューを見ると、使用目的は水道水の塩素が気になるとか、キャンプ用とかいろいろ。

それにフィルターの寿命とか、価格とか…あれこれ比べてみているところです。

「ヒロシのぼっちキャンプ」は、タレントの「ヒロシ」さんが、

ただひたすら一人でキャンプをするという番組ですが、いろいろなキャンプ用品が出てきます。

キャンプ用品って防災用品にも通じるんですよね。

なので時々「商品チェック」?のために見ています。

実際使っているところが見られるのがメリット…ですかね。

 

あの年、震災の直後が母の百カ日、そして下旬には父がくも膜下で倒れました。

幸い後遺症がなかったものの、母の一周忌後12月には再度の手術中に脳梗塞。

5か月の入院でした。震災ではなく、個人的な理由でしたが、

我が家の暮らしもいろいろ変わりました。

毎日たいくつなほど変わらない生活、幸せにもあまり頓着していなくても、

ひとつこういうことがあると「何も起こらない幸せ」「普段という暮らしが続く幸せ」を

つくづく思います。

人生でこれほどまでにつらいことはない…という経験をなさったたくさんの被災者の方々。

すでにあの災害を知らない世代もいます。

私たちは「あの震災が教えてくれたこと」「被災者が教えてくれたこと」を、

忘れてはいけません。「風化が一番恐ろしい」という声も。

 

写真は今週のお花、キンギョソウがいい色です。せめてものご供養に。


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