今年は10年目という節目の年だからでしょう、TVの特番も数多いです。
あの日、横浜もかなり揺れましたが、幸いにも大きな被害はありませんでした。
当時のブログを見ると、そうだったそうだったと思い出すこともいっぱい。
先日ちょっと大きな地震があったとき、あれは震度4でしたが、長い地震でした。
なかなかおさまらないのが不気味で、しばらくちゃんと座ることができずウロウロ。
10年経っていても、あの不安は忘れていませんでした。
あの3.11の地震の年は、我が家もあれこれ大揺れ?の年でした。
地震の被害はなかったものの、まず計画停電、そしてあれこれ商品の買い占め。
買い物に出られない私は、父があれこれ自転車で探し回ってくれました。
そして、ブログのお客様、ネットの友人が次々と支援物資を送ってくださいました。
ひとつ宅配便が届くたび、ありがたくて玄関で涙ボロボロこぼしながらあけたこと、
今でも覚えています。一人ではないと思えることも、励みになりました。
そしてあれ以来、防災ということを意識するようになりました。
それまではただ「水と食料と…」と普通の防災用品をそろえていただけでしたが、
甘さは根底からひっくり返り、電池がない、紙皿がない、水を運ぶ時のパックがない…。
それにあの頃の「避難所」のニュースやリポートをあれこれを見るたびに、
うちは避難所では過ごせない…と気づき、たとえ避難所に行ったとしても、
車で行って車中で過ごす…と決めました。
あれこれ気が付くと調べて探して…で、いまやこのままいつでも「キャンプに行かれます状態」。
改良されたものや、新しいものもでますので、時々チェックしています。
実は「ヒロシのぼっちキャンプ」という番組を見て、今検討しているのが、
「簡易浄水装置」、一度に大量には浄水できませんが、たとえば雨水でも、
ペットボトルに取り付ければ飲める水になります。
この辺りは川がないのですが、雨水なら貯められますし。
レビューを見ると、使用目的は水道水の塩素が気になるとか、キャンプ用とかいろいろ。
それにフィルターの寿命とか、価格とか…あれこれ比べてみているところです。
「ヒロシのぼっちキャンプ」は、タレントの「ヒロシ」さんが、
ただひたすら一人でキャンプをするという番組ですが、いろいろなキャンプ用品が出てきます。
キャンプ用品って防災用品にも通じるんですよね。
なので時々「商品チェック」?のために見ています。
実際使っているところが見られるのがメリット…ですかね。
あの年、震災の直後が母の百カ日、そして下旬には父がくも膜下で倒れました。
幸い後遺症がなかったものの、母の一周忌後12月には再度の手術中に脳梗塞。
5か月の入院でした。震災ではなく、個人的な理由でしたが、
我が家の暮らしもいろいろ変わりました。
毎日たいくつなほど変わらない生活、幸せにもあまり頓着していなくても、
ひとつこういうことがあると「何も起こらない幸せ」「普段という暮らしが続く幸せ」を
つくづく思います。
人生でこれほどまでにつらいことはない…という経験をなさったたくさんの被災者の方々。
すでにあの災害を知らない世代もいます。
私たちは「あの震災が教えてくれたこと」「被災者が教えてくれたこと」を、
忘れてはいけません。「風化が一番恐ろしい」という声も。
写真は今週のお花、キンギョソウがいい色です。せめてものご供養に。
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