先日、着物を送っていただいたときに一緒に送ってくださったお菓子です。
「ベルばら炭酸せんべい」…なんと庶民的なオスカルさま。
写真はいただく前に撮りましたので、すでに中身は全部おなかにはいってしまっています。
パリンと軽く割れて、しゅわーと甘く溶けておいしかったです。
お菓子のほかにいろいろ入ってまして、写真の右上のカードには、
私でも知っている「花のみち(フラワー・ロード)」、宝塚劇場に通じる小道だそうです。
おせんべいのお話をいたしますと、「お宝JAPAN」という企画の商品だそうで、
要は地元でしか有名ではないけれど、実はお宝…という人気の商品とコラボして…みたいな?
炭酸せんべいは、元々宝塚温泉の炭酸水を使ったお菓子、明治からあるそうです。
なんとあのウィルキンソンタンサンも、ここの炭酸水なのですと。
イギリス人が狩猟中に発見した炭酸水、その後宝塚に住んだその人が
ミスター・ウィルキンソン、当時日本にはミネラル・ウォーターなんてありませんから、
このかたが温泉を掘り、検査して、優秀な炭酸水であることを証明して売り出した…ですって。
外国では泡のでる炭酸系のものを「ソーダ」と呼びますが、日本では「炭酸飲料」といいます。
これも、ウィルキンソン氏が、「タンサン」の名前を使ったからなのだそうです。
いやぁ、ただのしゅわしゅわ水にも、こんな歴史があったのですね。
サイダーだーい好きです。ウィルキンソンさん、ありがとう。
写真を見ておわかりのように、これは宝塚のおみやげ。
ベルばらは宝塚で舞台化されて、今でもヅカ史上最大のヒットだそうです。
「ベルばら」、申し訳ないことですが私は漫画も読んでないし、舞台も見ていません。
そんな私でも知っているのですから「ベルばら」はすごい!です。
漫画が発刊されたのが1972年から翌年まで。私22歳でした~。
宝塚で舞台化されたのは1974年、だそうで、すぐに舞台化されたんですね。
私は宝塚そのものにもあまり興味がありませんでした。
関西圏で生まれ育っていたら、芝居は好きですからまた違っていたかもしれませんが…。
女性ばかりで男役もやる宝塚より、男性ばかりで女役もやる歌舞伎の方が…。
あららすみません。ただ、中学の時の友人が、熱狂的な「ヅカ・ファン」で、
当時は手に入りにくかったであろう本などもっていましたので、知ってはおりました。
当時のトップスターで、友人が惚れ込んでいましたのが「真帆志ぶき」さん。
数年前に亡くなられましたが、ちょっと調べたら同期が朝丘雪路さんでした。
いやぁ古い話です。
写真にほほずりしたりため息ついたりの友人を見ては「だいじょぶかしらん」と思っていた私です。
まぁすっかりそういうことから離れ始めてから「宝塚を退団して女優さんになった」という
いろんな方がテレビに出始めました。女優さんになっても芸名を変えませんから、
知らない私でも「あ、この人宝塚だな」とわかります。
あの芸名は、実は自分で考えるのだと、かの友人が教えてくれました。
もちろん審査がありますが、通ればそれが使える…友人は「もしも私が宝塚に入ったら」と、
あれこれ書き出していましたっけ。使うことは一生ないと思うけどねぇと。
彼女、どしてるかなぁ。
そんなこんなでふと思ってみれば、私が好きな女優さんの中にヅカ出身の方もいました。
天海祐希さん、真矢みきさん、壇れいさん、お芝居もうまいと思います。
ちょっと古いところですとやっぱり朝丘さんと八千草薫さん。どちらももう彼岸のかたになりました。
大地真央さんは、実はあまりに華やかすぎて、何を見ても浮いてる気がしたのですが、
テレビCMの「そこに愛はあるんかっ」というのを見て、ひっくり返って笑いまして、
けっこう好きかな、なんて評価変えてます。
宝塚のスター、足元どころか影も踏めないご面相の私、勝手に評価して申し訳ありませんが、
女性が宝塚、そして外へ出ての芸能界で普通の女優さんよりたくさんご苦労なさりながらも、
活躍なさっているのを見ると、元気もらえます。
炭酸せんべいはみんな食べちゃいましたけど、この箱は…とっておきましょうぞ!
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