ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

お暑うございます

2010-07-20 19:52:50 | 着物・古布
風船かずらは一気に「風船」になりましたが、最初のころ咲いた下のほうは、
だめだったみたいです。梅雨時はヘンでしたからねぇ。植物は正直です。

今日はもう、あちこちで「今年最高の…」という聞きたくない気温でしたね。
それにしても一気の暑さです。それでも今日は風があったので、
家の中で動き回る時間は、なんとか開けっ放してすごせました。

さて、こう暑いと、着物にしてもなんにしても「涼しい」ではなくて
「涼しげ」でがまんするようですね。
ほんと裸でいたって暑いんですから。いえ、ちゃんと着てますけど。
で、涼しげな柄ってことで、こんな絽のハギレを見つけました。
着物だったと思うのですが、これしかでてきませんでした。
ちょっと色落ちしたりしてますので、まともな部分をえらんで半襟とか帯揚げ、ですかね。


     


そういえば、先日の近くの「納涼祭」でも見ていて思ったのですが、
子供のゆかたの色柄、が変わりましたね。
最近の子供のゆかた、いえオーソドックスなタイプで、の話ですが、
地色が濃いんですよね。白が珍しいくらいです。
これは大人のゆかたの傾向でもありますね。
それと、素材の綿がゆかた地、つまり反物に使われる木綿が減りました。
いや、当たり前ですね、大人用のゆかたの反物がないんですから。
考えてみれば、こういうものは大量生産ですから、反物から…ではなく、
普通のダブル幅の布とかから効率よく裁ちだしたほうが、経費がやすいわけで…。
当然ミシンでしょうし、こういうのは解いてみると、
たいがい衿もななめにカットされています。

昔のように金魚だの水玉だのの、子供用ゆかた地なんかやたらと売ってませんよね。
ネットでやっと見つけましたが、ほんとに少ないです。
息子のじんべさん用にと思ったのですが、ちとかわいすぎるやら、粋すぎるやら…。
とりあえず懐かしい柄も含めて、こちらです。
なんかホッとする柄もあったりして…ですわ。

私が子供のころにも「リップルゆかた」ってのはすでにありましたね。
リップルとサッカーって同じように思いますが、ちっと違います。
私も詳しいことは知らないのですが、どちらも生地の表面にでこぼこ…というより
ぶよぶよして模様ができていますね。このでこぼこの出し方が、
サッカー地は織る段階で、経糸をたるませたり引っ張ったりしてでこぼこを出す、
リップルは薬品加工で、でこぼこを出す…。
だからリップルのほうが、自由なかたちにでこぼこを作れるわけですね。
布地にでこぼこをつけて、肌に密着しないようにして涼しさを呼ぶ…というのは、
昔から考えられていたわけで、紅梅も、縮みも、絞りも、みんなそれですね。
いずれにしても、あまりの暑さに、今日はゆかたのことを考えるより、
「水風呂」に入ることを考えてましたー。
この暑さ、今週続くそうです。


ハナシが散漫ですが、母は土曜日に退院して落ち着いています。
日、月と連休でしたし、相変わらず食事や水分をどんどん摂ってくれるわけではないので
心配していたのですが、今朝父から電話があって、今日もう朝9時前から、
「新しいせんせ」のところの看護婦さんがきてくださって、
さっさと点滴をしてくださったのですと。あちらも「連休だったから心配で」と
早めに来てくださったそうで。ありがたいですよね、そうやって気遣って下さると…。
今日採血したので、最新のデータが出たら点滴の内容を決めるそうです。
薬も口から飲むのも限度が出てきていますから、点滴で入れられれば一番ですし。
そして、父は食事用にベッドの柵に差し渡すテーブルをしっかり手作りしていて、
「借りなくたってこんなのすぐできる」…。やっぱ一家に一人…いるといいですわ。
帰りにもうすぐおしまいのノウゼンカズラと、ただいま成長中のアケビを撮ってきました。
ノウゼンカズラは日が当たりすぎてハレーション…見るからに暑そうですね。


     


アケビ、今年は豊作のようです。父も忙しかったので、
摘果もまだですが、順調のようで、この暑さが大きく育ててくれるかな…です。


               


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (とんぼ)
2010-07-21 23:20:19
あひる様

あらーそうでしたか。
私も今まだ柄で迷っているのですが、
ひとつ買おうと思っています。
いや、自分のとでふたつ??
女の子は特にかわいいものです。
来年が楽しみですねぇ。
今年の暑さ、気をつけてあげてください。

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Unknown (とんぼ)
2010-07-21 23:18:04
akkomam様

本当に暑いですねぇ。今年は猛暑ですね。
親子のゆかた、拝見したかったです。
いいもんですよね。この前の近所の納涼祭、
親は一人も浴衣がいませんでした。
なんかへんな感覚です。
子供のゆかたがイベント衣装ですものね。

母も認識の混乱もなく、落ち着いています。
ご心配ありがとうございます。

お水さえ忘れなければ、緑は本当に
がんばってくれますね。
せみ…裏の雑木林がなくなってから、
季節を思い出させるほど、鳴いてくれません。
あれだけうるさいものなのに、
聞かれないとなると、さみしいものです。
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Unknown (とんぼ)
2010-07-21 23:13:55
りら様

夏の色って、ありますね。
春先の緑もいいけれど、夏の鮮やかな色や濃い緑は
ほんとに、元気をもらえます。

浴衣の反物…今はゥン万円だしてもどうかってのが
あるそうですよ。ブランド名ばっかりだったり…。
「今年の…」なんて買うほうも売るほうも、
Tシャツ感覚ですよね。長く着る気がない…。
ゆかたから寝巻きもオムツも通り越して、
一足飛びに「雑巾」?寂しいですー。
紬屋吉平さんですか、粋ですねぇ。
今はなんだか「○○風」ばかりで、
個性の持ちようとか感じ方とかまで、
変わってしまったように思います。
残ってほしいところはさっさとなくなっていきますね。
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堀田さん (あひる)
2010-07-21 09:38:45
ここのサイトで子供用の反物を買いました(^^)
どの色を見ても、やはり白が一番涼しげですね。柄はもちろん金魚柄です(笑
赤い兵児帯結べば、まさに金魚ですね~。
来年になったら、歩き姿に着せられそうです。                  
ここのサイトは注染でも安いものを扱っていて、いいですね。紺×白のシンプルなもの(大人が着られるもの)が増えるともっと良いですね。
チクセンさん等は素敵なのですが、ブランドになってしまって、コーマ浴衣としては高いですねえ・・・
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暑さを乗り切って...。 (akkomam)
2010-07-21 08:27:39
 昨日、横浜まで出たのですが、あの暑さのなかで、
 3児の母が浴衣姿で涼しげだったのにはびっくり
 しました。甚平さん2人、まだ1歳にならない
 ぐらいの女の子は袖なしロンパース、
 子ども達はお母さんに協力していて、とても
 ほほえましく思ってみていました。

 お母様、退院なさってから暑い日が続いていますが、
 やさしいご主人ととんぼさんと先生に囲まれ、
 落ち着かれていらっしゃる様子、よかったですね。

 フウセンカズラ...涼しげで癒されますね。
 わがベランダでは<アンデスの乙女>が 
 黄色い小さな花を咲かせています。
 セミしぐれいよよましの今日です。
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夏の色! (りら)
2010-07-21 06:21:55
風船蔓の浅い緑もノウゼンカズラのビビッドなオレンジも、いかにも日本の夏の色で、見ていると元気が出るようです!!


浴衣地、反物を頂いて仕立てに出したんですけど、昔のものとは全く違ってました。
薄いしごわごわしてるんですよねぇ。
繰り返し着た後はオシメに・・・できなそうな感じです。
10年ほど前に、昔から大好きだった呉服屋で素敵な浴衣地を見かけたんですが、こちらでは着る機会が無いので買わなかったんです。
その呉服屋も数年前に閉店してしまって・・・銀座にあった紬屋吉平の流れを汲む良いお店だったんですけれど・・・
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Unknown (とんぼ)
2010-07-20 23:15:36
陽花様

花の数だけ…じゃないみたいですね。
まだこれから…もありますよ!
ふくらんだあとは「猿がおタネ」が楽しみです。

母のこともやっとほんとに一段落という感じです。
父はあいかわらずで、目が弱ってきたらしい母に
寝た姿勢では部屋の照明がきつかろうと
変えてみたり、ほんっとにこまめでわ。
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Unknown (陽花)
2010-07-20 21:40:27
風船蔓、本当に風船になっていますね。
うちのは・・・花は咲いたけれど何処にも
風船が出来ないという哀れな事に。
やはり毎日の雨がこたえたのか、育て方が
悪かったのかガッカリです。

アケビ葉っぱと同じ色だけど、沢山出来て
いますね。

お母様、早速診てもらえてよかったですね。
お父様は相変わらずこまめなんですね。
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