ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

はやりの?着物リフォーム

2021-08-02 15:23:39 | 着物・古布

 

とりあえず手元にあったウールの着物で、あれこれ作ってみてもらいました。

時間をかけて色柄を選んでいる時間がありませんでしたので、

これで作務衣上下、これでブラウス、あとはお任せ…で頼みました。

届いたのでお福ちゃんに着てもらったのですが、作務衣はともかく、

ブラウスなどは「和装ボディ」だと胸の形が違うので、ちと良さができらない…。

実際はステキなブラウスです。

 

縫ってくれたのは友人のTさんです。

ちゃんと洋裁を習った人で、人に頼まれてのものも作れる人。

以前別の友人Eさんから、作ってもらったというものを見せていただいていたので、

腕前は心配していませんでした。端の始末、ポケットの裏布、ゴムの入れ口、

マチのなじませ、袖のつけ具合、すべて問題なくクリアでした。さっすがあ!

私よりちと年上なのと、体調のこともあるので、無理せずとりあえず2着でいいよ、と

言ってあったのですが、予定のもののほかにもブラウスとパンツを作ってくれました。

 

トップ写真は作務衣なんですが、私の生地選定ミス、ちと厚手で色が重なっているだけでなく、

織もデコボコで、さぞかし縫いにくかったと思います。

シャカシャカと動くオシゴト着ではなく、家での~ンびりの時によさそうです。

この季節だと実感わかないのですが、1枚でけっこう暖かいタイプ。

 

ブラウスはちょっと変わり衿のものと、私のリクエストした蚊絣の夏物ブラウス。

色がわかりにくいですが、濃~い紫のサマーウールです。

衿は折り込んでカタチを作るタイプ。私は首が短いので埋もれそうです。

 

      

 

蚊絣の方は夏木綿、小さい絣は染ではなく織です。これ、ワタシ着る~、です。

おなかのあたり透けて見えているのは、お福ちゃんの胴にさらに巻いた「補正」のタオルです。

両脇にポケット、これポイントです。

 

         

 

涼し気ですよね。私、このタイプの柄が好きなんですが、古着だと麻でも木綿でも、

ほとんど「完品」では出ません。だいたいはシミだらけ、置きジミも変色もあって、

5~6割使えるかしらん…がほとんどです。元々が白いのですから汚れやすくて当たり前。

それが長く保管されているわけですから、仕方ないのですが、ほんともったいない。

このブラウスにしたのは、けっこう状態よかったのです。

ゆったりなので、風が通って涼しいでしょうねぇ。

 

さてさて、アタマの中で「この生地であれを作ったら」と、想像の世界だけだったものが、

こうして本当に形になって現れると、なんだかウキウキ。

Tさんに感謝感謝です。

 

これは一応「テスト・ケース」という状況での製作。

いずれ「開店」したときには、商品としてアップしていきたいと思っているのですが、

Tさんもお手伝いしてくれるEさんも、ちと離れたところで暮らしています。

ワクチンすんで、五輪もすんで、暑さが少し収まる秋に、こちらへきて今後の相談…

ということになっています。

本当に少しずつですが、前へ前へと動いているつもりです。

それにしても、いつになったらカンタンに何も気にせず、外出できるようになるんでしょうねぇ。

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