ダッシュできるほどの体力ありませんので、モタモタしつつ、あれこれやっております。
とりあえず少しご報告ですが、とにかく無事終了いたしました。
神奈川県には「監察医制度」がありますので、主人の体は監察医による胸部のみ解剖、
死因は心筋梗塞と判明しました。
数年前に糖尿気味になり、日本に戻ってからも、糖尿の専門医にかかっていたのですが…。
来月の予約を取っていたので、「お世話になりましたが亡くなりましたので」と電話すると、
院長先生が出られて「糖尿の人は、普通の人より脳梗塞心筋梗塞になるリスクが高いのです」と…。
本人は、うまく血糖値をコントロールしていたつもりだったけれど、
動脈硬化が心臓のまわりに広い範囲にあったそうですから、静かに悪魔がしのびよっていた…のでしょうね。
主人の祭壇も、母の時と同じ「花の祭壇」にしました。
お葬式は家族葬というわけではないけれど、目立つことや華美を好まなかった主人ですから、
シンプルでこじんまりと、身内とわずかな友人知人で…と予定していました。
元々の身内もお互い少ないし、ご近所と言っても主人は18年前に越してきたときから、留守ですし…。
ほとんど海外でくらしていたため、クラス会や同窓会もすべてパスしてきました。
古い友人で、特にサッカーをやっていた仲間は、あちこちバラバラで遠方の方もいらっしゃいます。
会社の友人は今も海外…通夜のお客様は、どう考えても10人もいるかどうか…と思っていました。
会社は、すでに半年近く前に退職しているのだからと、連絡はしませんでした。
ただ、年末ベトナムに行ったとき、元部下のかたに、宿の手配などいろいろお世話になったのと、
また行くような話でしたから、例えば次回の約束とか、そんなことがあってはと、
そのかたにだけご連絡しました。
よく、サラリーマンが退職すると、会社関係のお付き合いが消えて、
その後に亡くなると、葬儀がさみしいものになる…と聞きます。
私も主人は退職して半年近いし、おまけにずっと海外でしたから、会社関係はあまり考えていませんでした。
ところが、会場に着くと係りの方が「予定よりはるかに多い数の、○○会社さまからのお花が届いています。
会社名で並びに間違いがないか確認してください」と。
入ってびっくり、身内のわずかな花の前面に、ずらりと「○○会社アメリカ」「○○会社オーストラリア」
「…ベトナム」「…チャイナ」「…営業部」「…技術部」…しかも、一段と大きな花束は、会長様からでした。
更に連絡がつかなかった主人の友人(高校サッカーの仲間で、会社も最初は一緒、その後退職なさったかた)が、
とんぼさんでしょ…と。結婚前から知っている人でした。お互い「老けたねぇ」…30年ぶりくらいです。
「会社にはOB会があって、辞めた人も現役もつながってるから、誰かひとりにニュースが入れば
広がるから。今、受付に並んでるの全部○○(主人の勤めていた会社名)関係だよ」と。
振り向けば、行列のできるなんとやら…ではありませんが、ずらりと背広姿の男性が…。
50名近く来てくださって、私あわてました。通夜のお返し…でも、さすが葬儀のプロ、
そちらの方は、ちゃっちゃと手を打ってくれました。
何人もの人が「僕は中国でお世話になって」とか「香港で一緒でした」とか、
「会社は変わったのですが、いろいろお世話になって」とか、私に挨拶してくださって、
お焼香が終わった後も、主人の棺のまわりに集まって「早すぎるよぉ」などと、
声をかけてくださってました。
主人は口数の少ない人で、仕事の話は聞いても一切しませんでしたから、
仕事つながりの方たちは、私は顔も名前も知りません。
それでも、その様子を見ていて「よかったね、おとーさん」と思いました。
一生懸命頑張っていたんだろうなぁと、改めて思ったり…。
駆けつけてくださった方々に感謝感謝でした。
そんなこんなで、お通夜はあまりにもたくさんの弔問客にあたふたし、
あれよあれよと思う間に、終了しました。
この続きはまた…。
コメントのお返事、まだ書けなくてすみません。
皆様の優しいお心、お悔みに深く感謝しております。
「死に様は、その生き様である」と聞いたことがあります。
亡くなったときに初めて、その方の人柄や器が見えてくるのだと・・・ご主人様、多くの方に慕われる、すばらしい方だったのだとお察しします。
トンボさんが気丈にされてる姿が目に浮かびます。
どうか無理をなさらずに。
これからが、お疲れが出る時期だと思います。
御自身のこと大切に、御自愛くださいね。
しています。
いらしてくださった方々への気配りと
感謝であっというまに葬儀って終わって
しまいますね。
でも、お仲間、会社がとんぼさんに
ご主人さまのあり日の様子を教えて
くださったこと、よかったですね。
静かにご主人さまを偲ぶとき、
大きな存在であったことを改めて
伝えてくださるのでは、と、思っています。
氷雨の今日です、体調に気をつけられて
くださいね。
とても 人徳が有る方だったのですね…
とんぼさんのブログからも 優しい素敵な方と感じていましたが…立春を過ぎたと言っても 形 暦の上だけの春です。
お体 御自愛くださいね。
御主人様が喜ばれていると良いですね。
告別式の日は大雪にならず、ご主人を見守るようなやさしい雪でよかった、と思いました。
沢山のご弔問があったとのこと、ご主人の人徳ですね。
もうすぐ一周忌を迎える叔父も、同じように監察医のところへ参りました。家の中に家族がいても、このようなことは最近多いそうです。
まだしばらくはお忙しいことと思いますが、寒さ厳しい折、お父様、ご子息ともにご無理なさいませんようどうぞご自愛ください。
ご主人のご冥福をお祈りいたします。
人に対する評価は、亡くなった後分かるとか聞いた事が有りますが、本当にその通りですね。人徳でしょうね。
外国から、帰ったばかりこれから第二の人生、共に歩まれたかったとんぼさんの胸中察するに言葉が見つかりません。
でもブログ読者の沢山のコメント、皆さん応援しています。どうぞ一杯悲しみ、癒えたらまたお話続けて下さいね。
気になりながら、そっと覗いてみたら・・・。
本当にびっくりして、まだドキドキしています。
おかけする言葉もありませんが、今日はコメント書かずにいられませんでした。
ご主人様のご冥福を心よりお祈りいたします。
とんぼさん、お疲れの出ませんように・・・ムリをなさいませんように・・・。
こんなときに、ホントに失礼しました。
コメントは残しませんで
読み専門でした。
あまりに突然のことで・・・
ほんとうにお悔やみ申し上げます。
ととさんのために
せめてこの寒さが和らぐようにとお祈りいたします。
「ととさん」になっています・・・・すみません