私には姉妹がいませんので、年の近いいとこは一番仲のいい身内です。
「Y」ちゃんは京都生まれの京都育ち、いつも京都旅行のときは、
アッシー君を買って出てくれるひとつ年下のいとこです。
今回は1年半ぶりでしょうか、向こうからこちらに来てくれました。
で、写真は京都のおみやげ…。
左は私の大好きな「日の菜漬け」、ちょっとすっぱ味のあるお漬物です。
ヒトによっては苦手かも…。
私がこのお漬物をはじめて食べたのは、まだ子供のころ、伯母の家でした。
つまり彼女の実家です。伯母はすでに故人ですが、この日の菜づけを
手作りしていて、私は子供でしたが、ちょっとピンクの色をしたのが
おいしそうに見えて食べました。子供にはちょっとクセがあって、
ありゃっ、と思ったのですが、これがイガイと癖になる??
当時は関東ではあまり手に入らず、私は母の里帰りについて行って
伯母の家でこれを食べさせてもらうのが楽しみでした。
今ではデパ地下などで、京都で売っているものと同じものが買えますが、
どこのどの日の菜を食べても、あの伯母の味ではありません。
もちろん、おいしいのはおいしいのですが、伯母の味とは違います。
昔はその家その家で、おみそや梅干、漬物など「我が家の味」がありました。
伯母の日の菜は、もう二度と食べられませんが、
これをポリポリ頂きながら、しばしいとこと伯母の昔話を致しました。
右は「京菜の煮浸し」、京菜はこちらでは「みずな」といいますね。
これも、今でこそポピュラーでサラダなどでもおなじみになりましたが、
昔はやはり「京都の野菜」、これもまた伯母の家に泊まると、
「お揚げと炊いたんやけどたべるか?」と、出してくれました。
これもちょっとクセがあって、小さいころは「お揚げ」だけ
探して食べていたのですが、今ではそのクセがいいお味…。
実は、とても大きな京菜で、ジサマが「忙しくてたいへんだろうから」と
わざわざ自宅で炊いて持ってきてくれました。
本日の相方は「お揚げ」じゃなくて「鶏肉」、ちょっとゴーカです。
どちらもおいしくいただきました。
ちなみに上の写真の器、左の日の菜が入っているのは実は「湯冷まし」、
ひょうたん型で底の真ん中には「鳳凰」の模様があります。
右は「サッカーボール型」の蓋物で、真ん中から上が蓋、
ちゃんと蓋をかぶせると「サッカーボール」になります。
ひっくり返せば「小鉢二つ」になるので、毎年夏になると
そうめんのときに薬味や焼き海苔、梅干など入れて使います。
今回のYちゃんの来訪目的は「お手伝い」…。
Yちゃんはこの前まで仕事をしていたのですが、
年齢的に夜勤がきつくなってきたということで、退職しました。
連れ合いははるか昔に「リコン」、女手ひとつで育てた子供二人ももう独立、
気楽な独り身だから…と、来てくれたわけです。
ぼちぼち少しずつ片付けていた着物の整理をてつだってもらいましたが、
今朝庭を見て「草取りしたる、これから伸びよるし今のうちやしなぁ」と、
ちょっと伸び始めていた雑草を根こそぎ、きれ~~にとってくれました。
ウラに「ふき」がやまほどひろがっていて、気になっていたのですが、
「もろて帰ってもええか?」えぇーっそりゃかまわないけど重いよ…。
「かまへん、宅配ゆうわけにいかへんし、今夜帰ったらすぐ煮たいし」。
結局伸び始めのまだ柔らかい40センチくらいの茎を白菜の玉くらいの大きさに
しっかりまとめて、ビニールの袋に入れて持って帰りました。
毎年、友人が季節になると取りに来ていてくれたのですが、
数年前からこられなくなり、毎年ちょっとだけ取ってはあとはもう伸び放題。
もったいないですよねぇ…今年は良かったです。
働き者のYちゃんは、しつかりお仕事してくれて、
夕方、ウチの息子が帰ってくるのを待って、
「またくるしな、おばちゃんの顔、覚えといてや」と言って、
夕暮れの中、帰っていきました。今頃は最寄り駅からバイクに乗って、
自宅へと向かっているころ。フキは無事かな?
Yちゃん、ありがとね。
さて、本日、草取りのときに、私もちったぁやらねば…と、
取った雑草を運んだりしていたのですが、ふと見ると、
「花蘇芳」の葉陰に何かいます。
じーっと眼を近づけて思わず「ギャーッ!」
そのあと急いで写真撮りました。嫌いな方ゴメンナサイ(好きなヒトっている?)
5センチはあろうかという大きな羽、オナカの内側は鮮やかなオレンジ。
不気味でしたが羽の柄はおもしろい!擬態といいますか、
木の幹などにとまっていたらわかりにくいですね。
これまた名前はわかりません。
なにをしていたのか全く動かず、写真を撮るのにちょっと葉を動かしても、
横でいとこと二人でキャーキャー騒いでも知らん顔。
我が家の東にあった雑木林がなくなって、鳥も虫もいなくなった今、
ちょっと不気味だけど、喜ばしいお客様なのかもしれません。
三時草、今日もさきました。よく見たら真ん中に大きな「しべ」が…。
今日で5日目です。がんばってるなぁ。
「Y」ちゃんは京都生まれの京都育ち、いつも京都旅行のときは、
アッシー君を買って出てくれるひとつ年下のいとこです。
今回は1年半ぶりでしょうか、向こうからこちらに来てくれました。
で、写真は京都のおみやげ…。
左は私の大好きな「日の菜漬け」、ちょっとすっぱ味のあるお漬物です。
ヒトによっては苦手かも…。
私がこのお漬物をはじめて食べたのは、まだ子供のころ、伯母の家でした。
つまり彼女の実家です。伯母はすでに故人ですが、この日の菜づけを
手作りしていて、私は子供でしたが、ちょっとピンクの色をしたのが
おいしそうに見えて食べました。子供にはちょっとクセがあって、
ありゃっ、と思ったのですが、これがイガイと癖になる??
当時は関東ではあまり手に入らず、私は母の里帰りについて行って
伯母の家でこれを食べさせてもらうのが楽しみでした。
今ではデパ地下などで、京都で売っているものと同じものが買えますが、
どこのどの日の菜を食べても、あの伯母の味ではありません。
もちろん、おいしいのはおいしいのですが、伯母の味とは違います。
昔はその家その家で、おみそや梅干、漬物など「我が家の味」がありました。
伯母の日の菜は、もう二度と食べられませんが、
これをポリポリ頂きながら、しばしいとこと伯母の昔話を致しました。
右は「京菜の煮浸し」、京菜はこちらでは「みずな」といいますね。
これも、今でこそポピュラーでサラダなどでもおなじみになりましたが、
昔はやはり「京都の野菜」、これもまた伯母の家に泊まると、
「お揚げと炊いたんやけどたべるか?」と、出してくれました。
これもちょっとクセがあって、小さいころは「お揚げ」だけ
探して食べていたのですが、今ではそのクセがいいお味…。
実は、とても大きな京菜で、ジサマが「忙しくてたいへんだろうから」と
わざわざ自宅で炊いて持ってきてくれました。
本日の相方は「お揚げ」じゃなくて「鶏肉」、ちょっとゴーカです。
どちらもおいしくいただきました。
ちなみに上の写真の器、左の日の菜が入っているのは実は「湯冷まし」、
ひょうたん型で底の真ん中には「鳳凰」の模様があります。
右は「サッカーボール型」の蓋物で、真ん中から上が蓋、
ちゃんと蓋をかぶせると「サッカーボール」になります。
ひっくり返せば「小鉢二つ」になるので、毎年夏になると
そうめんのときに薬味や焼き海苔、梅干など入れて使います。
今回のYちゃんの来訪目的は「お手伝い」…。
Yちゃんはこの前まで仕事をしていたのですが、
年齢的に夜勤がきつくなってきたということで、退職しました。
連れ合いははるか昔に「リコン」、女手ひとつで育てた子供二人ももう独立、
気楽な独り身だから…と、来てくれたわけです。
ぼちぼち少しずつ片付けていた着物の整理をてつだってもらいましたが、
今朝庭を見て「草取りしたる、これから伸びよるし今のうちやしなぁ」と、
ちょっと伸び始めていた雑草を根こそぎ、きれ~~にとってくれました。
ウラに「ふき」がやまほどひろがっていて、気になっていたのですが、
「もろて帰ってもええか?」えぇーっそりゃかまわないけど重いよ…。
「かまへん、宅配ゆうわけにいかへんし、今夜帰ったらすぐ煮たいし」。
結局伸び始めのまだ柔らかい40センチくらいの茎を白菜の玉くらいの大きさに
しっかりまとめて、ビニールの袋に入れて持って帰りました。
毎年、友人が季節になると取りに来ていてくれたのですが、
数年前からこられなくなり、毎年ちょっとだけ取ってはあとはもう伸び放題。
もったいないですよねぇ…今年は良かったです。
働き者のYちゃんは、しつかりお仕事してくれて、
夕方、ウチの息子が帰ってくるのを待って、
「またくるしな、おばちゃんの顔、覚えといてや」と言って、
夕暮れの中、帰っていきました。今頃は最寄り駅からバイクに乗って、
自宅へと向かっているころ。フキは無事かな?
Yちゃん、ありがとね。
さて、本日、草取りのときに、私もちったぁやらねば…と、
取った雑草を運んだりしていたのですが、ふと見ると、
「花蘇芳」の葉陰に何かいます。
じーっと眼を近づけて思わず「ギャーッ!」
そのあと急いで写真撮りました。嫌いな方ゴメンナサイ(好きなヒトっている?)
5センチはあろうかという大きな羽、オナカの内側は鮮やかなオレンジ。
不気味でしたが羽の柄はおもしろい!擬態といいますか、
木の幹などにとまっていたらわかりにくいですね。
これまた名前はわかりません。
なにをしていたのか全く動かず、写真を撮るのにちょっと葉を動かしても、
横でいとこと二人でキャーキャー騒いでも知らん顔。
我が家の東にあった雑木林がなくなって、鳥も虫もいなくなった今、
ちょっと不気味だけど、喜ばしいお客様なのかもしれません。
三時草、今日もさきました。よく見たら真ん中に大きな「しべ」が…。
今日で5日目です。がんばってるなぁ。
私は、伊賀産ですから
それはも~う、「日の菜漬け」で育ちました。
毎年、暮れ近くなると母が漬け始めます。
そして、お正月
里帰りした子供達にこの「日の菜漬け」を持たせて
大喜びするのが母でした。
デパートなどで見つけて、懐かしくなって買って帰るのですが、ちょっと違います。
母の味は、それはもう最高でした。
細かく刻んで、酢とお酒をふりかけると
また一段ときれいな色になって…
そして美味。
今日は母を思い出させてくださいました。
コツコツときざんで漬けてくれました。
お酢のきいている年もあれば少し薄い
年もありましたが、やっぱり美味しい!
毎年くれるものだから、とうとう漬け方
聞かずじまいでした。
懐かしい味に出会うと嬉しいものですね。
おふくろの味、はどこにもありませんね。
お酢とお酒、ですか、私はお酒だめなので、
お酢をためしてみましょう!
陽花様
ずっとアタリマエのようにそうだと、
聞き忘れる、言い忘れる、
あっと思ったときにはもう聞けない、いえない、
そういうことってありますよね。
母にもこのごろは、あまり難しいことは
聞けなくなりました。
ヒロをぢ様
「日野菜」でよろしいんですよ。
商品名にしたとき「日の菜」のほうが
やさしいからじゃないでしょうか。
私も実をいうと「京菜」は漬物が一番好きです。
母のイナカでも、すでにお嫁さんたちは
漬物つけてないし、味噌も作っていません。
なんかさびしいですねぇ。