本日は「庭」のお話です。
写真は借り物。「イングリッシュガーデン」で検索した画像です。
先日「ブラウン神父」という番組で、石造りの家並みだの出演者のファッションが楽しい…と、
お話し致しましたが、もうひとつ「庭」も楽しんでみています。
ドラマですから、それこそ「貴族の邸宅だと馬で横切るほどの大きな庭」がでてきたり、
「こじんまりした個人のお庭」がでてきたり、いろいろです。
家や街並みは、石造りで普通に何百年も前の家に今でも住んでるヨーロッパの景色が好きです。
日本では木造で100年経ってたらもう文化財並みの扱いです。石造りより持たないのは仕方ないですが、
木造なら、大正から昭和の戦前くらいが好きですねぇ。
で、イギリスのはちみつ色の村の庭のおはなし。
石造りの壁や塀にツタがびっしりついているのもいい眺めですが…
実は私は「庭園だけは日本がいい!」ゼッタイ いいっと思うのです。眼に慣れているからでしょうか。
なんて勝手なんでしょ、すみません。イングリッシュガーデン、つまり英国式庭園は、
日本人でも憧れる人が多い…と言われます。でも…私どうも苦手です。
元々英国式庭園は、自然の中を歩いていく感じ…を重要視していると言われます。
だからいろんな花が次々と現れ、言い方悪いですがいろんなものまぜまぜ「伸び放題」みたいな?
伸び放題なら我が家の庭も負けてませんが、ウチはまさしく「勝手に伸びてる」庭園です。
かといって、左右対称、きっちりかっちりのフランス式庭園も…ちと苦手。
どちらもきれいだなぁとは思うのですが、日本式庭園にはかなわない…と思ってます。
庭の専門家ではないので、ほんとに自分の感覚だけでのお話ですが、日本の回遊式庭園では、
いかにも自然の中を歩いているようで、外国の庭園と比べると物語性があるといいますか…。
以前見た番組では、天竜寺の石についている苔、建物から見たときに一番きれいに見えるように、
またほかの部分とのバランスのために、わざと苔を少しはがしたりもしていました。
だーっと見ているだけならそこの苔が少々はみ出ていようが、色がそこだけ濃くなっていようが、
素人目にはわからないと思いますが、そこまで納得いくまでする…という職人の気質がすごいと思っています。
以前、これもお話しましたが、BSの「京都人の密かな愉しみ」では、植木屋で修行中…という話があります。
お寺などの大きな庭園を任されている師匠役は私の好きな石橋蓮司さん。
庭の木の剪定はもちろんですが、季節で椿の花が落ちていると、全部ゴミとして集めて捨てるのではなく、
具合のいいように、苔むす庭に、石燈籠のへりに、ひとつふたつの落ち椿を残す、それもちと枯れかかっているもの。
日本人ですなぁ…という感じ。わびとかさびとかいう世界でしょうか。
庭は花の天下、ではありますが、日本には石と砂しかない庭園もありますね。
ドクダミ畑のようになっている我が家の狭小庭、南天も柾木も伸び放題で、山茶花もきゅうくつそうに
伸びられる方向にだけ伸びています。何とかしてあげたいと思いつつ、そのままです。
TVで繊細な感覚と技術で美しく整えられた庭を見ていると、我が家の庭は思い出したくない…。
そんな状況でも「好み」だけはいう。英国式庭園は苦手だぁ…と。
玄関前のせせこましい「ここだけは土があります」みたいな一角では、今はフランネル草が咲き、
水引草がどんどん伸びています。今年もまた野菜つくりは時期を逃してました。
好きだの苦手だのと言っても、花はどこで咲いても美しいです。
よそ様のお花をアテにして、季節の移ろいを感じて…もう梅雨。
仕事場にはアジサイの大きいのがあります。しばらく行けてないのですが、きっともう咲き始めてます。
見る人がいてもいなくても、その条件で花は咲く…いつも教えられている私です。
と、さんざん言っておいてなんですが…横浜には「横浜イングリッシュガーデン」という施設があります。
クリックするとホームページに飛びます。今はアジサイが満開のようです。
横浜から無料送迎バスが出ています。
実は結構前から知っているのですが、行ったことがありません。スンマセーン。
「ブラウン神父」ではありませんが、同じくイギリスのドラマ「刑事モース」を見てとんぼさんと同じ印象を持ちました。こちらも70年代〜のドラマなのでファッションも懐かしい感じでした。
横浜のイングリッシュガーデンは私も行ってみたいと思いますが、まだです。
ここは昔、古○電工があったところで、小学校への通学路でした。
大型トラックが出入りする所が通学路、よく事故が起きなかったものです。
今のあまりの変化に驚いています。
年のせいかと思いつつ「懐かしい風景」だの「ファッション」だのに
心惹かれています。
古川電工、懐かしいですね。私は高校が天王町でしたから、
あまり横浜までは乗らなかったのですが、社会人になって、
いつのまにか大きな住宅展示場ができ、やがてガーデンができ…。
思えば路線のあちこちにまだ「工場」があったのに、
環境がどうのこうので、みんな移動してしまったんですね。
船橋に嫁いで、15年以上離れているうちに、とんでもなくかわってしまい、
浦島さん状態です。隔世の感がありますね。