ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

さぶっ

2011-07-21 22:33:54 | つれづれ

 

台風は結局、端っこのお土産みたいな雨と、今日は風…それも北風。

気温がぐっとさがり、そりゃ過ごしやすくはありましたが、

昨日まで暑かったんですから、チョーシが狂います。

新聞取りに出たとたんにクシャミですよ、もぉぉぉ。

しばらく大物の洗濯はできないでいるし、小物も家の中でブラフラ…暑くてもお日様がみたい!

(人間はワガママなもので…)

 

さて、本日また時間なくなりまして、着物写真を一枚だけ…が、トップ写真です。

昔の紗、です。なんと大胆な柄でしょうか。これ、着たかったナァ。

 

             

 

新しかったときは、白地の部分がもう少しパチッとはじけていたと思います。

まぁあんちーく…とみれば、この「くすみ感」もなかなかですが…。

よく見ると小さいしみも飛んでいます。めだちませんが…。

何の柄か、よくわかりませんね。お袖が長いので柄アップ。

色がなかなかうまく出せなくて…こちらが一番実物に近いですかねぇ。

若い女性向なのに、勇壮な帆船柄です。

 

         

 

袖が72センチあります。当然色からいっても、若い女性のものと思いますが、

こういうのを着て歩くときは、白いパラソルだったのでしょうかねぇ。

今日あたり見ていても、あまりパッとしないのですが、晴れた日には映える柄ですね。

なんとなく帆船柄、好きなんです。ハマっ子だからか???

お福ちゃんに着せてみると、こりゃ「見る着物だわ」と思います。

昭和でも初期かな…の柄の大きさ、今こういう大胆さはなくなって、

別の意味での大胆さが蔓延して???あぁみなまでいうまい…です。

 

せっかく紗を着せたのにこの肌寒さ…羽織でもかけとこうかと思ったりして…。

夏、普通の夏でいてください、体がついていきまへんがな…。 


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (陽花)
2011-07-21 23:06:41
帆船柄も素敵ですが、着物の色目も
とっても素敵!
お若い方が日傘をさして着ておられる
姿を想像するだけでも楽しいですね。

横浜は寒いぐらいの気温だったのですか。
風邪を引き添えないようにして下さいね。
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ご心配なく (otyukun)
2011-07-21 23:15:49
京都でも今夜はちょっと涼しげ。
しかし、直ぐに元に戻るそうです。
暑い夏を堪能出来ますよ。

この着物確かに大柄です。
今時こんな大柄を染めている所はありません。
大柄は反物で見ると「でかい!」と感嘆しますが、仕立てると凄く良い物になる事が多い様です。
復権すべきですね。

ところで今お客様から直しで預かっているのが絽の両褄の訪問着。
何と絽なのに八掛が付いていてそれも表と同じ柄。
両褄なので同じ柄が左右対称に表裏同柄と言う珍品です。
明治の頃の着物の様です。
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Unknown (Gangangansoku)
2011-07-22 05:37:15
こんにちわ☆彡
素敵な着物ですね、帆船の模様とは、
粋ですね!! とても珍しいです。

冬に主人と着物で写真をとろうと考えているのですが、もう30過ぎましたし、ピンクよりは暗いいろの方がいいですよね・・
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夏お召し? (よっちゃん@ニューヨーク・スローライフ)
2011-07-22 12:34:28
はじめまして
いつもとてもためになる着物の深~いお話、
素敵な写真、楽しみに拝見しています。
ありがとうございます。

さて、このお着物、私が「夏お召し」といわれたものととてもよく似た生地に見えます。

私が持っている紗と夏お召しを比べると、
紗の方がもっと透けていて薄いというか若干やわらかい感触で
夏お召しの方は、はりがあって、
銘仙にもあるような横筋が織り柄に入っています。

紗と夏お召しの違いが何なのかよくわからないので、教えてください・・・

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Unknown (とんぼ)
2011-07-22 20:03:39
陽花様

ほんとに大きな柄で、きっと目だったでしょうね。
私が若いころでも、こんな柄はもうありませんでしたから、
着てみたかったです。

今日はなんと一日クーラー要らなかったんですよ。
朝方なんて、暖房入れようかと思いましたよ。
続かないんですよね、こんなすごしやすい日は…。
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Unknown (とんぼ)
2011-07-22 20:06:39
otyukun様

いやもぅなんともきもちのいい一日でした。
夏、戻ってくるでしょう…ヤダ…。

こういう意匠は今では作ってもうれないでしょうね。
アンティークだというから売れる…。
なんかヘンな気分です。

八掛つきの絽、それはものすごすオシャレですね。
共八掛としてきっちり柄をあわせるというセオリー通り。
本とは決まりごと、ではなく「多数決」なのですよね。なんでも。
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Unknown (とんぼ)
2011-07-22 20:15:25
Gangangansoku様

モチーフとしては男性向きのようですが、
帯にはよくあります。
大胆でステキですよね。

まだ30代ならピンクも赤も大丈夫です。
手間はどうしても洋服感覚で色柄を選びますが、
着物はデザインが同じ分、地色と柄の大きさで
同じ赤やピンクでも、40代でも着ますよ。
昔は着物ががらっとジミになるのが、わりとはっきりしていて、
50になると同時に、その先は帯と八掛変えたら80まで着られます、になりました。
最近はもっと自由だと思います。
特に小物の色使いで着物はガラリと雰囲気が変わります。
ピンクや赤、まだまだ楽しんでください。

黒い着物ですが、帯や八掛、小物で雰囲気が変わる例です。

http://blog.goo.ne.jp/tombo624/e/76199edca087bf0d29387b6e3e2c7b7d
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Unknown (とんぼ)
2011-07-22 20:31:02
よっちゃん@ニューヨーク・スローライフ様

こちらこそはじめまして。
コメントありがとうございます。

紗とお召しの違いは、糸と織り方の違い…でしょうか。
糸はどちらも強撚糸を使いますが、それぞれに特徴ある撚り方の糸です。
織り方は、紗は「捩り織り」といわれるねじる織り方、
お召しは普通の平織りです。
紗についてはこんな記事を書いていますので、ご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/tombo624/e/5639816dde84b9833beac454417c3cbc

この着物は、写真で見るよりずっと透けています。
それと帆船部分は「染柄」です。
お召しは先染めの織り柄、というところも違いますね。

こんなところでしょうか。
もう少しうまく説明できるといいんですが、すみません。
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