
近くの幼稚園の園庭に、大きな木が何本もあります。毎年真ん中あたりの白い花が最初に咲きます。
今はわかっているのですが、最初に見たとき「白いから大島桜かな、一番早いな」と
勝手に思っていたのです。なにしろ距離があるので、花の一つずつが見えないので…。
数年後、どうもちがうよね、と写真に撮ったら「こぶし」だったというわけです。
それにしても大きいのでびっくりです。
ズームでみると…こぶしですねぇ。
二軒先のお宅に、これほどではないのてすが、こぶしがありました。
それが電線がどうの、で、ばっさり切られて…木にとっても、どこに植えられるかで…ですかね。
昨日は、障害福祉課の担当者の方が見えて、今日は介護の事業所の方にきていただいて、
息子にヘルパーさんを頼むことになりました。
主人が帰ってきたときに「よっしゃ、おとサン『調教』して、入浴もオムツ交換も、ちゃっちゃとやれるように…」
なぁんて思っていたのですが…こうなってしまうと、自分の年齢も考えて、こりゃ助けていただこうと…。
そして相も変わらず、こういう時は「お役所ってさ」って思うことがいーっぱい。
我が家では何が一番必要なヘルプか…ということで「入浴介助」だったのですが、
そのほかにも、例えば通院のこと。息子はなにか病気にでもならない限り、
半年に一度くらい、心臓の検査を受けにいくだけ。それ以外は私が薬を定期的にもらいに行ってます。
その通院の話になったら「通院の介助ということだと、利用者を車で送迎するのはできますが、
病院内では診察室の前までしか行かれません」…ははは。
ウチの場合なんて、もし頼んでも、息子は自分で車いすどうにもできませんし、
話もできませんし、理解もできません。連れて行ってもらってもなんにもならないわけですよ。
まぁ私の場合は、一緒にいってもらって、私があれこれしている間、息子の面倒を見てくれればいいわけですが。
私の周囲には、すでにヘルパーさんを頼んでいる人も、ヘルパーやっている人もいます。
これは内緒ごとではありますが、実際には利用者が「診察室まで来なくていい、ロビーで待っていてくれ」と
手前までの人もいれば、逆に「医者の言うことをいちいち覚えていられないから、
診察室まで入ってアナタ一緒に話聞いてちょうだい」という人もいれば…なのですね。
なんで診察室まで入れないのか、それはたぶん個人情報だのなんだの、そういうことなのだと思いますが、
そういう判断がちゃんとつく状態の人なら、それは事業者と利用者の話し合いで…でいいのではないかと
そんなことを思います。ほんとに四角四面ですよね。
結局、今日来てくださった事業所の人と話し合って、私はそこに依頼しようと思いました。
この事業所さんも、実は昨日のうちにすでにヘルパーを利用している友人に聞いての紹介です。
それがなければどうしたか…お役所さんは、介護の事業所一覧表をだし(全部で80軒以上アリ)、
その中でウチが近い地区に○をつけ(全部で13か所)、細かいことはご自分で電話して話し合って決めてください…。
どんなところなのか、どんな人がいるのか、規模はどれくらいか、どういう介護を得意としているのか、
そういう情報は一切ナシ。自分で探してみてねー、というわけです。笑えます。
幸い紹介してくれた友人のお子さんも、息子と共通する状態も多いので、
事業所の人もなれたものです。ほっとしました。
元々、高齢化がいわれるようになって「介護保険」なるものができ、介護制度ができ…と、
そちらは少しずつでもすすんだわけですが、障害福祉は、実はおきざり…でした。
子供が生まれたときから介護していても、始めはまだ親は若いし…で、あまり騒がれなかったわけですが、
本人が20歳30歳と育てば、介護する親もどんどん歳をとります。
私は障害福祉に関しては、障碍者本人よりも、介護にあたる家族のためのことも、
合わせて考慮すべきと思っています。
例えば、こっちはとにかく息子を見ててくれたら、その間だけでも外に出られる…ですが、
障碍者の介護、となればただの「子守りさん」はしてもらえないわけです。
あちらも書類に「お母さんが出ている間そばにいました」では通用しないわけで、
結局「じゃ息子の周りの片づけしてください。着替えさせて散歩させてください」と、
なにかしら用事を頼むわけです。それで済むからいいのですが、
疲れている介護者のかわりに家事全般を頼むこと、は原則できないわけです。
これは友人からの話ですが、高齢者夫婦で、ご主人が寝たきり、奥さんは足腰が弱い…
それでヘルパーを頼んでも「ご主人の洗濯物しかできません。ご主人の食事しか作れません」です。
「シャツとパンツ一枚くらい、別々に洗うなんて水と洗剤のムダ」と、結局は洗濯などは頼まないわけで…。
介護のヘルプというのは、例えば障碍者や高齢でハンデがある方などで、
一人暮らしをしている場合などはたしかに間違いなく「その人の生活介助」ではありますが、
介護している家族がいる場合は、実は「介護している人のヘルプ」でもあるわけです。
息子がまだ1歳半くらいの時、たいへんな状況が続いて疲れ果て、
私が倒れると思い、はいずって電話帳を広げて「家政婦協会」をさがしました。
わけを話して、できれば年配の方…とお願いし、すぐにきてもらいました。
私は説明もそこそこに子守りを頼んで、隣の部屋で布団にもぐりこみ、泥のように眠りましたっけ。
おばぁちゃんともいえる年代のひとでしたが、あとで聞いたら男の子を小さい時に亡くされされた方で、
「なんか息子の小さいころ思い出して、私も楽しく遊びました」…と言ってくれました。
そのときから「ムリをしないこと」「誰かに助けてもらうこと」をちゃんと考えるようになったというわけです。
幸いにも、そのあとは、施設や学校、近所の人、友人…という形でのヘルプがありました。
が、ここへきて「自分の年齢」という思わぬ伏兵に?攻められる事態となり、
それならば…と、いよいよお国に助けを求めれば、このややこしさです。
まぁ正直こちらも百戦錬磨?ですからして、なんとかうまく使わせていただこうと思っています。
息子は…おかーちゃん以外の女性なら、だれでも大歓迎のコですからして…。
そりゃ30年もみてりゃあきるわよねぇ…。
暖かくなってきたので、久しぶりに玄関から外に出て番犬のオシゴト頼みました。
我が家の二男「幸太」です。相変わらずの凛々しさです。
(ご存知ないかたのために…樹脂製のワンちゃんで、エサも散歩も不要のとてもいいコです)
無いんですね~
自分が相手の立場なら・・と考えたら分かりそうな
事でも個々では分かっていても立場上出来ない
という事、いつになったら改善されるんでしょうね。
うちの施設は 臨機応変に~が メッチャ多い!
それでも 最初は 役所に 色々 その都度 お伺いをたてたりしていましたが…役所の方から「そんなに毎回…常識の範囲で臨機応変にやってください」なーんて言われたから 色々あれこれ…まぁ 小規模多機能施設だから できるのでしょうね。
毎度のことながら、四角四面の中で、
少しは自分たちもなんとかしよう、
という部分が見えません。
それは、中で働く人としては、保身せねばならぬこと、
仕方ないともいえますが、
せめて「知ろう」とすることは、必要だと思うのですがねぇ。
現場の人は、一番大変だと思います。
臨機応変…の結果、なにかおきたら、
役所は「知らない」といいますしね。
元々が、現状を何も知らない人が、
机の上だけで考えたことだから、
おかしなキマリゴトばかり並ぶのです。
「原則として」ということだけにしておけばいいのに、
細かいところまで、へんに固めるから、
融通をきかせてほしいところが、
一番何もできない…になるのです。
アタマの固い人たちのやることは、
100年たってもかわりませんね。