
ほんとは降りそうな空の色でしたが、なんとかなりそうかな?と、上を見ぃ見ぃやりました。
「新入居人」サマのために、片づけるばかりで、着物にはなかなか触れずにいましたが、
それでも、ヒマを見てはちょっとずつ解いていたもの、あのいただきものの小紋です。
あともう少しでしたので、これをやっつけまして、ついでに身頃だけでも伸子張り…と強行。
解きながら、シミ汚れの目立たない色だからわからないけど、汚れてるかなぁと思ってました。
それというのも「裏がものすごい状態」だったから。
元々胴裏を白にせずに、ごくうすーい茶色にすることも、昔の着物だとあります。
これもそれかなと思っていました。まっ茶色のシミだらけではあるけれど、
元々がきっと薄い茶系なのだろうと…ところが、解いてみたら衿の中に入っていた部分など、
わずかなところの地は「白」でした。よくもここまで茶色になったものです。
裏を部外してみたら…やっぱりうっすらと…目立ちませんが矢印のあたり。
これは洗っても落ちないとは思いますが、この部分を表から見ると、全くわかりません。
なんとも便利な?色柄です。今の時期にいいですね。
こういう柄なのでわかりにくいのですが、地紋が見えたので紋綸子だわと。
解いて、裏から見たらこんなに大きな地模様がありました。
紋綸子なら、たぶん縮まないはず、それで時間もかからないだろうと強行したわけです。
水は思ったほど茶色にはなりませんでしたが、水につけたとたんに防虫剤の匂いがホワワーンでした。
縮まないときは、伸子の間隔もこんなもんです。
ポリなんかだと、しっかり折り目がついて、伸子張りしてもとりきれないのですが、
これなら何とかまっすぐになる、の予想通り、ほぼ取れました。
もう一枚したかったのですが、空の色がどうにも気になります。
明日にすることにしました。
あぁひさーしぶりに「楽しかったわぁぁ」でした。
なせる技ですね~
こちらの上天気お持ちしたいぐらいです。
明日はすっきりのお天気になるといいですね。
着物初心者です。親戚のおばちゃん(失礼!)に教えてもらっているみたいに感じながら、とても楽しみに拝見しています。
手まめに着物の手入れをされているのに憧れて、和裁を習い始めたのですが…
運針もくけも下手で、先生の説明にもついていけなくて、夢で終わりそうな状況です……
そこに新たな難問(?)、布目。
先日、肌襦袢のお稽古で、さらしを水通しして持って行ったんですが、いざ寸法を計って切る時に、布目がゆがんでいるんです。
「布目を通してまっすぐに切る」と言われるのですが、布目を通せばまっすぐにならず…
しばし固まっていましたら、催促され…
でも、先生には聞けず……
聞けないのが問題なんですが………
伸子張りの記事を拝見して、くだんの疑問を思い出した次第です。
ご経験から、何でも良いので、アドバイスいただけたら嬉しいです。
でも、お時間とか体調とかが許す時に、お願いします。
いえいえ、古着ばかり扱っているので、
逆に新品が…これなんだろな、なんてときがあります。
風邪がぶり返したうえ、ちと徹夜で、ボケボケでした。
やっと峠は越えたかな…です。
いい季節なのに、しんどいことですわ。
着物のアレコレ分からないことばかりで、とんぼ様のお話に、頷いたり、感心したりしています。帯について教えていただきたいことがあるのですが、急ぎでは有りませんので時間のある時によろしくお願いします。博多帯のようなものですが、両端にオランダ線が2本有り、その先に3センチ程織り目がついており、内側に2センチ縫い代みたく折ってあります。このまま帯として使用可能でしょうかU+2049U+FE0Eお時間のある時で構いませんのでよろしくお願いします。
親戚のおばちゃん…これこそが、
私の望む立ち位置です。うれしいです。
地の目、ですが、素材によって直し方は違います。
とりあえず「晒しで肌じゅばん」ということなので、
まずは基本の段階ということですね。
木綿でもゆかたなどで、それほどひどくない場合は、
「斜めに引っ張る」、つまりバイアスに伸ばすことで、
なんとかなる場合もおおいのですが、
晒しですでに水通しをなさったとのこと。
その場合は面倒ですが、もう一度水気を与えて、
乾ききらないうちにアイロンかけ、です。
また洗って乾かして…というのも、なにしろ
長さがありますからね、大変だと思います。
そういう時は、霧フキで水気を与え、
その水気が乾いていってしまわないように、
はしから反物を巻き取る…。
今は反物の芯なんてそうはありませんから、
ラップの芯とか、なければチラシ広告でもなんでもいいですから、
紙で筒を作ります。インクの色が移ったりしないように、
一番上はコピー用紙など、白いものでカバーします。
巻き取っておくと、かけた霧の湿り気がひろがって浸透しますし、
空気に触れてどんどん乾いてしまうことがありません。
酷くないものなら、これをちょっとずつ引き出して、
バイアスに伸ばしながら、アイロンで乾かして固定します。
運進もまつり縫いも、ひたすら「数こなす」のが、
一番の上達です。
こんな記事書いてます。習っておられる方に失礼ですし、
先生にも失礼だと思ったのですが、ちょっと覗いてみてください。
http://blog.goo.ne.jp/tombo624/e/b39f877917f507d05a61c2407fbaca03
和裁、頑張ってくださいね。
早速、やってみます。数をこなすように、がんばってみます。
元気が出てきました!ありがとうございました!!!
昼は暑い位なのに、朝夕は肌寒いので、どうぞくれぐれもご自愛くださいませ。
コメントありがとうございます。
とりあえず「博多のような袋帯」と考えて書きますね。
まず、オランダ線が2本とのことですが、
これも「絶対こうです」という説が今は薄れています。
なので私の知る限り…のことでお答えいたしますね。
2本がくっついている場合、左右から互い違いで
真ん中あたりですれ違ってるような場合、
この場合は2本ですが1本と同じで「界切線」といいます。
間があいて2本の場合は、帯の終わりに近いほうが「オランダ線」、
それより離れている方が「界切線」になります。
昔の仕立てですと、このオランダ線で中に折り返して
それが帯のたれ先になります。
線ギリギリで、表に線が見える仕立てと、完全に折り返して隠す仕立てがあります。
関西と関東の違いです。
昔は線が外から見えるように仕立てたりしたものですが、
今はスッキリが主流ですので、出さない場合が多いです。
お話の帯の現物を見ないとわかりませんが、
たぶん関西の「○分仕立て」と呼ばれる、
古い仕立て方だと思います。
わざとたれに線をはっきり出す仕立てです。
○分というのは、例えば線の下を1分だけ出す…という意味です。
間違いでもないし、おかしくもなく、単純に「昔の見せ方」です。
なので「使用可能」です。
帯の柄がジミで、メリハリがない時など、アクセントに使う手法でもありますが、
でも今の時代なら、たれ先って、何もないほうがすっきりですよね。
もうひとつは、長さが「その方」にとって必要であったとも考えられます。
見た眼よりも「締められないと困るから」ですね。
博多らしいとのことでしたら、たぶん総柄と思いますので、
多少帯が短くなってもお太鼓に柄が出ないとか、
そういう心配もないと思います。
気になるようでしたら、折り返しを増やして、線を隠してしまうか、
ちょうど線が一番先の部分に出るようにするといいと思いますよ。
これでお役にたてる答えになっているといいのですが…。
こちらこそ、そんなに喜んでいただけてうれしいです。
ほんとに昼夜の温度差激しくて、おばちゃんは、半袖長袖の
お召し替えで大忙しです。
みやこ忘れ様も、お体きをつけて。
界切線とオランダ線が良く理解出来ました。帯については、母が30年以上前に用意してくれたものなので古い仕立て方の帯だと思います。長さもなんとか使えそうなだけあるので、このまま締めたいと思います。
お忙しい中お返事ありがとうございました。
これからも色々なお話楽しみにしています。
お身体大切にお過ごしくださいませ。
お母様がご用意してくださったものだったのですね。
和服は長く使えるところも魅力です。
大切にお使いください。
風邪もなんとか大丈夫のようです。
季節の変わり目は、要注意ですね。