ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

プレゼントが…

2014-04-17 22:17:55 | つれづれ

 

ひとつは古本好きの私に、「よろしければ…」とご連絡いただいたもの。

えぇもう、よろしければどころじゃございません。大喜びです。

「銀花」は「文化出版社」が、1967年から発刊されていた季刊誌ですが、2010年に休刊しました。

私も古本で少しだけ持っていますが、まぁ…コアなファンしかいないかなぁ…というタイプの本ですね。

私なんかにとっては、もう隅から隅まで、みたいものですが…。

この「銀花」、なんと昭和43年のもの…つまり、発刊が始まった翌年のものです。

「みーつけた」のページ「ぞうきんの唄」。

「娘のころに着たゆかたが、握れるだけの小ぎれになって、水に沈んでゆく一瞬の感傷。

 昨夜、夫と争った若い女房の無心と放心のひとときは、毎朝こうして始まる」。

たくさんの手縫いの雑巾の写真に添えられた文章は、

「ぞうきんがけという一筋の仕事がこころを鎮めてくれることもある…」

 

写真のぞうきんは、藍木綿のはぎれや浴衣、白い晒しで作ったもの。

著作権調べてないので、アップしていませんが、

白いぞうきんは、はじのほうに小さく「タ タ ミ フ キ」と、赤い糸でさしてありました。

毎日これで、畳をふきふきしていたのでしょうね。

 

私はミシンで縫った雑巾は固くなって苦手です。

昔のように手拭いや浴衣といった、晒し木綿で作ることはなくなりましたが、

とっておいた古いタオルなどをまとめて雑巾にすることがあります。

だいたいは「ほっ」と一息つけるようなとき。

「さぁやるぞ!」ではなく、なんとなく気持ち的に疲れてるとか、今は忙しさから解放されたいとか、

そんな気持ちのときのような気がします。

 

手仕事というものがすっかり減って、便利に道具でなんでもささっとできる…。

そんないま、時間のかかることを家事としてやるのは、時代に逆行しているかもしれませんが、

手間をかけるということは、「それ」と、時間をかけて向き合うことです。

バッグなどは針目を揃えるとか、雑巾はふわりと縫いあがるように糸を緩めにするとか、

最初はそんなことを考えながら縫っているのに、そのうち、そのとき心にひっかかるような、

いろいろなことを考えたり、ちょっと思い出して腹を立てたり、嬉しいことを待っていて、

顔が自然にゆるんだり…。縫い物と向き合いながら、ココロを解放していたりするのでしょうね。

さて、この本は、ゆっくり楽しませていただきます。

 

そして、もうひとつ遠い遠いところから着いたもの、これはお誕生日にと…。

その中のひとつ、幸せを呼ぶ「ふくろうさん」です。「賢者の象徴」とも言われますね。

 

     

 

手作りの、なんと素朴な…外国のものですが、どこの国かわからなくても、

その国の土の匂いがするようです。どんな女性が作ったのでしょう。

明るい日差しの国かしら、暮らしの厳しい国かしら…。

これはパソコンの横の壁に下げました。いいことを運んでくれそうな気がします。

そのほかはこちら、まさしく「おたんじょうび~~!」でしょ。

ライターは大きさ比較、しっかりしたランチョン・マットです。

 

     

 

こんなに大きなケーキほんとにあったなら…あー食べらりまへんでぇ…太目やしぃ。

ほかにフクロウさんのナフキン、お香も一緒に入ってました。

 

いいお天気で、いい風が吹いている、いい日に、

素敵なものがたくさん届いて、しあわせぇぇぇな日でした。 


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (とんぼ)
2014-04-18 21:58:47
天鼓様

私、引っ越しで…というよくある話で、減りました。
それ以外にも、太陽や朝日グラフなど、
気に入った号は買っていたのですが…。
場所とるし…という日本的な事情で、
今になって古いものを探したりしています。

手仕事って、やると楽しいのに…というのは、
古いんですかねぇ。ほんと着物人口に比例です。
返信する
Unknown (とんぼ)
2014-04-18 21:56:29
よーでる様

コメントありがとうございます。
ほんとにいい本で、家事の合間に…ではなく、
本を見る合間に、家事やってます。

ぞうきん、母が縫っていた姿も思い出します。
今の100均のぞうきんなんて…と、
つい思ってしまいます。
使えませんねぇ、おばあ様のぞうきんは…。
今や貴重品ですね。
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Unknown (とんぼ)
2014-04-18 21:54:04
古布遊び様

確かに…たとえば太陽なんかもそうですが、
いいなぁとおもあと高いですよね。
今は、本屋に行く間もないので、
もっぱらアマゾンの古本あさりですが、
手に取って探すあの楽しさ、忘れがたいです。

結婚当初住んでいた近くに、
ニッケコルトンという、ショッピングビルがあり、
その中に「銀花」のアンテナショップがあったのです。
ちょっとよそにはないようなものもあって、
素敵でした。やっぱりちょっとセンスが違うなぁです。

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Unknown (とんぼ)
2014-04-18 21:51:21
陽花様

でぶっちょさんなので、存在感あります。
なんだかほっこりしますね。
こんな日もあっていいわぁ…とゆっくりお茶しました。
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Unknown (天鼓)
2014-04-18 19:35:33
銀花、仕事を辞める頃に買い始めて、120号くらいから後は結構持っています。
いい本でしたが、需要はあまりなさそうですよね。
お値段もよかったので、時々興味のある記事のない号もあって定期購読にするにはちょっと…でしたし。
NHKの手芸の番組も週1回に減ってしまったし、作る人は作っているけど絶対数は減ってる、って着物人口みたい。
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銀花 (よーでる)
2014-04-18 09:04:49
とんぼ様
「銀花」喜んでいただけたなら、私も嬉しいです。
「ぞうきんの唄」のように綺麗に刺してある雑巾を、同居の祖母が縫っていました。
小学校に持っていくと友達に羨ましがられました。皆、ミシン縫いの白い雑巾だったので・・・
今でも何枚かは手元にありますが、もったいなくて使えません。
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Unknown (古布遊び)
2014-04-18 07:53:47
「銀花」懐かしいです。

若いころ、熱心に読みました。ただ結構お値段も高くてさっと買えるという感じではなかったような気がします。

学生のころは学校帰りに本屋さんへ、というのが好きなコースでしたが、いつの間にか本屋さんとも縁遠くなり、手に取ることもなくなってしまいましたねえ~
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Unknown (陽花)
2014-04-17 22:47:42
なんとも愛くるしいふくろうさん。
素敵な物に囲まれるって幸せなひと時
ですね。
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