最近入手の「シガレット・ケース」です。
銀製ですが、かなりキズがついてます。それでも「図柄」が気に入りまして・・。
洋ものですから、こういう場合はたいがい「トランプ柄」だと思うのですが、
「花札柄」、松に梅に桜ときたもんだ・・?!
昔のサイズ、つまり、古い両切りタイプでないと入りません。
ショートホープ(今でもあるのかな?)くらいならなんとか入るかな?
洋モク(外国タバコ)の細長いのだと、対角線にちょうど一本のみ・・。
シガレットケースになりまへんがな。
中はこんなにキンキラリ~ン!です。
昔の銀の箱とかって、みんなこんな模様がはいってますね。
で、入っているのはなにかというと「あぶら取り紙」です。
シャレっ気は、おおいに欠けるとんぼなので、
これはお顔の修正、いや、「お化粧の修正」用ではなく「メガネ拭き用」です。
さて、これだけでおわってしまってはオソマツですから、
「花札」のお話を・・・。実はとんぼはトランプでも花札でも
めったに勝ったことがありません。「かけひき」というのが苦手なんですね。
いくら画策しても、見破られてしまう・・ポーカーフェイスなんてのは
夢のまた夢、最初からお面でもかぶってたほうが確かです。
七並べでもばば抜きでも、まーったくダメ、花札は子供の頃、
やったような気がするのですが、覚えていないというアリサマ。
なんか「まつきりぼうず」とか「いのしかちょう」とかって、
そんなことを言いながら、やってたんですけどねぇ。
で、とりあえずこの花札は「カルタ」と呼ばれたもの・・。
最初のカルタは「カルタ」という名前ごと、南蛮貿易で、
ポルトガルから持ち込まれました。つまり安土桃山時代ということですね。
最初に持ち込まれた彼らのカードは、たぶん「タロットカード」・・
ではないかといわれています。これがカルタと呼ばれていたわけで、
これを元にして「天正カルタ」というものが作られました。
たった一枚現存するのだそうですが、柄はヨーロッパ風だそうです。
カルタは結局は「賭博性」を強く持ちますから、それ以後ずっと
幕府によって(例によってです)、やっちゃだめー、作ってもだめー、と
何回も禁止令がでたわけですが、そのつど別のものをつくりだし、
影で隠れてやってたわけですね。このシガレット・ケースの柄の「花札」は、
その流れの中で作られたもので、名前どおり「季節の花」を組みあわせたもの。
今では作ることは禁止されていませんが、「賭けること」は、もちろんダメ。
消費税が導入されるまでは「トランプ類税」というのがかかっていて、
トランプなどカードものを買うと「証紙」が貼ってありましたね。
結局「カルタ」は、その後「いろはカルタ」など、
子供の遊び用としても残りました。やりましたねー昔。
シガレット・ケースは、実際タバコを吸うものにとっては
箱ごと入るタイプがやっぱり便利、こういう「箱から出して入れ替えて」、
というのはけっこう面倒で、ヘビースモーカーほど使いませんね。
私の母は喫煙者ですが、一日の本数がすくないので、
むか~し私がプレゼントした黒と金のものを、いまだに使っています。
ヒトゴトながら「よくやってる・・」。
肩身の狭いタバコではありますが、それに使う道具は、
キセルやシガレット・ケースなど、装飾品として美しいものが
たくさんのこっています。「古きよき道具」として、
見て楽しむのもよろしいかと・・・。
しました。今日は孫が来ていたので、偶然にも
トランプで神経衰弱?をしていました。
孫の方が真剣なのか記憶がいいのか私は負けて
しまいました。とほほ・・・です。
祖父が使っていたものは、薄くて、胸ポケットに入れたとき沿うように、内側に曲がっていました。 使うのは、パーティーなどで、ディナー・ジャケットを着ていく時だったそうで、ポケットが膨らまないような形に作ってもらったそうです。
神経衰弱・・・だめですぅ~!
このごろは、とみに「記憶力」が・・・。
トランプそのものは、柄がきれいだと
ほしいなぁ、と思うんですけどね。
置いとくだけのお飾り?
何個あっても、それで強くなるわけじゃ
ないでんすけどね。
いろはかるたが1番いい!
ぶりねぇ様
残念ながら、これは平らです。
花札柄ではありますが、
派手さから、女持ちかな・・・と思います。
女性ならバッグに入れますから、
平らなほうがいいですしね。