片付け物での「みーっけ」から、話題を拾うことも多いのですが、
今回も、着物写真を探すために出していたアルバムを元に戻しながら、
「高校時代」の写真を見ていまして…当然、アタマに浮んだ曲は「学生時代」。
この歌は、母もダイスキで「歌詞を書いて」と頼まれましたっけ。
しっかり3番まで覚えています。
写真は入学式当日の記念に撮ったもの。まだ直前まで中学生ですからねぇ。
子供っぽいもんです。
私の通った高校は女子高でしたが、ミッション系ではありませんでした。
通学途中に「七曲り(太陽にほえろより先でっせ)」とよばれる九十九折の階段がありました。
それが幅広の階段で、かえって調子がとりにくい…。
今ならぜったい一気には上がれない場所ですが、その後学校が移転したので、
もう行く用事もなくなりました。
ペギー葉山の「学生時代」は、彼女の大学時代をうたったもので、学校は青山学院だそうです。
まったく状況は違うのに、歌詞の中身も私とは違うのに、私はもっとダサかったのに…
それでもキモチが一気にあのころに飛び、懐かしい思いに駆られます。
歌のちからってすごいなと思います。
「♪ 賛美歌を歌いながら 清い死を夢見た」…ははは、賛美歌ねぇ…あたしら当時はタイガースですがな。
「♪ なんのよそおいもせずに」、あ、こりゃそうですね。眉もととのえてませんでした。
「♪ 口数も少なく」…んなわきゃない…。
少し飛んで「♪ 本棚に目をやれば あのころ読んだ小説」…愛読書、柴田錬三郎「眠狂四郎シリーズ」…。
ここからがちょっと気になる…3番の歌い出し
「♪ ろうそくの火に輝く 十字架をみつめて 白い指を組みながら うつむいていた友」
十字架みてたら、うつむけんだろうと思う…情緒ないんだからもぅ。
「♪ その美しい横顔」…残念ながら、姉のように慕う美人の友は、ナシ!
なんたって、3年経ってもこんなバカやってましたし…。
つまり…およそまったく自分とは違う状況なのに、それでもこの歌を聴くと、
なんだか胸がキュンとなります。
それはたぶん、自分がまだまだ世の中のことなど何も知らず、
それでいて、いっぱし大人のつもりでイキがったり、不安におしつぶされそうになったり、
イラついたり、妙にシアワセだったり、そんな不安定でも彩(いろどり)鮮やかな時期だったから。
女性は結婚で土地を離れることが多いですから、私の友人たちも大阪だ北海道だと、
何もそこまでいかんでも…の遠くで暮らしている人もいます。
なぜか比較的近い人は、かえっていつでも会えるという気があるからでしょうか、なかなか会いません。
それでも、たまに顔を合わせれば、一気にあのころに戻れる気がします。
勉強は苦手だったし、毎年の球技大会(バレーボールクラス対抗がありました)は、だいっきらいだったし、
わずかな言葉の行き違いでケンカもしたし…いい思い出ばかりではないというのに、
すぐ思い出すのは楽しいことばかり。
チャペルも賛美歌も縁がなかったけれど、歌を聴くと「あぁあのころ、楽しかったなぁ」と思うのです。
今の高校生たちも、30年40年経って、こんなふうに楽しく思い出すような学校生活を
送っているのでしょうか。イジメだの刃物沙汰だの、キレて家族を殺すだの…
そんなニュースを見るたびに、そんなことを思います。
ついでにみつけた母の着物姿。40ちょっとすぎです。グレー地に小花と波模様小紋。
羽織は「丈が短いし好きやない」といいつつ着ていた一枚。手元にあります。
ショールはモヘアで編んだお手製。着物の衿が隠れるようなかけ方はヤボ、が口癖でした。
なんでこの母に似なかったかなぁ…私はしっかり父似ですー。
もったいなーい。
洗って解いて、巻きなおし…めんどうですけれど、
着ないなら「素材」に戻してあげると、
またなにか思いつくのでは?
モヘア系は解けませんけどねぇ。
段ボールに入ったまま 積まれています。
編み直しが出来ない私
どうしたものか・・・
衿のところのわずかな部分しか見えてませんね。
すみません。
編んでもらったショールが、手元にあります。
手作りが当たり前だった時代は、時間はかかっても、
なんかその分温度があったように思います。
お金を出せば、しかも今はなんでも安く、
手に入りますが、そのぶん「ありがたみ」みたいなものが
ないようなきがしますねぇ。
だから惜しげもなく捨てられる…。
豊かになったのか、なんなのかと、ふと思います。
手編みのショール・・・
うちの母(健在)も編んでいましたねぇ~
いまだに編み物していますわ
作れるものは自分でつくり・・・
昔は、世の中が今より健全だったような気がします。
総てが、ある程度、理にかなった動きをしていたような・・・・
気のせいかしらねぇ~
みんなそれぞれ「青春時代」を持っていますからねぇ。
ほんとにあっという間の数十年です。
歌ってほんしにフシギな力がありますね。
母は写真を撮られる側になるのが、余り好きではなくて、
私ほどあれこれないのです。
オシャレな人でしたから「北国雪国の人じゃあるまいし、
アゴまで埋もれてショールするな」と、
よく言ってました。北国の人に申し訳ないでぇと。
ショールはいっぱい編んでましたけどねぇ。
当時にアッと言う間にタイムスリップ。
私が通った高校も女子高でミッション系ではありませんでしたが「学生時代」を聞くとあのころの時代にふっと帰っていくような気がします。
歌の力はすごいですね。
お母様の着物姿のお写真も素敵ですね。
ショールのかけ方にも気を使っていらしたんですねーーなるほどすっきりと見えるなあと感心いたしました。
髪もばさばさ、ブカブカの制服でも、
なんてことなかったころです。
当時もいい歌だと思っていましたが、
年をとるとなおさらですね。
その歌を聞くとその時代にタイムスリップ
することありますね。
「学生時代」はいい歌ですよね。
あこがれとか想像をしながら私は聞いて
いました。