まぁしっかり振る梅雨ですね。あしたはからしばらくは「雷」注意ですって。
写真は一時代前の「高歯・高ゲタ」です。以前にもアップしていますが、再登場で。
これは、前が爪皮ではなく合皮のカバーをかっちり鋲で留めつけてありますし、
毛皮もついていますから「雨ゲタ」というより「雪ゲタ」と思われます。
歯が薄くて高いです。
なんかゲタの上部分と比べて下の歯の薄さや高さがアンバランスに見えますが、
このくらい高くて薄いほうが、雪の中は歩きやすい…のですね。
爪皮部分はともかく、歯の薄さと高さは母の高歯もこれに近かったです。
なんでこんなに細くて高いか…それはもぉただただ「地べた」との相性です。
私が子供のころは、まだまだ「舗装」が行き届いていませんでした。
私が子供のころ住んでいたところ、今も同じ町ですが、
駅から坂道を降りて長い商店街が続いています。
昔はその商店街が終わったところで、舗装もぷっつり切れていました。
そこから先の住宅の中は全部普通の「土の道」…。
雨の降った次の日は、必ず長靴を履かされて遊んでいました。
冬になると、今より寒かったのでしょうね、そこここに霜柱が立ち、
学校に行くのに、わざわざ日蔭の、まだしっかり立っている霜柱を
トモダチと争ってバリバリと踏み潰しながらいったものです。
車一台がやっとの狭い道でしたから、酒屋の配達のトラックや、
ゴミを集めに来るトラックの轍分、深く溝が掘れて、
雨が降ると水溜りになって…。
「ぬかるみ」とか「水たまり」とか「霜柱」とか…もうめったに見なくなりましたね。
あらら、なつかしのお話ばかりになってしまいました。
要するに…そういう泥道やぬかるみには、歯の薄い高さのあるゲタが便利だったわけです。
適度に土にめり込んでくれてしっかり地面を捕まえますし、
めり込んでも高さがあるので安心…。
舗装されていない道には場所によって「砂利」もありまして、
普通のゲタだと、歯の間にたまに石がはまり込んだりします。
歯が薄いと間が広いので、そんなに大きな石は少ないですから、
あまりはまり込みもありません。
「そうであること」には、ちゃんと理由があったわけですね。
今、およそどこまで行っても「土の道」なんてないところでは、
この薄い高歯は、反発が強くて歩きにくく、歯が薄い分不安定です。
またこれだけ高いと、前はこんなにお辞儀します。
ゲタをはきなれない人は、普通のゲタでも歩きにくいとか、つんのめる、と言います。
慣れれば歩く時にこんなには、のめらないんですけどね。
歩くというのは、足のかかとのほうから前の方に体重を移動していく動きですが、
このとき「重心」がどう移動するかが、靴とゲタでは違うんですね。
私も着物は着ますが、履物で言うなら「靴」の方がはるかに長いです。
ただ、子供のころはよくゲタを履いていましたから、今ゲタや草履を履くと
自然とゲタ用の歩き方になります。実は長時間歩いても疲れないのはこちらです。
どこが違うのか…私は靴を見ると一目瞭然なんですが、かかとの外側がよく減ります。
これ、靴の歩き方…。一度家の中で何も意識せず普通に歩いてみてください。
かかとを床につく…真ん中がまがって前部分が下につく、このとき足の裏の、
前半分、どのへんで体を支えていますか?たぶん足の第二指から外側…
或いは前全体…の感覚だと思います。
ゲタを履くと、鼻緒を指ではさんでつかみますから、親指と第二指のあたりに
チカラが入ります。つまり、そこに重心がかかっているわけです。
専門的なことはわかりませんが、この「重心」が親指側による…というのが、
足の健康、ひいては体のためにいいのだそうです。
確かに、ゲタや草履で5キロ10キロ歩いても、腰痛が起きませんからねぇ。
また、ゲタは特に「カランコロン」と表現されるように、少し引きずる感じで履きます。
この歩き方は、やはり慣れないとなかなか…なんですね。
最近「足が痛くならないゲタ」とか「歩いても疲れないゲタ」などが出ていますが、
あれは、足の当たる部分がゲタのように平らではなく、
足の形にアーチがついていたり、靴のような前後での高さの差があったりします。
つまり「靴の履き方に慣れた人がラク」なゲタなんですね。いきなりはいても、
親指と第二指で鼻緒をつまむようにしてチカラを入れるとか、
ちょっとすって歩くとかは、なかなかむずかしいですからねぇ。
最初に出した「高歯」、こんなの履いたら歩きにくい…と思われるでしょうが、
土の上なら、さほど苦になりません。まず、これを履くのはぬかるみなどが多いところ、
だからゲタを一歩一歩ちょっと持ち上げるようにして歩きます。
靴のように歩いたら、そのたびに前がガクッガクッと倒れてそりゃ歩きにくいですよ。
それもまた慣れで、完全にガクッと下までつかないうちに、さっと次の足を出す…で、
そんなにガクンガクンはしないものなのです。
今の道路事情では、こんな薄くて高い歯は実際には歩きにくいのですが、
なんと言いますか「雨の日の着物姿」には、これに蛇の目がいい姿…なんです。
カッコにこだわるわけではないけれど、ひとつくらいほしいなぁと思っているわけです。
飾っとくだけかも…そりゃもったいなかろーて。
さて、梅雨らしい梅雨で、よく降りますし蒸し暑いですね。
植物たちは元気です。風船かずらはどんどん伸びて、もうグルグルに巻かせています。
風船かずらで困るのは、伸びて支えに巻きつくのはいいのですが、
朝顔のように茎が伸びてまくのではなく、「枝」といいますか、
巻きつくための細い茎が伸びるのです。これがねぇ…ちょっと油断すると、
もうクリンクリンに巻きついてしまい、はずせなくなるのです。
おまけに何でもかまわず巻きつきますから、時として「自分で自分の首を絞める」…。
そういえば前に育てたときも、真ん中でお互いに絡まって動きがとれなくなってました。
元気のいい「巻きつき担当クン」が、この糸のように細い二本のひげ。
これがちょっと経つと、こんなにクリクリになります。
毎日様子を見て、好き勝手に巻きついて、お互いダメにならないように気をつけてますが、
これがなかなか…です。
さて、今年のグリーン・カーテン朝顔は、幅の狭い、やっぱりノレン程度ですが、
それでも順調に伸びています。去年より一段下に作ったので、
写真の石の段部分、去年より余分なんですが、すでにそこを通り越していますね。
梅雨明けが楽しみです。
写真は一時代前の「高歯・高ゲタ」です。以前にもアップしていますが、再登場で。
これは、前が爪皮ではなく合皮のカバーをかっちり鋲で留めつけてありますし、
毛皮もついていますから「雨ゲタ」というより「雪ゲタ」と思われます。
歯が薄くて高いです。
なんかゲタの上部分と比べて下の歯の薄さや高さがアンバランスに見えますが、
このくらい高くて薄いほうが、雪の中は歩きやすい…のですね。
爪皮部分はともかく、歯の薄さと高さは母の高歯もこれに近かったです。
なんでこんなに細くて高いか…それはもぉただただ「地べた」との相性です。
私が子供のころは、まだまだ「舗装」が行き届いていませんでした。
私が子供のころ住んでいたところ、今も同じ町ですが、
駅から坂道を降りて長い商店街が続いています。
昔はその商店街が終わったところで、舗装もぷっつり切れていました。
そこから先の住宅の中は全部普通の「土の道」…。
雨の降った次の日は、必ず長靴を履かされて遊んでいました。
冬になると、今より寒かったのでしょうね、そこここに霜柱が立ち、
学校に行くのに、わざわざ日蔭の、まだしっかり立っている霜柱を
トモダチと争ってバリバリと踏み潰しながらいったものです。
車一台がやっとの狭い道でしたから、酒屋の配達のトラックや、
ゴミを集めに来るトラックの轍分、深く溝が掘れて、
雨が降ると水溜りになって…。
「ぬかるみ」とか「水たまり」とか「霜柱」とか…もうめったに見なくなりましたね。
あらら、なつかしのお話ばかりになってしまいました。
要するに…そういう泥道やぬかるみには、歯の薄い高さのあるゲタが便利だったわけです。
適度に土にめり込んでくれてしっかり地面を捕まえますし、
めり込んでも高さがあるので安心…。
舗装されていない道には場所によって「砂利」もありまして、
普通のゲタだと、歯の間にたまに石がはまり込んだりします。
歯が薄いと間が広いので、そんなに大きな石は少ないですから、
あまりはまり込みもありません。
「そうであること」には、ちゃんと理由があったわけですね。
今、およそどこまで行っても「土の道」なんてないところでは、
この薄い高歯は、反発が強くて歩きにくく、歯が薄い分不安定です。
またこれだけ高いと、前はこんなにお辞儀します。
ゲタをはきなれない人は、普通のゲタでも歩きにくいとか、つんのめる、と言います。
慣れれば歩く時にこんなには、のめらないんですけどね。
歩くというのは、足のかかとのほうから前の方に体重を移動していく動きですが、
このとき「重心」がどう移動するかが、靴とゲタでは違うんですね。
私も着物は着ますが、履物で言うなら「靴」の方がはるかに長いです。
ただ、子供のころはよくゲタを履いていましたから、今ゲタや草履を履くと
自然とゲタ用の歩き方になります。実は長時間歩いても疲れないのはこちらです。
どこが違うのか…私は靴を見ると一目瞭然なんですが、かかとの外側がよく減ります。
これ、靴の歩き方…。一度家の中で何も意識せず普通に歩いてみてください。
かかとを床につく…真ん中がまがって前部分が下につく、このとき足の裏の、
前半分、どのへんで体を支えていますか?たぶん足の第二指から外側…
或いは前全体…の感覚だと思います。
ゲタを履くと、鼻緒を指ではさんでつかみますから、親指と第二指のあたりに
チカラが入ります。つまり、そこに重心がかかっているわけです。
専門的なことはわかりませんが、この「重心」が親指側による…というのが、
足の健康、ひいては体のためにいいのだそうです。
確かに、ゲタや草履で5キロ10キロ歩いても、腰痛が起きませんからねぇ。
また、ゲタは特に「カランコロン」と表現されるように、少し引きずる感じで履きます。
この歩き方は、やはり慣れないとなかなか…なんですね。
最近「足が痛くならないゲタ」とか「歩いても疲れないゲタ」などが出ていますが、
あれは、足の当たる部分がゲタのように平らではなく、
足の形にアーチがついていたり、靴のような前後での高さの差があったりします。
つまり「靴の履き方に慣れた人がラク」なゲタなんですね。いきなりはいても、
親指と第二指で鼻緒をつまむようにしてチカラを入れるとか、
ちょっとすって歩くとかは、なかなかむずかしいですからねぇ。
最初に出した「高歯」、こんなの履いたら歩きにくい…と思われるでしょうが、
土の上なら、さほど苦になりません。まず、これを履くのはぬかるみなどが多いところ、
だからゲタを一歩一歩ちょっと持ち上げるようにして歩きます。
靴のように歩いたら、そのたびに前がガクッガクッと倒れてそりゃ歩きにくいですよ。
それもまた慣れで、完全にガクッと下までつかないうちに、さっと次の足を出す…で、
そんなにガクンガクンはしないものなのです。
今の道路事情では、こんな薄くて高い歯は実際には歩きにくいのですが、
なんと言いますか「雨の日の着物姿」には、これに蛇の目がいい姿…なんです。
カッコにこだわるわけではないけれど、ひとつくらいほしいなぁと思っているわけです。
飾っとくだけかも…そりゃもったいなかろーて。
さて、梅雨らしい梅雨で、よく降りますし蒸し暑いですね。
植物たちは元気です。風船かずらはどんどん伸びて、もうグルグルに巻かせています。
風船かずらで困るのは、伸びて支えに巻きつくのはいいのですが、
朝顔のように茎が伸びてまくのではなく、「枝」といいますか、
巻きつくための細い茎が伸びるのです。これがねぇ…ちょっと油断すると、
もうクリンクリンに巻きついてしまい、はずせなくなるのです。
おまけに何でもかまわず巻きつきますから、時として「自分で自分の首を絞める」…。
そういえば前に育てたときも、真ん中でお互いに絡まって動きがとれなくなってました。
元気のいい「巻きつき担当クン」が、この糸のように細い二本のひげ。
これがちょっと経つと、こんなにクリクリになります。
毎日様子を見て、好き勝手に巻きついて、お互いダメにならないように気をつけてますが、
これがなかなか…です。
さて、今年のグリーン・カーテン朝顔は、幅の狭い、やっぱりノレン程度ですが、
それでも順調に伸びています。去年より一段下に作ったので、
写真の石の段部分、去年より余分なんですが、すでにそこを通り越していますね。
梅雨明けが楽しみです。
無いんですが、慣れたらこれで歩けるなんて
スゴイ事だと思います。
今どきはテレビで板場さんが履いているのを
みるぐらいです。
風船かずら、大きくいい形に誘引されて
いますね。朝顔さんもずいぶん伸びて夏が
楽しみですね。
その若者なんですけど、一本歯の天狗さんみたいな高下駄でさっそうと自転車で登場したのにはかなりびっくりしました。
なんか感動したのを覚えています。
入れてくれていました。
何回かの引越しのどこかで行方不明になって
しまい、思いだすこともなかったのです。
いかに着物と縁のない生活をしてきたかが、
すぐにわかります。
娘に...は出来ません、彼女は背が高く、
細いのです。
なつかしいですが、こんなに高かったかしら?
風船かずら、去年植えていましたが、懲りてしまい、
今年は考えませんでした。
可愛いのですが、ツルがどこでも巻きついて、
大変でした。
でも、きれいに巻いているのでは...。
「雨ゲタ・雪ゲタ」なんか、歯が薄くて高いですね。弁慶・板前さんって感じですね。初めて見ました。私だったら目的地に到着するまで何度、足がカクン・カクンとなるのかな。笑
最近でも販売されているんですか?
風船かずらをじっくり見たのは初めてかもしれません。いろんな特性があり可愛い植物ですね。一年草ではないんですか?
今、我が家は多肉植物サボテンが、増えてしまい、次の休みの日にでもアレンジしようと思っています。手間の掛からないでも緑は必要です。←ギリギリの主婦の処世術です(自爆)
母がふるぼけた爪皮をつけて、
大事に履いていました。
もう少し低かったと思います。
普通のゲタとかわりませんが、ちょっと高さがあるので、
前にのめり気味になります。
まさしく「蛇の目でお迎え…」の時代でしたね。
風船かずら、中を見るとごちゃごちゃです。
2本しかないのに、ジャングルみたい!
あの「一本歯」、昔、武道をやっている人の
更に友人から聞いたのですが、
歯に厚みがあるのですが、立つのが難しい、
立ってしまえば、竹馬よりカンタン…ですと。
あたしゃ竹馬も乗れまへんがな。
おまけに自転車…どこかのサーカスのかた?
いつの間にか見なくなりました。
この写真のものは「雪用」で、更に高いと思います。
母のものは、これより2センチくらい
低かったような気がしています。
風船かずらはこれで二回目ですが、
伸び始めてから「あぁそうだったわ」と、
思い出しました。毎日クリンクリンを
見張って?います。
かわいいタネを残すつもりです。
今はこの手のゲタ、ほんどありません。
アスファルトにはまったく向かない、
と言いますか、たぶん危ないと思います。
歯が細いので「ゴム」もつけられませんしね。
ぬかるみには強いんですけどねぇ。
風船かずらは、花はもぅ小さくて小さくて…
ですが、風船はかわいいです。
タネは「おサルの顔」と呼ばれています。
時々アップしますので、育ち具合を
見てやってください。