友人のお孫さんのもの、あんみつ姫はやっぱりちょっと…ということで、
大小の花かんざしと櫛に決まりました。
色が違いますが、つけるとこんな感じだそうです。(お店のHPから画像お借りしてます)
実際は前髪を上げるスタイルで、ちんころも少し長いので短めに、平かんざしはつけない予定。
なんにしても、ほんとにかわいくていいなぁ…と、そればっかり。
これは「おはりばこ」さんのもの。「おはりばこ」は、実は10数年前に京都に行ったとき、
お店に行っているのですが、いまのところとは別の場所で、まだ小さいお店だったと思います。
でも、すべて本物志向で、とてもいいものを作っていましたから、きっと繁盛するだろうなぁと思っていました。
いまや大きな古民家をフル・リノベーションして、すごーいお店になっています。
こちらの商品は、元々が「西陣の糸屋」さんだったため、正絹など生地にはこだわりがあります。
ひとつには「商品のために作った生地」を使うこと、もうひとつが本物の古布(錦紗など)を使うことです。
そのため価格は当然ですが、高くなります。ちなみに、トップ写真、右側に3個入っているお花、
1個ずつUピンがついているだけのもので、これは好みのところにさせるというもの。1個900円です。
たっかいわぁと思うのですが、まあ実際見るとやっぱり「いい」です。
今回、七五三のかんざしのお話しが出たころから、いっぺんやってみたかった「つまみ細工」にトライ!
もちろん、シロウトで、いきなり初めてやってみよ…ですから、生地はキットものでレーヨンちりめん。
そして相変わらず「道具から入る」タイプなので、とりあえず必要らしきものを揃えました。
といっても、ピンセットとボンドだけですが…。
チューブは上が「裁ほう上手』と言う名前の東名接着剤。けっこう速乾です。
下はキットについてきた接着剤ですが、要はセメダイン。こちらもまぁ渇きは早いです。
ピンセットが専用と普通のものと2本、あとははさみ、小さい四角いのがキットもののちりめん。
写真のピンセット、右側が「つまみ細工用ピンセット」なのですが、けっこうなスグレモノでした。
こちらです。比較に普通のピンセットと並べました。
上が普通、下が専用。この専用ピンセット、真ん中で交差しているため、普通と違って力を入れると
先が広がり、離すと先が閉じます。つまり普通とは逆。
これだとこんな風にはさみます。これで手を離しているわけですが、ぴっちりはさまったまま…というわけ。
はさんでいるのは3.5センチのちりめんですが、こうやってはさんで、両サイドを折ってゆく…
とにかくこのままの状態で両手を使えるので、便利です。
何事もやってみなくちゃワカラナイ…どうやって作るか、応用はどんなものがあるか、糊の付け具合、
土台への置き方…1個キットを無駄にして、あれこれ実験しました。
なるほどねぇのこともたくさんあって、いろいろ作りたくなってる私です。
本来のつまみ細工は、当然ボンドなんてない時代から作られていますから、糊も乾きの遅いものだったわけです。
それをまねするほうが、実はキレイに出来るのだろうと思います。
作っている現場を見たことがありますが、ガラス板のようなものに横長に塗られた糊のうえに、
次々と作ってはキレイに並べていました。大きな簪を作るときは、いろんな色のものをたくさん作って並べて、
土台に次々貼っていくほうが、効率がいいですから。
実際には、ひとつずつ作るのではなく、いくつか作って続けて貼る、という教え方もあります。
そのときは速乾性の糊は使えないので、折りたたんだところで洗濯ばさみや裁縫ピンチで
一個ずつとめておく、というサイトもありましたわ。
プロの仕事は、私ごときにはわかりませんから、とりあえずあれこれやってみて、
自分が作りやすいと思う方法で…と、はじめています。あーまたやること増やしちゃったわ…。
小さなかんざし程度ならすぐにできますが、速乾性の糊なのでゆがみに気がつかなかったりするとあとがタイヘン。
というわけで、現在チマチマとヒマを見ては作っています。まだまだ完成は先ですわ。
1個900円では…うれないけどなあ…。
私もいつかやってみたいものの一つですが、
なかなか。。細かそうで手が出せないでいます^^
ピンセットを使用して作るのですね。
増々手を出せそうにない(;^_^A
出来上がったらぜひ見せてください~♪
完成を楽しみにしております^^
私はやることがザツなので、こういうものを作ると、
とりあえずベタベタと接着剤と格闘します。
ただのボンドだと、水で絞った古タオルですむのですが、
この接着剤、それではあまり取れなくて…。
あちこちなんか余分なものをくっつけながらやってます。
細かいけれど、作業は単純なので、おもしろいですよ。
つまみ細工、私もやりますがとても楽しいです。
かまぼこ板をキレイに洗って糊台に使っています。
使う分の花弁を折った後に、糊を均一の厚さに塗った糊台に並べて糊を吸わせます。
初めの頃はボンドで花弁を全て作ってから花の形に葺いていたのですが 本来のやり方の方がやっぱり丁寧な微調整が出来て仕上がりが良い気がします。
つまみ細工は正方形に切った布なので端切れで出来るし 布に無駄がなくてそれも嬉しいですよね。
正絹の着物地や襦袢地もステキですが 洋裁に使うコットンやダブルガーゼも普段使いのアクセサリーにぴったりです。
細かい作業になるので目も肩も疲れますが とんぼさんも楽しんでくださいね。作品のアップを心待ちにしてきます。
コメントありがとうございます。
だいぶ形を揃えられるようになってきたので、
楽しいものだなぁと思っています。
じっくりすわる時間をとれない状況なので、
チョコチョコづくりですが、小さなものをいくつか作りました。
糊もいろいろ使ってみたりして、楽しんでいます。
つけて並べるのは、いらなくなったクリアケースをカットしたものにしました。
乾いたら残った糊もペロンとはがせます。
着物地以外のものも楽しそうですね。
友人との約束のもの、これから本番です。
しっかり作ってお見せしたいのですが
お見せできるようなものに仕上がるかどうか…。
がんばりまっす!
見ていたら チャレンジしてみたくなりました❗
いつも勉強になる事ばかりで 楽しく拝見しています♪
簪の事で 解らない事があるのですが
ご質問させてもらっても いいでしょうか⁉
簪も 着物や帯と同じように 季節感で決まり事は あるのでしょうか?
水牛で出来た トンボの形の簪があるのですが 夏から秋にかけてしか 使えないでしょうか?
簪も あまり季節を限定しない物を使った方がいいのかなと
気になりました
教えて頂けると 幸いですm(._.)m
パソコンが思うように動かず、しぱらく見られずにおりました。
お返事が遅れてすみません。
簪の「季節感」については、着物ほどうるさくはありませんが、
ある程度は気にするものもあります。
とんぼは「勝ち虫」といわれる縁起物で、刀の飾りなどにも
よくつかわれますが、簪となるとやはり夏から秋向きになると思います。
逆に素材的にガラスとか。透明プラスティックなどは、
たとえ菊の花が描かれていても、夏に使われることが多いです。
とんぼもそうですが、見た人に季節を感じさせるもの
たとえばツバメとか椿とか、そういった柄は
やはり季節に使われるほうがいいですね。
季節に合わせて簪を探すのも着物のオシャレの楽しみです。
あまり季節を感じさせないもの、たとえば幾何柄とか鳥や花でもはっきりと何の鳥か何の花かわからないようなデザインなら、
単に鳥の形、花の形として楽しめます。
たくさんいろんなものを見てください。