いらなくなった本

 

古い家庭雑誌や着物関係の本はともかく、昔読んだ小説、頂いたけどあまり興味のなかった本、

手芸関係でももう使わないと思うもの、いつの間にか溜まっているコミック…。

いろいろ気になっていました。それが処分できれば、本棚がかなりあいて、

今大切にしている着物関係の本など、まとめて入れられます。

なんとかならないかなーと思っていました。

「古本買取」のページを見ると、高価買取とあっても、それは「現在人気のあるコミックとかベストセラーもの」で、

実際には１００冊送ってもいくらにもならない…実際「おためし査定」をやってみたら、６冊で１４０円…。

儲けようとは思っていませんが、送料にもならないとは…ですし、なにより売り物にならないモノは廃棄処分されるそうです。

そこの本屋さんのタイプにもよるのでしょうが、コミック中心だったりすると、手芸本なんて用がありませんからねぇ。

古本屋などでは、私の持っている手芸の古い本など、けっこうな高値なのですが、

本も着物と同じで、売るときは「二束三文」…いえお金というよりも、

それをほしいといってくださる方の手に渡ってほしい…というキモチがあるわけです。

捨てられちゃうなら自分で捨てますよ。だからといって、一冊ずつオークションも面倒だし…。

 

そんなときみつけました。こちら「セカンドブックアーチ」。ＮＰＯ団体です。

なにより書き込みがあってもいい、ちょっとくらい汚れていてもいい、ジャンルはものすごく幅広い…。

こんな感じ…。

もちろん、お金はもらえませんが、その本を売ったお金は寄付されるし、キレイな本などは、

子供たちや図書館で使っていただける…。被災地の子供たちにも本は送られたそうです。

家にいるばかりで、支援だの協力だのができない私ですから、送料を寄付するつもりで連絡してみました。

平塚なので、依頼すれば取りにもきてくれるのですが、ガソリン代もたぶん自前だろうと思い、

送ります、といいましたら「助かります！みんな自腹で走ってるんで…」。やっぱりそうでした。

商業路線ではゴミにしかならないものでも、なにかしら役に立ってくれたらと思い、

昨日ダンボールにつめて送りました。

そそっかしい私は、同じ本を二冊買うってこともありまして…それももちろん入れました。

広くなった本棚を見て、いそいそと古い着物雑誌を整理し始めました。

今度はごちゃごちゃにいれずに、ちゃんと年代わけて整理します。