オリンピックも終わりました。無事終わったといえるのかどうなのか、よくわかりませんが…。
閉会式はさすがに地味で終始し、映像を多用していました。それもまた仕方のないことです。
オリンピックは平和の祭典、というのはもう当たり前のことですが、
パンデミックのど真ん中が「平和」であったのかどうか、私はいまだに疑問に思っています。
なんたって「コロナとの戦争」の真っ最中でしたから。
早速始まった「オリンピックはどうだったか」の番組。
バブル方式とかいうもので、とにかく「来る人は隔離状態」、
終わってみれば、来日した皆さんの中では陽性率も極端に低く、入院とか重体とか、
そんなことはありませんでした。でも、外ではねぇ。
なんだか「結界の中だけは安全」という感じで、外はと言えば医療ひっ迫、感染者数増大、
情けないのは「密になるな」と言っているのに、沿道にびっしりの観客、
昨夜は競技場の外でごっちゃごちゃの人、人、ヒト…。
結界の外は…一人一人の自覚しかないと思うんですけどねぇ。
これは政府の予定には入ってないらしく「皆様のご協力で大成功」ですと。
とにかく開催され、終了しました。次はパラリンピックです。
さて、いいことばかりではありません。
平和の祭典のはずなのに、国をけなしたり選手をけなしたり…。
今の時代、オリンピックに限らずのことではありますが、ネットが広がった今、
人の心の闇が、以前よりはっきり見えてしまう時代なんですね。
SNSは顔も名前も出ないんですからやりたい放題。
平和なんてどこ吹く風…?
いろんなことを乗り越えて、スポーツは平等、みんなで無垢の心で戦いましょう、のはずなのに。
今この瞬間にも、世界のどこかで爆弾や機関銃がはばをきかせ、命の危機におびえる人たちがいます。
76年まえの今日、長崎に原爆が落ちました。いまだに後遺症に苦しむ人もいます。
スポーツでの闘いは、夢中で応援もしますけれど、本物の戦争は決して支持しません。
今日と言う日、オリンピックの陰に隠れたわけではありませんが、
やはりにぎやかな方に気を取られる自分もいました。
改めて、せめて8月は「思い出す日」「忘れない月」にしたいと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます