ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

お手玉のおまけ話

2012-08-16 13:32:51 | つれづれ

 

まだ「お手玉」話題??

すみませーん、しつこくて。写真も「お手玉」のつもりで作ったものです。

 

例の友人よりメールがありまして、名前と形がわかるように一覧表がほしい…というお話しで。

それはまあカンタンなのですが、だいたいお手玉の形ってさ…という話になって…。

 

「お手玉」は確かに「見慣れた形」があります。

今回「カマス」は、初めて見たというお話しがありました。確かにあまり見ないですよねぇ。

でも、お手玉って、ほんとは「これでなければいけない」…はないんですね。

長い年月かけていろいろな形ができたのでしょうけれど、

時間がなくて、できるだけカンタンなもの…という人もいたでしょうし、自分で新しいものを考えたかもです。

要は「お手玉として使えるか、楽しく遊べるか」が課題なわけで…。

ささっと縫えて、重さや大きさもちょうど使いやすい…で、残ってきたのが今のもの…だと思います。

だから、今の時代でも、いろんなお手玉があります。

 

そういうものを総称して「創作お手玉」というそうで、たとえば、その土地の名物や名産を模したり、

時々「十二支お手玉」なんて見ますね。

そういうものは、既存のお手玉の形かどうかより、その名物や有名なものに似ているか、とか

そこについている図柄や、アップリケなどが特徴なわけです。

ひな人形になっていたり、かわいい動物の顔がついていたり…。

実用的ではないかな…なんてのもありますが、飾ってもかわいいです。

だから、なんでもアリ…なんですよね。

 

そこで…やってみました「創作お手玉」…いや、もうすでにあるかもしれませんが…。

まずは写真の「テトラお手玉」…テトラというと、私は昔、学校の牛乳がこれだったと思うんですが…。

よく小物作りで、長さを長くしてペンケースなどに使われる形です。これは三角錐。

お手玉製作の最初のほうで「できるだけ簡単なものから」なんて書きましたが、

作ってみたら、これが一番カンタンでした。ペレットは40グラム前後です。

 

作り方です。

大きさは6.5×15センチ 1枚  縫い代 5ミリ

これは正三角錐ではありません。

だいたいのテトラです。もし正確にしたい場合は、記事の一番下に書きましたのでご覧ください。

 

短いほうを合わせて「筒」に縫います。その次は赤い線のところを縫って…

 

縫ったら写真のように、赤い○のところをつまんで生地を合わせます。

 

こんな形、ほら、牛乳でしょ。マチ針のラインを口を残して縫ってひっくり返します。

ペレットを入れて、口を綴じて…

 

お飾り糸をつけてできあがり。カンタンすぎて、これでいいんだろうか…と思ってしまった…。

ためしにちと「投げて」みましたが、イケる感じです。

 

もうひとつ、これは「いろんなバージョンOK・丸お手玉」の「トマトお手玉編」

生地 赤い布で直径16センチの円 1枚 これは縫い代なしです。

緑色のフェルト 8センチ×2.5センチ 1枚(縫い代なし)

 

端から3ミリくらいのところをぐし縫いして、絞って縫い縮めます。

口を少し残してペレットを入れたら、更にぎゅっと絞って、できるだけ隙間が開かないように、

糸を渡して綴じます。真ん中からペレットが飛び出さないように、しっかりと!

 

フェルトの下のほうに1センチずつの点(写真では黒点)を打ち、それを目安に丸みをつけた三角にカット。

あまり神経質にならず、適当に大きかったり、とんがったり丸かったり…のほうが自然でいいです。

赤い点々部分をぐし縫いして縮めます

 

「ヘタ」ができました。

 

本体にのせて、ヘタの裏側を本体に縫い付けます。

ヘタと同色の糸を使うと、表に針目が出ても目立ちません。

面倒でもしっかり縫い付けてください。トマトお手玉完成!

 

横から見るとこんな感じ。トマトに見えるかな?

 

この、「丸型」をいろいろな色柄で作り、「ヘタ」をキレイな色のフェルトに変えると…

「花お手玉」(あ…、花の中心の「絞り」がゆるい…)

 

フェルトはサイズ同じで、たとえば最初の黒い点を「6」にして、

ヘタではなく、丸みをつければかわいいお花になります。

以前書いた「フェルト・ワーク」の記事の中に「花」の作り方が載ってました。

最初のフェルトの長さを長くすると、縫い絞っても真ん中の穴が大きくなりますので、

7~8センチ程度にすれば、あとはさほど厳密でなくても大丈夫ですし、

山を三角ではなく丸いカットにすれば、かわいいお花になります。 

 

どんなもんでしょうねぇ。

お年寄りが使うのは、やはり昔ながら…の形が一番ですが、

今の子供たちなら、こんなほうがよろこばれるかもですね。

 

さてさて、友人と話し合った「次の課題」に入っているのですが…何ができるのでしょうか…。

お楽しみに…なんていってますが、ただいま「材料」の到着待ち。

お盆休みで、さすがのネットショップもお休みのところが多かったので…。

今日からは通常勤務…という方も多いことと思います。

とたんに高温注意報がどうのこうの…皆様、お休み疲れが出ませんように。

 

*正三角形の四面体にする場合の製図です。

 

1 左下角の赤丸に半径8センチでコンパスの針を立て、右上のあたりにちょっと線を引きます。

  上の赤丸の線です。

2 下の線上を右に8センチ移動した、下の黄丸に、コンパスを立て、最初の赤のラインと交差させます。

  それが上の黄丸の線です。

3 両方の交差した「点」が青丸です。ここが正三角形の頂点になります。

4 もう一度、黄丸にコンパスをたて、今度は右上に線、

  更に下の直線を右に8センチいったところ「緑丸」で、コンパスを立て、

  同じ要領で、今度は黄丸の線と緑丸からの線の交差点を見つけます。

5 下のそれぞれ赤丸と青丸、黄丸と青丸をつなぐと正三角形になります。右も同じように。

5 全部書くと見づらいので、部分に引きましたが、下のラインの三角が二つ並んだ長さ、

 上は角と、青い点を結んだ線、両脇、これが型紙の線です。これをカットしてください。

 


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4 コメント

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Unknown (とんぼ)
2012-08-17 17:12:55
プリスキラ様

父がエンジニア、母が製図手でしたので、
子供のころから道具をおもちゃにしてました。
仕事でも少しやりましたので、
今でもミニ・ドラフターなど、たまに使いますが、
母が見たら「なんやねん、これは」と言いますよ、きっと。
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Unknown (とんぼ)
2012-08-17 17:10:12
陽花様

あれこれ考えて、お試し作っては「こりゃアカン」…などと、
ずっとやっています。
次のオシゴトを頼まれているというのに…。

楽しいお手玉を作って、子供他ちが興味を持ってくれたらと、
そんなことを思いました。
返信する
図面がすごい! (プリスキラ)
2012-08-17 00:39:36
製図がすごくお上手ですね。平面から立体。イメージができました。
返信する
Unknown (陽花)
2012-08-16 19:44:53
いろんな形のお手玉があるんですね。
手間は掛かりそうですが、トマトの
お手玉かわいいですね。
次は何かしら、楽しみです。
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