また、いただきものです。いろいろたくさん送っていただいたものの中の1枚。
これは絞りの附下、八掛はピンクのボカシです。
クリームの紋綸子、地模様は波柄です。なんのお花でしょうね。
袷ですし、葉の感じから菊…ですかしら。
大胆な柄置きだと思います。後ろまで写しませんでしたが、今のものより後ろの柄も大きくて華やかです。
ほんっとに残念なのですが、こういう地色の宿命とでもいう「シミ」…。
これが全体のあちこちにあるのです。
胴裏もちょっと汚れ気味…。色柄から、昭和30年代かと思うのですが…。
帯は手元にあった、元袋帯の作り替え「半幅」、ですが、
黒地に金銀の袋帯だったらキリリと大人っぽいでしょうし、花と似た系統のローズピンク系なら、
優しい印象になるかなぁと思いました。帯でかなり表情をかえられる着物ですね。
ほんとにもったいない…。
このほかにも振袖がありましたが、それはまたの機会に…。
この二枚はちょっと着用はムリかというものでしたが、ほかに状態のいい、仕付け糸月の羽織など、
若向きに色柄のものをいただきました。朱系やピンク系です。ほんと若い人の色ですねぇ。
只今なんだかあわただしく、ご紹介できずにいますが、いずれ着られるものはアップして、
ご希望の方がいれば…と思っています。友人の娘さんもきっとほしがると思うので、
今、年代別に分け分けしています。こういうお仕事は楽しくって…そんなときだけは「暑さを忘れる」…
勝手なもんですねぇ…。
今日の暑さときたら…まだ7月だというのに、どうなるんでしょ。
皆様どうぞ、お体きをつけて。
地色だけ色を掛けたとしても、シミのところはやっぱり濃くなるでしょうしねえ。
こういう大柄で鮮やかなもの、新しいものではあまり見かけません。
ついつい古着の方に目がいくのも、そういう傾向にもあるなあと思います。
様な気がします。
いま、身長のある方ならお似合いになる
でしょうね。
それでも捨てられずに溜め込んでいて、横目で見てはどうしようかと悩んでいます。
この色柄では、地色を濃くできませんから、
難しいでしょうねぇ。
今は着物を着る人がいないせいか、
柄も大概は万人受けしそうなものばかり。
つまらないと思います。
昔のほうが大胆ですね。
うっかり自分の寸法で着つけたら、丈が長かったです。
きっと背の高いかたのものだったのでしょう。
背が高いと着映えする柄ですね。
丈の短いのは、胴継ぎでもなんとかなりますが、
シミや汚れは、落ちない確率の方が高いですから、
もったいないですよね。
私は、これは着られないというものは、
とにかく解いてしまいます。
解くとパーツに分かれるので、
これとこれをつないで帯、とか、この部分で小物、とか
意外に思いつくものですよ。
何枚かの着物から、1枚にすることもできますしね。
パズルを楽しむ気分です。