「菊の花柄」銀糸でやや光があってきれいです。
さてこれは何かと申しますと、お召しの訪問着です。
全体はこんな感じ、
ダメージはなさそうなのですが、詳しいチェックはこれからです。
すごくステキなのですが、この手の「お召し」は、ほんっとに「重い」…。
ズッシリ、といった感じです。
以前にもお話しいたしましたが「お召し」は、織りの着物、
つまり、糸を先に染めてそれを織って柄を出す…というもので、
ランクとしては本来「紬」と同じはずなのですが、
糸がちりめんで使う糸を使っていること、元々高貴なヒトがきたことから、
ちょっと違うランクづけで、格の高いものに入ります。
ただし、今はこの手の「お召しの着物」は、ほとんどありません。
あるのは大体「縞柄」とか「無地っぽいもの」で、
ほとんど金糸銀糸などもつかわれていません。
昔のこのタイプの着物は、ほとんどの場合、柄がキラキラと光り、
ずしりと重くて豪華ですが、扱いにくい着物でもあります。
なんたって、布ががんばりすぎちゃって、柔らかさに欠けます。
ちりめんや綸子などの「身に添う」しなやかさがねぇ…。
ただし、現代も全くないわけではなくて訪問着なども作られてはいます。
現代のものはもっと糸が細くてしなやかです、ついでに「お高い」です。
こちらはもう一枚、同じお召しの小紋柄、
これがもぉ…まず、色がどう調整しても、ちゃんと出ません。
基本的には「紫系」で、ところどころに見える濃い紫のところ、
実際には、もう少し明るくてハデな紫です。
グレーっぽい菊の部分は銀色、ところどころに見える別の色の菊部分は、
薄茶と赤に近い茶、前身ごろおくみのちょっと黄色っぽいところは「金」です。
お召しですから金だ銀だといっても、地色と重なる見え方なので、
いわばちょっといぶした感じ…なのですが、それにしても「ハデ」…。
こちらは全体に柄が入っているので、なおのこと「布ががんばって」ます。
厚紙を着るとまではいかなくても、妙なハリがあってきづらいです。
それでも、一時期は人気があって、今でも着用可能状態のお召しの着物は
ときどき出てきます。人気がないのは、やはりしなやかな絹のほうが
着易いからでしょうね。
こちらも状態チェックはこれからですが、さてどうしたものか…。
赤いほうは、とてもきれいな色柄ですので、
できれば「着物」として、きられるといいなぁと思っています。
紫のほうは、これだけシャッキリしているなら、いっそ帯のほうが、
とてもアンティークらしくていいかなぁ、とか…。
またまた広げてみたり、身にまとってみたりして、
楽しーく?悩んでいます。
今日は、いつもいく呉服屋さんの大奥さんが何年ぶりかで、
ウチへいらしたり(いつも私がお店にいっているので)
友人に送る「本」の箱詰めをしたりしていたら、
時間がなくなりました。お天気は明日も洗濯OKのようですし、
ちょっと久しぶりに「伸子張り」したいものもあるし、
またいつものように、デブった体でかろうじてホバーリングしながら飛んでます。
書きたいことはいっぱいあるのにー、時間がぁ…じゃなくて、
要するに「休憩」が長くて回数多いのよ、アンタは…しゅみましぇん。
では、本日これにて…、あっお風呂沸かしてないっ!
さてこれは何かと申しますと、お召しの訪問着です。
全体はこんな感じ、
ダメージはなさそうなのですが、詳しいチェックはこれからです。
すごくステキなのですが、この手の「お召し」は、ほんっとに「重い」…。
ズッシリ、といった感じです。
以前にもお話しいたしましたが「お召し」は、織りの着物、
つまり、糸を先に染めてそれを織って柄を出す…というもので、
ランクとしては本来「紬」と同じはずなのですが、
糸がちりめんで使う糸を使っていること、元々高貴なヒトがきたことから、
ちょっと違うランクづけで、格の高いものに入ります。
ただし、今はこの手の「お召しの着物」は、ほとんどありません。
あるのは大体「縞柄」とか「無地っぽいもの」で、
ほとんど金糸銀糸などもつかわれていません。
昔のこのタイプの着物は、ほとんどの場合、柄がキラキラと光り、
ずしりと重くて豪華ですが、扱いにくい着物でもあります。
なんたって、布ががんばりすぎちゃって、柔らかさに欠けます。
ちりめんや綸子などの「身に添う」しなやかさがねぇ…。
ただし、現代も全くないわけではなくて訪問着なども作られてはいます。
現代のものはもっと糸が細くてしなやかです、ついでに「お高い」です。
こちらはもう一枚、同じお召しの小紋柄、
これがもぉ…まず、色がどう調整しても、ちゃんと出ません。
基本的には「紫系」で、ところどころに見える濃い紫のところ、
実際には、もう少し明るくてハデな紫です。
グレーっぽい菊の部分は銀色、ところどころに見える別の色の菊部分は、
薄茶と赤に近い茶、前身ごろおくみのちょっと黄色っぽいところは「金」です。
お召しですから金だ銀だといっても、地色と重なる見え方なので、
いわばちょっといぶした感じ…なのですが、それにしても「ハデ」…。
こちらは全体に柄が入っているので、なおのこと「布ががんばって」ます。
厚紙を着るとまではいかなくても、妙なハリがあってきづらいです。
それでも、一時期は人気があって、今でも着用可能状態のお召しの着物は
ときどき出てきます。人気がないのは、やはりしなやかな絹のほうが
着易いからでしょうね。
こちらも状態チェックはこれからですが、さてどうしたものか…。
赤いほうは、とてもきれいな色柄ですので、
できれば「着物」として、きられるといいなぁと思っています。
紫のほうは、これだけシャッキリしているなら、いっそ帯のほうが、
とてもアンティークらしくていいかなぁ、とか…。
またまた広げてみたり、身にまとってみたりして、
楽しーく?悩んでいます。
今日は、いつもいく呉服屋さんの大奥さんが何年ぶりかで、
ウチへいらしたり(いつも私がお店にいっているので)
友人に送る「本」の箱詰めをしたりしていたら、
時間がなくなりました。お天気は明日も洗濯OKのようですし、
ちょっと久しぶりに「伸子張り」したいものもあるし、
またいつものように、デブった体でかろうじてホバーリングしながら飛んでます。
書きたいことはいっぱいあるのにー、時間がぁ…じゃなくて、
要するに「休憩」が長くて回数多いのよ、アンタは…しゅみましぇん。
では、本日これにて…、あっお風呂沸かしてないっ!
多少の重さは我慢してぜひぜひお若い方に
着てもらいたいものですね。
やはり少ないということで、あまり目にすることができないということなのですね。。。
それにしても、赤い訪問着、とっても素敵です。
私が着るにはちと「赤い」!
裏はちとひどい(黄変とか)ので、
仕立て直しになりますが、これは着てほしいですね。
こちらのほうが紫よりは、柄の少ない分軽いです。
でも持つとズシリときますけどね。
もうなかなかみられませんから、ぜひ着用で!
麻の葉様
古着屋さんでも、たんすやさんみたいな
比較的新しい古着を扱うところでは、
数でないとおもいます。
昔ながらの「古着屋」さん、ですかね。
お召しの見分け方は、つむぎと同じで、
「柄が織りででていること」です。
ざらっとした手触りで、綸子などに比べて
固さと厚みを感じます。
帯だと「織りの柄の帯」「染めの柄の帯」って
すぐにわかるでしょう?あれと同じですよ。
もしや、クッションカバーのような、かばんの生地の様な、織り柄には金や銀の糸が使われていることが多いような、ああいう(どういう?ダ?)生地のことでしょうか。なんとなく、もしかしたらアレのこと?、、と思い当たる気が。。
今日、もう少しくわしいこと書きました。
説明不足だったんですが、記事のようなお召しは
「縫い取りお召し」といいます。
おっしゃるとおりクッションカバーみたいな、
ゴブラン織りみたいな…なんですが、
お召し、という範疇で言うなら、
「縦糸に強撚糸を使っている先染め織物」です。