ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

今日は何の日?

2005-11-09 23:59:40 | つれづれ

今日はもうアップすませたし・・と思ってふと気がついたら今日は
「11月9日」、つまり救急の日、で火災予防週間・・。
こりゃ今日中に、と思って急いで書いてます。

写真は「消化用の防炎布」、名前わすれちゃいました。すみません。
それとスプレー式の簡易消火器です。この二つはいつも台所においてあります。
「防炎布」の方は、もう10年前くらいに買いました。
ずーっと使わずに済んできたんです、ついこの前まで・・。
実は、この前「やっちゃった」んです。フライパンに火が入りました。
揚げ物の油ではなく、ほんのちょっと入っていた油だったのですが、
本当にちょっとしたことで・・・。ハッと気がつくと、真っ黒な煙が!
あっ火がつく!と思った瞬間にボンッと炎が上がりました。
先にお話ししておきますが、実際にはそんなにボウボウと燃えたわけではなく、
あっ火が入っちゃった・・という程度です。でもそれが危ないんですよね。
フタで消えるかなと思いながら、フライパン用のフタをしましたが、
こりゃ脇から漏れるだろう、と思いこの「防炎布」を広げました。
広げて様子を見ていると、案の定消えきらずに「チロチロ」と炎が見えましたので
すぐに上から布をかけて、回りをふさぎました。一発消火です。
何をこがすこともなく、それで終わりました。炎が一番高くあがったのは
ぼーっと一度だけ、40センチくらいでしたか。あとで思い返してみると、
それほど大きな火ではなかったのですが、やっぱり「恐怖心」は起こりました。
一度恐怖心が起きると、気持ちが「焦り」の方に動きだします。
「早く消さなくちゃ」とか「このまま消えなかったら」とか、そういう考えが
ふっと浮かんで、なんと言うのでしょう「おろおろ」というカンジで、
だんだん思考回路が正常にはたらかなくなっていくんですね。
今回は、そうなる前に「落ち着けってば」と自分で押さえられました。
本当に料理の途中なら、そのまま材料放り込んでしまう程度の火でしたが、
消すしかない、という状況ではコワかったです。布には「火の跡」がつきました。
スプレーの左側、色のちょっと変わっているところがそうです。
たいした事ないと思っても、油の火は温度が高いのですね。
本当に気をつけなければいけない、と肝に銘じました。

実は今回、割りと落ち着いていられたのは、むか~しやっぱりやってるせい。
まだ嫁入り前で、実家の台所で「揚げ物」用の油を熱していて、
そのときは、あとは母がやる、と思って後向いて何か別のことをしていたんです。
その母は、私がやると思ってたんですね。それで・・・。
そのときは、本当に50センチ以上、炎が立ったと思います。
私はアタマの中まっしろになって悲鳴をあげ、その声で勝手口の外にいた母が
飛び込んできました。そして火にかぶせて消すために
「マット持っといで」と冷静に言いました。
私が玄関マットを引っつかんでもどり「ハイッ!」と差し出すと、
母は一度手を出しかけて引っ込めると、こう言いました。
「それは高いマットやし、お風呂場のマットにしとき」・・・。

実際には玄関マットを持ってった時点で、母はもうあの大きな炎を
消しておりました。「消火器」のかわりに使ったのは「粉末クレンザー」でした。
昔ありましたでしょ、四角い箱の「カ○ヨクレンザー」ってのが。
今は液体になりましたが、あのころは細かい粉末のものでした。
たまたま前日あけたばかりで、たっぷり入っていましたので、
母は、箱の穴を大きく広げて、炎の上に撒いたというわけです。
ほとんど消えかかっていたので余裕でマットを取替えさせたわけですが、
玄関マットはシャギーマットでヒトからもらったシャレたもの、
一方バスマットは、古いバスタオルを重ねて、母がミシンで縫ったもの。
そりゃあ・・取替えますわなぁ・・。結局マットは用ナシでした。
そのあとエンエンとお説教されたことは、言うまでもありません。
その後、我が家のガスレンジ横には、新品の「粉末クレンザー」を
いつも置くようにしました。今でも「初期消火」には、けっこういいと思います。
ただ、売ってないですねぇ、粉末クレンザー。

2度もドジをやった私に言えること、とにかく「落ち着く」こと、です
燃え上がる炎をみると、どうしてもパニックになりがちです。
オロオロチリチリするキモチを押さえて、わざと「さぁどうやって消すか」
と口に出していってみることです。以前消防関係の方に、
「落・ち・つ・け!」と、自分で大きな声を出すといい、と聞きました。
意識して口に出して言うことです。
空気が乾燥してきました。みなさんくれぐれも火の用心ですね。


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4 コメント

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いざというとき本心がわかる? (とんぼ)
2005-11-11 00:24:17
うっかり・・って、ほんとにこわいですね。

実際おおごとになったら「うっかり」なんて

理由にもならないんだけど、

そのときは、どう考えても「うっかり」なんですよね

でも、お二人とも大事にいたらずよかったです。

あっ私もだ・・。お互いきをつけましょうね。
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同じく ()
2005-11-11 00:12:13
結婚当初

自分一人の昼食を作るのにアルミの厚手のゆきひらで水を沸かしていて、うっかりドアを閉めてテレビに見入ってしまい、ドアを開けたら煙がもうもう。

えっ  あーーーー

鍋は五徳の上で解けてました。

持ち手の木は焦げてもいず、ガス台に落ちていました。

火事にならなかったのが不思議なくらいです。



今は武者子さんがおっしゃる通り、着物が一番心配になります。

我が子は自分で逃げられるけれど、着物は自分から逃げれ無いのだ。

返信する
いやーおんなじですわー (とんぼ)
2005-11-10 01:05:42
火が出たら、地震がきたら、

とにかく「これだけは」と思う着物はえーと・・。

かついで出るるとすれば5枚が限度か・・。

いや帯も一本はないと・・。

おーい、その前に子供はどーすんじゃー。
返信する
ワタクシメモ・・・。 (武者子)
2005-11-10 00:39:16
天ぷら鍋、思い出しました、やっちゃった、そうそう、私もやっちゃったコトがあります・・・。



何センチ火が上がったとか、そういうのは覚えていないんですが、ガスレンジの真上にある換気扇の化学繊維製のフィルターが、ちりちりと燃えて溶けてしまいました。

でもその時は、とっさにガスレンジの火を消したら天ぷら鍋の火も消えたんです。

なので、びっくりはしましたが、正直、なんだ、こんなもん?!、と思いました。



で、何年か経って、子供向けの防災イベントみたいな催しに参加した時に、消防士さんに『やー、天ぷら鍋から火ぃ出した事あるんですけど、意外とカンタンに消えるんですねー』と経緯を話したら、『奥さん、それはめちゃくちゃ運が良かったですね・・・』と言われ、その時初めて青くなったおバカです。



最近は、火事になったら着物全部燃えちゃう、それはヤバい、火災予防じゃ!!、と、そればかり考えているワタクシでございます(ふつー子供の安全を第一に考えるだろーぉぃぉぃ)。





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