ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

フッカツへの助走?

2012-04-24 21:02:10 | つれづれ

 

写真は、裏庭の「ふき」…「ふきのとう」だったものが、あっという間に伸びました。

今年は豊作でしたから、花の数も多いです。あー…始末しないとまたジャングルですー。

 

結局まだモタラモタラとやってます。

実際、皆様にもご心配頂いたとおり、加齢とは悲しいもので、回復力も劣ってきていると感じます。

とりあえず、いきなり全力で走り出さず、ちょっとゆーっくり助走をつけて動き出そうと思います。

そんなわけで、今日はとてもいいお天気でしたので、まぁルーティンの洗濯だのはやりましたが、

あとはまた、テレンコロンと、すごしました。

 

それにしても急に暑くなって、昨日は3月今日は5月…春はどこ??

たらたらするにはキモチのいい日でしたが、ニュースはもう腹立たしいとか、やりきれないとか、

そんなことばっかりですね。昨日の「18歳の無免許・いねむり運転」は、

もうもっていきどころのない怒りで、ご遺族の気持ちをおもうと、ほんとにやりきれません。

中学生の「バスジャック」もそうですが、いったい何を考えているのか、どうにも理解できません。

こういうことがあると、私などは年齢的に「親は」と思ってしまいます。

「親の顔が見たい」「この親にしてこの子あり」なんて言葉は、もう死語になっているのでしょうか。

もう以前から気になっているのですが、こういうことがあったとき、親がインタビューに答えることがあります。

たしかに「申し訳ない」とか「とんでもないことして」とかいうのですが、

うまくいえませんけれど「子供と親の距離感」を感じるのです。

なんというか親は親、子供は子供…といいますか、親と子供が密着しているはずの部分が見えない…。

 

今回の親の言葉、最初にニュースで見たときは「免許がないから、乗っているとは知らなかった」と言いました。

でも、かつて無免許でつかまっていたんですよね。しかも近所の人は、彼が車に乗っているのを見ている…。

「知らないわけがない」…調べればわかることなのに、誰をかばっているのか…自分でしょ。

一応「申し訳ない」とか「一生かけて償わなきゃいけない」とか、言っているのですが、

なんか「他人事」の立ち位置でいっている感じがしてならないのです。

土下座しろとは思いませんが、せめて「親がしっかりしていないからこんなことになって」とか

「息子の素行に目が届かなくて恥ずかしいことだ」とか、そういう言葉があるべきだとおもうのですがねぇ。

もちろん、テレビというのは、必ず「編集」というものがされて、視聴者に「こう感じてほしい」なんてことだけ、

勝手に放送しますから、全部聴いたわけではないので一方的ですが…。

それにしても、言い方そのものが、なんといいますか、

不謹慎な言い方ですが「自分ちのネコが、隣の金魚食べちゃった…」程度の感じにしか聞こえないのです。

「やったのはうちのネコだから謝るけど、ネコのやることはわかんないから」みたいな??

 

「希薄」と言う言葉を最近よく耳にするきがします。

親子関係、夫婦、友人、会社と社員、店員と客…。

昨日「ケータイに話しかける」と言う記事を書きましたが、いろんなものが機械化されて、

切符もタバコもジュースも、ダレとも喋らず買える、スーパーでは勝手に品物を選び、

二つ買うからおまけしてよ…なんて会話もない、何年住んでいても、お隣の家でお茶を飲むことはない、

お給料も振込みになって、薄っぺらい(とーちゃんゴメン)給料袋を「お疲れ様でした」と、

感謝しつつ受け取るなんてこともなくなりました。

初めて「振込み」になったとき、同じ形の給料袋から出てきたのが細長ーい「給料明細」で、

なーんかありがたみ薄れるねぇ…とおもったものです。

 

バスジャックをした少年は、なにやら言っていることがコロコロ変わるようですが、

とりあえず部活の顧問に「もしバスジャックすると言ったら…」と電話で言っていたとか。

「とめるよ」と答えたそうですが、この少年は「誰かにとめてほしい」だったのでしょうか。

「誰かにかまわれたい」だったのでしょうか。電話の相手はなぜ親ではなかったのでしょうか。

その先生は、電話を聞いてなにか異変を感じなかったのでしょうか。

 

ある番組でMCが「最近、親も大人も子供を叱れないんだよね」と言いました。そのとおりだと思います。

気がついたら、注意すると『うるせぇクソババァ』なんていわれるようになっていて、

恐くて叱れない時代になっていました。私たちの年代にも責任はあるのでしょう。

ここでグチをこぼしても、何の解決にもならないことで、よけいにやりきれませんが、

法律のややこしさで、おなかの赤ちゃんも一緒に命を絶たれた被害者もいるというのに、

「過失」になる可能性が高く、長くても懲役7年…ときいて、書かずにいられませんでした。

刑務所に長くはいっていればいいと言うものでもありませんが、

少なくとも今の状態では、ご遺族の方々の思いはどれほどかと…。

願わくば、遅いけれど少年達が、自分のしでかしたことの本当の罪の重さをしっかり理解しますように。


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2 コメント

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Unknown (陽花)
2012-04-24 21:41:50
昔の親は人様にうしろ指をさされない様にと
我が子には厳しくしつけましたね。
今は我が子をちゃん付けで呼び、何かあると
相手が悪いとせめる親ですから、親の背中を
見て子供は育っているんですよね。
親や先生が怖いものになっていて目上の人に
は敬語を使うという事も消えかけているのか
と思う事ばかりです。
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Unknown (とんぼ)
2012-04-25 16:35:33
陽花様

昔は、子供がやがて社会に出て行くために、必要なことをしっかり教えたと思います。
よく「世間様に申し訳ない」とか、そういう言い方で
ヒトとしてしっかりしなさい、みたいなこと、言ったものですよね。

わが子がかわいいのではなく、わが子だけがかわいい…みたいで、
親の姿勢が変わりました。
なんだか、こわいことがずっと進んでいる気がします。
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